誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

2018展ー(5)第29回茅ヶ崎鶴彩会 水彩画展よりー(序ー1)

2018年07月29日 | Weblog

 

           いつもは文化会館での鶴彩会が、今年で2回目になるでしょうか駅前の市民ギャラリー

           での開催です。来年は改築改装工事も終わるそうで、ここの狭い会場ではこれが最後でしょう。

           やはり会場のスペースの関係でしょうが、いつもの同展らしい大作などが無く10号~15号      

           が中心で、勿論大きければ良いというわけではありませんが、やはりいささか迫力に欠けるのは

           已むを得ないことでしょう。

           31人の会員の62点に、森治郎先生の2点と計64点が並んでいました。

           小品ながらも、さすがの実力を示すような力作ばかりで、落ち着いた迫力に溢れています。


2018展ー(4)第36回茅ヶ崎美術家協会展よりー(序ー2)

2018年07月29日 | Weblog

 

            さて会場に入った瞬間、感じたのは間仕切りの展示壁が二列もあって、陳列点数から

            やむを得ないことでしょうが、一寸した圧迫感でした。

            それから、間仕切り壁の為にどうしても絵を近くから見ることになる勢かもしれませんが、

            今回の展示は私の目線で見ても(背は低い方ですが)絵の高さが一寸低い様な印象でした。

            作品もそして題名作者のカードも、少し前屈みになって見なければなりません。これはもう

            3~5センチ位は全体に高い方が良いのではと思いました。作品には感嘆しながらも珍しく

            そんな事を感じた今回の展覧会でした。

            ところで古い会員の方の絵は遠くからでも直ぐ分かります。それぞれ個性的で構図、色使い、

            筆のタッチの違いですぐ分かるのです。一年ぶりに見るその画風に懐かしささえ覚えます。

            それぞれ皆さんがご自分の持ち味や世界を作っておられるのは素晴らしいことです。

            絵はその人の人格を、人生そのものも表現していると聞いたことがあります。絵は人なりとも

            言われてます。そうすると作者の性格、思考、趣向、性別、年齢、容姿までも表現してしまいそうです。

            時々絵から受ける想像とは真逆であったり、裏切られることもありますが、考えてみると成程なぁと

            思う場合の方か多いかも知れません。

 

            それでは会場で頂いた目録の、たまにはアイウエオ順の逆も良いかなと、逆に陳列してみました。

            12人の知人の23展をどうぞご覧ください。批評解説などは無しで、簡単な作者の説明、モチーフ

            のことなどだけに致しました。 ではごゆっくりとどうぞ。

 

       


2018展ー(5)第29回茅ヶ崎鶴彩会 水彩画展よりー(1)

2018年07月29日 | Weblog

 

                 頼藤 洋志さん 画ー(1/2) 『セガンティーニ美術館』 F10

                    こうした西欧の建築物を具象的にお描きになるのがお得意です。

                    建物の絵は、しっかりした基本のデッサン力がないと、観る人に

                    とかく不安感、違和感を与えるものですが、これは楽しみながら

                    安心して見ることが出来ます。

                    このきっちりした緻密さは、作者の真面目なお人柄の表れでしょうね、きっと!


2018展ー(5)第29回茅ヶ崎鶴彩会 水彩画展よりー(3)

2018年07月29日 | Weblog

 

               真弓 千枝さん  画—(1/3) 『 新緑の公園 』  F10

                  木々や深い森の緑の表現がお得意です。昔から緑を中心に巧みに使い

                  いろいろな風景を描いて居られます。

                  この絵の中の人物のお2人が、今の天皇皇后陛下ご夫妻をイメージ

                  しているのではという噂でした。そう言われれば成程、見れな見るほど……。


2018展ー(5)第29回茅ヶ崎鶴彩会 水彩画展よりー(6)

2018年07月29日 | Weblog

 

               内藤 幸雄さん 画ー(1/2)  『 地曳漁の海 』  F20

                  会長さんだそうです。緻密で細密で正確で、私などのいい加減な絵とは、まさに真逆の

                  世界です。とても真似の出来ないもので、毎回感心して思はず見入ってしまいます。

                  先生の絵の感じに似ている、似て来たとは丁度傍に居た一人の或るギャラリーの独り言でした。


2018展ー(5)第29回茅ヶ崎鶴彩会 水彩画展よりー(8)

2018年07月29日 | Weblog

 

                髙橋 嘉子さん  画ー(1/2)  『 入江の町(三浦) 』  F20

                   卓上シリーズからヨットシリーズを経て、現在は古都の遠望をモチーフにしていますが、

                   これはその合間に描く小品でしょうか。小さなものでも大きなものでもそのタッチは

                   当然のことながら、変わらないのが面白いところです。