誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

23展ー6 第27回ちがさき平和美術展よりー1

2011年07月30日 | Weblog

  ちがさき平和美術展

また暑い暑い夏が巡ってきました。すると今年も「ちがさき平和美術展」です。
私の中では同展は、もはやもう夏の風物詩の1つの如しであります。
期待通りに今年も会場にお邪魔したのは、カラリと晴れた暑い日でありました。
節電の今年は、クーラーならぬ超大型の扇風機が各コーナー毎にフル回転でした。
会場には先生の穏やかな笑顔が、会員の皆さんの明るい笑顔もあって、いつもの素敵な雰囲気に溢れていました。
今回も,お会い出来た方には直接に、出来なかった一部の方々には、今年も藤田さんを経由して陳列の許可を頂きました。皆様に感謝申し上げます。
残念ながら、他にも沢山陳列したい作品がありましたが、お目にかかれずやむなく今年は断念せざるを得ませんでした。これだけが残念なことでした。

アクリル、水彩油彩、ガッシュにパステル、日本画、切り絵、墨菜、銅板、
デッサン、彫刻ありとバラエティに富んだ152点の作品が並ぶ、今年も見応えのある素晴らしい展覧会でした。

それではその中から、14点の11人の作家の作品をごゆっくりご覧下さいませ。
11人の方々はに改めて心から御礼申し上げます。

23展ー6 第27回ちがさき平和美術展よりー2

2011年07月30日 | Weblog

  たがさき平和美術展

   作品NO-1/14

   藤田 日出男先生 画  『フクシマ (Ⅰ)』 P20 パステル

   まずは藤田先生の作品からです。
   時局を捉えた思索的な作品です。その社会的な深い物思いを、さすがに
   見事に表現されているように思いました。

23展ー6 第27回ちがさき平和美術展よりー3

2011年07月30日 | Weblog

  
  ちがさき平和美術展

  作品NO-2/14


   永井 君恵さん画  『ベローナ』  F50 油彩

 エメラルドグリーンやマリンブルーでしょうか、いつもこの方の明るくそれでいて
 深い色調には見せられています。
 私はもう長い間、毎回のこの作者の地中海ブルーのファンであります。

23展ー6 第27回ちがさき平和美術展よりー4

2011年07月30日 | Weblog


  ちがさき平和美術展

  作品NO-3/14

   鈴木 登吉さん画 『陽光 Ⅱ』 F50 油彩

 この作者のいつもの重厚なタッチが素晴らしいと思います。
 アミーゴ展や絵ふで展での作品も陳列させて貰いましたが、この『陽光Ⅱ』の
 明暗の妙は心に残ります。奥深い絵で館長の好みです。

23展ー6 第27回ちがさき平和美術展よりー5

2011年07月30日 | Weblog


  ちがさき平和美術展

  作品NO-4/14

  佐藤 典子さん画 『12月午後3時』 F8 水彩

 いつもながらの腕達者で感心ばかりです。
 大胆にそして案外ラフに描いて居られる様でありながら、一寸離れて見ると、
 林檎はあくまで丸く存在し,触れば転がるようです。
 この出来映えは、センスなのでしょうか、テクニックなのでしょうか。 

23展ー6 第27回ちがさき平和美術展よりー6

2011年07月30日 | Weblog


   ちがさき平和美術展

   作品NO-5/14

    冨田 敏子さん画 『倉敷美観地区』 M15 油彩

 この作者は館長の絵の先輩です。絵でも人生でも良き師でもあります。
私のような不肖の後輩を残して、水彩から油彩画に転向されてしまいました。
油彩画でも又一段と腕を上げられたようです。
この絵でも、水に深みがあり遠近感も確かです。やはりお好きな油彩の方が向いているのでしょうか。羨ましいことです。

23展ー6 第27回ちがさき平和美術展よりー7

2011年07月30日 | Weblog


  ちがさき平和美術展

   作品NO-6/14

   岩壁 洋子さん画  『祈り』 F15 油彩

いつもは山や湖を主なテーマで素晴らしい作品を描いて居られますが、今回は珍しいモチーフです。この建物の色も如何にも油絵らしい色が出ています。この廃墟の建物に平和への祈りの雰囲気が感じられます。

23展ー6 第27回ちがさき平和美術展よりー8

2011年07月30日 | Weblog


  ちがさき平和美術展

   作品NO-7/14

    坂江 武さん画 『明日への輝き』 F12  油彩

この方とは、昔、何年間だったか淡彩画教室でご一緒しました。
正直、油彩画がこんなにお上手とは‥‥、驚きそして感動です。あの当時から既に油彩画を長くやって居られるとは、聞いてはおりました。今にして思えば、淡彩画の何を学びにみえて居られたのでしょうか。淡彩画が本業の油彩画に与えた影響はどうだったのでしょうかと、一度聞いてみたいものです。

23展ー6 第27回ちがさき平和美術展よりー8

2011年07月30日 | Weblog

  ちがさき平和美術展

   作品NO-8/14

    坂江 武さん画  『真白き静寂』 F12 油彩

  淡彩画時代はお互い雪の表現にはいたく苦労したものですが、これは見事な
  雪の雰囲気十分な出来映えです。
  静寂感と積もった雪の柔らかさをも感じます。

23展ー6 第27回ちがさき平和美術展よりー9

2011年07月30日 | Weblog


  ちがさき平和美術展

   作品NO-9/14

   石井 君江さん画 『色取り取り』 F10 油彩

  達者で素晴らしいデッサン力で、その彩色も清純な爽やかさを感じます。
  絵はその人を表すと言いますから、やはりお人柄なのでしょう。
  花の立体感も壺の存在感もお上手ですね。