初めに
今年も鶴彩会展の時期を迎えました。同展はもう23回になるそうです。
私は20年位毎年見続けて来たでしょうか。この美術館でももう何度も陳列させて頂いて
居ります。当館にとってもなくてはならない大事な展覧会です。
現在35名の会員方で毎月2回、1回は実技で風景を中心に静物等を、もう1回は先生の
具体的なご指摘や技術論、絵画論を交えた講評を皆で聞いての合評会だそうです。
長い歴史、実績もさる事ながら、森治郎先生の絵への深い造詣と情熱と識見と指導力
の賜なのでしょうか。会員皆さんの研鑽振りと才能のゆえでしょうか。同会は間違いなく
素人の絵画集団としては市内はむろんのこと関東近郊一円でも、まずは最高レベルの
一つだと思います。
具象画でも心象画にしてもどの作品も安心して見ることが出来ます。80号の様な大作
の心象画、そしてそれと同じ作者の10号の具象画でもその実力が、はっきりと見て
取れます。
20年間のうちには、人も代わり全体としての画風も変わる時期もありましたが、やはり
常に高い水準と風格のある雰囲気を保っています。
今年も心に響くような素晴らしい展覧会でありました。
それでは、当館でもいつも許可を頂いている方々13人の26点を陳列することが出来
ましたので、どうぞごゆっくりご覧下さい。出品目録の順の通りに陳列致しました