第70回水彩連盟展に行って。
4月の或る小春日和で爽やかな日に、愛すべき仲間達と六本木の新国立美術館の水彩連盟展へ行って来ました。今回は、その同展から知人5人の方の5作品を陳列致します。
5人の方には当誠茅庵美術館への陳列をさせて頂きありがとう御座います。
さて今回は第70回記念展だそうです。節電協力と言うことで一時は開催も危ぶまれたそうですが、閉館時間を1時間繰り上げる日が数日あったもののまずは多くのギャラリーが入場し盛況だったようです。特に今年は記念展と言うことで又一段と力作が揃っているように感じられました。
同展では何時もその大きさ見事さに圧倒され、よくギャラリーの方に油彩画と見間違えられる程の迫力ある画面、画風、タッチ、そして現代的な美的感覚を取り入れた作品、抽象画、心象画、半心象画に驚き、会場を一回りすると一寸した疲労感さえ覚えるようです。
それでも帰りに寄った毛利庭園の一寸早めの桜と美味しい珈琲やビールに癒されて堪能できた1日でした。余震の不安もありましたが電車も何事もなく、丸の内の「かこいや」の昼食も思ったより美味しくホッとしました。芸術鑑賞とは腹がへるものです。
何事もない平和、平穏というのは、好きな絵を見たり、自然を愛でたり、楽しい人と談笑したり、しかも美味しい物を食べられて、何と良いものなのでしょう。
こういうのも人生の1つの大きな喜びでありましょう。
しかし当地では、あの地震も喉元過ぎて、自分達だけ楽しんでは居られない気もします。
東北にも原発にもそして日本中に、早く暖かい穏やかな平和な時間が来ますように!!