この案内状のようになかなか爽やかな作品展でした。
スケッチ展と銘打っているだけに気持ちよく安心してみることが出来るのです。
さすがに皆さん、スケッチ画や淡彩画の特徴を生かして、淡く薄くきれいで、
とても洒落た作品ばかりでした。
あっさりして短時間に仕上げられそうな、如何にも現代の風潮を反映している
ような都会的なセンスとでもいうのでしょうか。
この会は講師こそおられるが、必ず毎回何処かへスケッチに出る、つまりスケッチ
行が専門のグループだそうでこれもユニークでとても面白そうです。
23人もの会員が各4点づつの出品で、ここの盛況ぶりが伺えます。
室内でデッサンに専念する会とか、静物だけを時間をかけてじっくり描き込むという
サークルにはない楽しさ良さがあるのでしょう。
外に出て、軽くスケッチを楽しむというのは、何とも楽しそうです。
趣味のお絵描きとしては、多くの方に好まれるスタイルであるのが分かるような気が
します。
この会には、私が所属している水彩画グループでご一緒している3人の方がおられます。
お3人とも、絵画かなりお好きで、それだけに幾つかの会に所属し、熱心で、多作なのに
感心するばかりです。
ご一緒している水彩画グループでの作風とは当然ながら一味違うところも一興です。
さて、3人の方にお願いして、その3点づつの9点を当館で陳列させて頂きましたので
どうぞごゆっくりご覧ください。