誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

22展ー3 則武さんのニュージーランド紀行より

2010年02月25日 | Weblog
  則さんのスケッチ画展へのご挨拶!

本日は、ようこそ御来館下さいました。しばらく新展示がなく申し訳ありませんでした。
いよいよ暖かくなって来ると、いろいろな活動が始まります。絵心も詩心も刺激されます。
さて今回は、いつもの展覧会からではなく一寸変わった企画展をご覧頂きます。
私の絵での朋友である「則武清司」氏のニュージーランドで描いたスケッチを、もちろん
ご本人の承諾を得て、14点を陳列致しました。

同氏とは8年前に絵の教室で知り合い、爾来グループとして或いは個別的にスケッチ行や
合評会、飲み会食事会等を通じて、仲良く楽しくお付き合い頂いて居るわけです。

彼は背も長いが顔も長い、陽気な冗談好きな明るい好漢です。大学時代はバレーの選手で
(踊りではない方です)、あくまで一見、体育会系タイプです。
しかしお付き合いをしていると、なかなかナイーブな人でもあることに気付きます。
その反面では、どんな事にも、どんな人とも、例えば30人も集まれば必ず1人2人位は
居るという狷介な人間のどんな言動に対してでも、全く気にもかけないか、気持ちよい程の
無関心を保ち、少しも動ずることも怒る事もない、大変な大人物でもあるのです。
私などはいつもそれを羨ましくも感心もしているのです。

ナイーブな面では、其の絵が表現しています。大物振りでは、どんな人間とも仲良く付き合
えるという理想的なオールマイティタイプだと言うことが証明しています。
人にはやさしく、我々おじさん仲間の中では1ランク若い勢でしょうが、(我々はそう信じて
いるのですが‥)他の何処のグループでも、周りの女性群には抜群の人気で、頼られているとか
聞いています。
彼は絵の他に、旅行、自転車ハイク、バードウオッチング、カメラ、水泳とその趣味はとても
多彩なのです。
この10年位の絵の経験とのことですが、描いてる枚数は抜群で大変な上達振りで驚きいつも
感心ばかりです。
『絵の上達はその描いた枚数に比例するもの』という言葉を、それこそ絵に描いた様な方なのです。

定年後の趣味の世界では、もしこれをやっていなかったら知り合うことはなかったろうなぁ!
やっていて良かったと思うような、男性や女性との出会いがあります。そんな出会いは実に楽しく
人生を温かく豊かにしてくれるものです。
時には大きな失望をするような,これさえ無かったならなぁと思うような苦い出会いとの遭遇もあるでしょうが、
これはいろいろな人間の共存する現世では必ずあることでやむを得ない現実なのでしょう。
しかしそんな1人に出会ってしまった悲しみも、素敵な人々数人との出会いがあった事を考えれば
、後悔よりも心温かい楽しい思いで満たされます。
これこそ趣味の効用で、そのお陰で人生は充実した気持になれるのでしょう。

さてそんな楽しい仲間のお一人である則武さんが、昨年暮れから年を跨いで1月中旬まで
ニュージーランドへ単独で(我々との忘年会も合評会も休んで)スケッチ旅行に行かれたのです。
先日、その報告会があり、素敵なスケッチの数々を見せて貰いましたので、
皆様にもぜひ観て頂こうと、キユウイワインの香りとともに当館でも陳列した次第です。

相も変わらず、私のカメラ技術、PC処理知識のお粗末さで、どうも本物の素晴らしさを
お伝え出来てない様な気がしてなりません。その点、御来館の方々そして作者には心から
お詫び申し上げます。
 
 それでは14点のスケッチをごゆっくり御覧下さいませ。    館主。

22展ー3 則武さんのニュージーランド紀行ー1

2010年02月25日 | Weblog

  則さんのスケッチ画展ー作品NO-1/14

    『デカポ湖にて』  ’09、12~’10,1
             使用スケッチブック
              Montval Canson F1サイズ  以下14枚同じ

22展ー3 則武さんのニュージーランド紀行ー2

2010年02月25日 | Weblog

   則さんのスケッチ画展ー作品NO-2/14

     『市内電車』

      彼の得意の1つ、繊細な描き方です。
      可愛らしい生きている風景です。
      絵にも生活感、現実感があるのは良いものです。

22展ー3 則武さんのニュージーランド紀行ー4

2010年02月25日 | Weblog

   則さんのスケッチブック展ー作品NO-4/14

    『川で遊覧船に乗る』

     これが作者の真骨頂です。何という細かいスケッチなのでしょう。
     彼の風貌、偉丈夫、雰囲気とこの絵とのギャップに、彼を知る人は
     驚きます。そこが又面白いところでしょう。
     この様にかなり繊細な線に、人物や動物などが描かれて、生活感や   
     そんな現場の空気を感じさせるのが彼の絵の特長と言えるでしょう。

22展ー3 則武さんのニュージーランド紀行ー5

2010年02月25日 | Weblog

  則さんのスケッチ画展ー作品NO-5/14

   『プロキ湖にて』

    作者のお得意のペンを使って、サッと素早く描いたのでしょう。
    奥行きのある構図といい爽やかで素敵です。

22展ー3 則武さんのニュージーランド紀行ー6

2010年02月25日 | Weblog

   則さんのスケッチブック展ー作品NO-6/14

    『ミルフォード サウンドにて』

     これは2枚に描いた作品です。ここではその右側の半分のみを
     展示しました。本当の雄大な感じがこの展示では出せず、申し訳
     がない感じです。それでも静寂な湖の空気が伝わって来るようです。

22展ー3 則武さんのニュージーランド紀行ー7

2010年02月25日 | Weblog

   則さんのスケッチ画展ー作品NO-7/14

    『Mt COOK YHA』

     スケッチの2枚続きの作品ですが、これはその半分です。爽やかな感じです。
     横長に2枚並べて展示できると、雄大さと爽やかさが鮮やかな対照となって
     よりいい感じなのですが、当館の将来の課題です。

22展ー3 則武さんのニュージーランド紀行ー8

2010年02月25日 | Weblog


   則さんのスケッチ画展ー作品NO-8/14

   『月に映える』

    スケッチブックの左右両面に描いて雄大さを表現しています。
    残念ながら当館の写真技術では現在のところ、形が対応出来ないのです。
    湖面と山の稜線を照らす月光の雰囲気がよく出ています。