誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

24展ー14 企画NO,11 第23回鶴彩会水彩画展よりー(序)    

2012年09月09日 | Weblog

 初めに

今年も鶴彩会展の時期を迎えました。同展はもう23回になるそうです。

私は20年位毎年見続けて来たでしょうか。この美術館でももう何度も陳列させて頂いて

居ります。当館にとってもなくてはならない大事な展覧会です。

現在35名の会員方で毎月2回、1回は実技で風景を中心に静物等を、もう1回は先生の

具体的なご指摘や技術論、絵画論を交えた講評を皆で聞いての合評会だそうです。

長い歴史、実績もさる事ながら、森治郎先生の絵への深い造詣と情熱と識見と指導力

の賜なのでしょうか。会員皆さんの研鑽振りと才能のゆえでしょうか。同会は間違いなく

素人の絵画集団としては市内はむろんのこと関東近郊一円でも、まずは最高レベルの

一つだと思います。

具象画でも心象画にしてもどの作品も安心して見ることが出来ます。80号の様な大作

の心象画、そしてそれと同じ作者の10号の具象画でもその実力が、はっきりと見て

取れます。

20年間のうちには、人も代わり全体としての画風も変わる時期もありましたが、やはり

常に高い水準と風格のある雰囲気を保っています。

今年も心に響くような素晴らしい展覧会でありました。

 それでは、当館でもいつも許可を頂いている方々13人の26点を陳列することが出来

ましたので、どうぞごゆっくりご覧下さい。出品目録の順の通りに陳列致しました

 


24展ー14 企画NO,11 第23回鶴彩会水彩画展よりー(1)    

2012年09月09日 | Weblog

 

    鶴彩会作品NO-1/26

      石川さん 作品の1/2

       石川 功さん 画  『西伊豆』   F30

     「絵とはその作者の人柄をも表し、時にはその人生までも語るもの」と聞いたこと

     があります。石川氏の作品を見ていると、生きる喜び、希望そして幸せで明るい

     お人柄を感じてしまいます。

     次の蓮池もその色合い、バランス、配置が素敵です。

 

 

 


24展ー14 企画NO,11 第23回鶴彩会水彩画展よりー(3)    

2012年09月09日 | Weblog

 

     鶴彩会作品NO-3/26

      大木さん 作品の1/2

        大木 幸子さん 画   『バカンス』   F40

     いつものこの大木さんの踊るような奔放とも言える流れる様な筆のタッチは

     昔から大いに関心、興味を抱いておりました。

     とても新鮮で個性的で情熱的で、見れば見るほど人を飽きさせません。

     一見したときは何だろうと、よく見ているとやがて焦点が合ってきます。

     すると絵が動きます、空気が動くようです、絵の中の音が聞こえるようです。


24展ー14 企画NO,11 第23回鶴彩会水彩画展よりー(5)    

2012年09月09日 | Weblog

  

    鶴彩会作品NO-5/26

     金築さん 作品の1/2

       金築 翠さん 画   『輪転 A』   F80

    今年も ひまわりバージョンに会えました。

    このテーマを様々にモデファイされ、その湧き出るような豊かなバリエーション

    にはいつも驚き感心し、何とも言えず胸に感ずるものがあります。

    毎年見るのが楽しみです。どうぞこれからもお元気で、素晴らしい作品を期待

    しております。

 


24展ー14 企画NO,11 第23回鶴彩会水彩画展よりー(7)    

2012年09月09日 | Weblog

 

    鶴彩会作品NO-7/26

     熊澤さん 作品の1/2

      熊澤 梅子さん 画   『晩夏の浜辺』   F60

    長年の廃船シリーズから、一寸感じが変わってあの頃よりも明るい  

    色調と雰囲気で描いて居られます。

    あの廃船シリーズの個性的な感じを残しながら、ここでも個性的で

    素晴らしいデッサン力とで迫力ある作品です。


24展ー14 企画NO,11 第23回鶴彩会水彩画展よりー(9)    

2012年09月08日 | Weblog

 

    鶴彩会作品NO-9/26

      小島さん 作品の1/2

     小島 法子さん画  『イタリアの街 Ⅰ』  F60

     小島さんのイタリアシリーズももう何年かのお馴染みです。

     落ち着いた安心して見れることの出来る絵です。

     澄んだイタリアの古都の雰囲気を伝わります。屋根の色、壁の色合いが素敵です。

     安心して見れる絵というのは、良い絵の条件の一つなのだとつくづく思わせて呉れます。