誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

23展ー1 企画NO,1 アミーゴ展からの展示

2011年03月01日 | Weblog
  ご挨拶
お待たせ致しました。本日より、今年の第1回企画展を展示致します。
今年もどうぞよろしく時々の御来館を賜り、ご鑑賞下さいますようお願い申し上げます。

さて、いみじくも当館では毎年のように陳列させて頂いてきた、
あの「アミーゴ」の第21回 デッサングループ アミーゴ展が当館のオープニング陳列となりました。とても嬉しいことであります。
同展は21回を数え作品はますます充実し皆さんが腕を確実に上げて居られるのが、素人の新米評論家(実体はまだ新米とも言えない位の駆け出し、修行中の身なのですが‥)の私でも感じることが出来ます。まことに素晴らしい展覧会でありました。

作品は無論のことですが、毎年感じるのですが、同展には温かい和気藹々の楽しい空気、雰囲気があるのを感じるのです。
趣味の世界、趣味のサークルとか教室とかいうのは、こうでなければなりません!
きっとこの会のメンバーは、さぞ良い方、楽しい方ばかりの集まりなのでしょう。

よく世間では、折角の生きがい作りや趣味を楽しむ為の定年後や老後のサークルや教室である筈なのに、グループの壊し屋とかサークルの渡り鳥という輩が、とかく1人か2人は居るものだと言うことを耳にします。
その点このグループにはそんな空気は皆無のようです。これは羨ましいことです。
これも先生のご人徳の故なのでしょう。それに皆さんの穏やかで大人で常識人同士の和の賜なのでしょうか。
決して「隣の庭の芝は青い」ではなく、いろいろな展示会に行きますが、これは結構珍しいことで、本当にそう実感するのです。

 今回の展示に際しては、アミーゴの皆さんに温かくご協力頂きました。
 心から御礼申し上げます。
 皆様への感謝と敬意を込めながら陳列させて頂きます。
 
 尚、会員の則武氏の撮影によるCDを使って展示しました。
   会場で頂いた「作品目録」通りの順での陳列です。

    それではどうどごゆっくりご覧下さい。     館主。

23展ー1 企画NO,1 アミーゴ展からの展示ー1

2011年03月01日 | Weblog

    アミーゴ展より  作品NO,1

    藤田 日出男先生作品  その(1/3)

     『ナポリ』  油彩

 藤田先生の絵についてのコメントや、ましてや評論めいたことなどをする程の
度胸も厚かましさも、今の私にはまだ持ち合わせがありません。
それでも、先生の絵の素晴らしさは、私なりに感じ取ってはおります。
「ナポリ」の深い色合い、次の「終着駅」に漂う寂寥感などからは、奥深い哲学やら思索的な人生観を感じるようです。
特に私はこの『ナポリ』のような雰囲気の絵にとても魅せられます。
「絵は人なり」と言います。「絵は人生なり」と言う言葉もあります。
それらが、成る程なぁと思えるように、胸に響く様です。

23展ー1 企画NO,1 アミーゴ展からの展示ー2

2011年03月01日 | Weblog

    アミーゴ展より  作品NO,4

    荒木 洋子さん画 その作品の(1/2)

    『穏やか』  デッサン

この作品といい、次の『柘榴」といい、とてもお上手なデッサンです。
特にこの『穏やか』には雰囲気があります。
デッサンにもやはり正確さだけではない、空気や雰囲気というのも大切な要素なのでしょう。この絵の前では思わず立ち止まって、微笑んでしまいました。

23展ー1 企画NO,1 アミーゴ展からの展示ー3

2011年03月01日 | Weblog


   アミーゴ展より 作品NO,6

   石井 君江さん画 その作品の(1/2)

   『野 菜』  水彩

野菜の葉の緑とにんじんの赤の色の対比が爽やかです。
次の「鎌倉中央公園」でも色がきれいで、色合わせがお上手なのでしょう。

23展ー1 企画NO,1 アミーゴ展からの展示ー4

2011年03月01日 | Weblog

   アミーゴ展より 作品NO、8

   石黒 俊行さん画 その作品の(1/4)

   『真鶴海岸』  木炭

この方は私の絵と酒との師であり、時には良き先輩、心強い兄貴分であり、優しい友人でもあります。長年、「日よう会」という水彩教室でご一緒でした。
面倒見のいい親分肌で一本気にして豪快で、それでいてとてもデリケートでシャイでもあって、まさに男の中の男!日本男児!快男児!という感じです。
その人間性も、彼の作品も素晴らしいものです。
   ご覧下さい!この木炭画の迫力を。

御本人は、デッサン、木炭を得意にして居られ好んでおられるようです。
そもそもデッサンがしっかりしているのですから、もっともっと水彩画もやって欲しいと何時も思っています。
昔取った杵柄で、若い頃のようにどんどん色の道に精を出して欲しいものです。
そうすればもっともっと絵の世界が楽しく広がるのでしょう。
色の道の修業は、年齢には関係ないと言いますから期待しています。