誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

24展ー10 企画の7 いろいろ色彩展よりー(1)

2012年06月25日 | Weblog

 知人からこんな案内状を貰いました。
いつもいろいろ頂くサークルや教室とかプロの画家の個展などの案内状とは一寸違った感じなのです。先生の絵があり6つのグループの全員の名前が並んでいます。
展示会の名称も何やら楽しそうです。会場でも先生ご夫妻そしてそのご両親やお子さんの絵ありというもので、メンバーの方には色鉛筆あり水彩油絵アクリル画ありとバラエティーにとんでいます。ユニークな展示会です。
先生ご家族の独特な緻密で観念的な情緒の世界の作品に感心し、特にご両親の作品では、その生きて来られたあの頃にこんなにもモダンで心象的な象徴的な作品を時代を超えて或いは先取りして描いて居られたことに感じ入りながら拝見しました。

さて当館では、安田 武さんの色鉛筆画を2点展示させていただきました。
他にも是非当館でもという作品が多数ありましたし、又他にも何人か知った方も居られましたが、お会いできず当館への陳列のお声をかける機会が無くとても残念なことでした。

24展ー10 企画NO,7 いろいろ色彩展ー(2)

2012年06月25日 | Weblog

  安田 武さん画  『美術館への道』  色鉛筆画 


この展示会の正式名称は、色彩を「いろいろ」と読ませて、「ぎんのほし いろいろ いろいろ展」というのでしょう。市内六ヶ所でそれぞれ六つのグループとして活動されているそうです。
「こうのりうすけ・理枝」とおっしゃるご夫妻が指導されているそうです。その6グループが一同に会しての大展示会という愉快で楽しいものでした。

その案内文に、『絵の具で色鉛筆で、夢を形に、思い出を心に描きます。楽しくてわくわくする絵を描いてます。絵を描くことは愛することの表現、人生を語る表現、上手下手よりも楽しくおしゃべりしながら笑顔を大切に見て下さい』とありました。
私などもこれには強く共感共鳴を覚えます。会場には何となく温かい優しい雰囲気が漂います。
これもボランティアとしても活躍して居られるという理枝先生という方の心の温かさの反映でしょうか。

趣味というのは興味のあること、関心のあること、気になることを選び一人でやるのも良し、グループに入ってやるも良しですが、グループならばそこが明るく楽しい所であることが最低必要条件でしょう。この会はきっとそんな所なのだろうという感じがしてきます。

絵は単なるきれいな色塗り、お絵描きで良しとするのではなく、下手でも個性的であり、その作者の人間像を何となく表現し、その喜怒哀楽を、人生を人生観を知らず知らずに表現しているのを、たとえ趣味ではあってもそんな絵を描きたいものです。




24展ー10 企画の7 いろいろ色彩展よりー(3)

2012年06月25日 | Weblog

    安田 武さん画
    
      『明日へ』  色鉛筆画

安田さんとは「日よう会」という水彩画グループで現在もご一緒しています。
いつもとても真摯な姿勢で描いて居られます。そのくせ飄々としたキャラクターでの
先生とのやり取りでは、教室に何とも言えぬ明るい雰囲気を醸してくれています。
同氏を見ていると、描くことが本当に楽しそうで何だかこちらまで嬉しくなります。

こうした空気や絵を描いて楽しく皆と一緒に居て楽しく話も笑いも弾んで、しばし
時間の経つのも忘れて……というのが、この世界での醍醐味であり生き甲斐でもあり、
健全な心身の維持や長生きへの特効薬かも知れません。

その点、この展覧会の皆さん方は理想的な趣味のありよう、グループのあり方を程良く
具現して居られるように感じました。
皆さんが奔放に気儘に自由に自分の感じた世界を、自分の色で自分の画風で楽しんで
居られる様にお見受けしました。
ますますの同会、同グループの発展にエールを送りたくなります。  以上。


  本日はご来場有難うございました。
  来月には、恒例の「茅ヶ崎美術家協会展」と「ちがさき平和美術展」からの展示を
  予定しております。どうぞ又のご来館をお待ちしております。