さて会場に入った瞬間、感じたのは間仕切りの展示壁が二列もあって、陳列点数から
やむを得ないことでしょうが、一寸した圧迫感でした。
それから、間仕切り壁の為にどうしても絵を近くから見ることになる勢かもしれませんが、
今回の展示は私の目線で見ても(背は低い方ですが)絵の高さが一寸低い様な印象でした。
作品もそして題名作者のカードも、少し前屈みになって見なければなりません。これはもう
3~5センチ位は全体に高い方が良いのではと思いました。作品には感嘆しながらも珍しく
そんな事を感じた今回の展覧会でした。
ところで古い会員の方の絵は遠くからでも直ぐ分かります。それぞれ個性的で構図、色使い、
筆のタッチの違いですぐ分かるのです。一年ぶりに見るその画風に懐かしささえ覚えます。
それぞれ皆さんがご自分の持ち味や世界を作っておられるのは素晴らしいことです。
絵はその人の人格を、人生そのものも表現していると聞いたことがあります。絵は人なりとも
言われてます。そうすると作者の性格、思考、趣向、性別、年齢、容姿までも表現してしまいそうです。
時々絵から受ける想像とは真逆であったり、裏切られることもありますが、考えてみると成程なぁと
思う場合の方か多いかも知れません。
それでは会場で頂いた目録の、たまにはアイウエオ順の逆も良いかなと、逆に陳列してみました。
12人の知人の23展をどうぞご覧ください。批評解説などは無しで、簡単な作者の説明、モチーフ
のことなどだけに致しました。 ではごゆっくりとどうぞ。