誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

21展ー17 企画NO,16 第39回グループ藍の版画展より

2009年12月16日 | Weblog

 今回の展示は、版画展からです。
 版画というのも、水彩や油彩とは又一味違った、独特な雰囲気の世界です。
 第39回版画展「GROUP藍」という展示会です。その回数が示すように
 皆さんが長いキャリアでさすがに落ち着いた安定感と情緒感に満ちた作品ばかりで
 素敵な展示会でした。
 しかし長いだけにメンバーの高齢化が進んでいるのが
 一寸淋しいという話もチラリと耳にしました。
 9人の方が、課題作を2点づつ自由作を1点づつと36点が並んでいました。
 その中に、私の学生時代からの古い友人の奥さんがおられるのです。
 その方にお願いして、その3点を陳列させて頂きました。

 入り口にあった、布地に刷られた藍色の版画の表示板が洒落たセンスでした。

21展ー17 企画NO,16 第39回グループ藍の版画展より

2009年12月16日 | Weblog

  真弓千枝さん作品の1/3

   自由作 『流 木』

  味わい深い作品です。何とも言えぬ叙情的な雰囲気を感じます。
  この方のはもう何年も見ていますがいつも感心しています。
  水彩画もやっておられますが、特に版画ではそのデッサン力の確かさ
  と色使いの妙が際だっています。

21展ー17 企画NO,16 第39回グループ藍の版画展より

2009年12月16日 | Weblog

   真弓千枝さん作品の2/3

   課題作(民芸品・おもちゃ)ー『ハッピー・へン』


   版画は興味はあってもやったことはありません。作者に何度か説明をして貰った事がありますが、
この絵には何版あって、何度刷って、何色で出来ているのかという所が、いまだに良くは分かりません。
やはり理解するには自分もやるか、せめて制作中を見せて貰うのが一番なのでしょう。
大分前に、雪景色の版画を見たときは驚かされたものです。

   

21展ー17 企画NO,16 第39回グループ藍の版画展より

2009年12月16日 | Weblog

  真弓千枝さん作品の3/3


  課題作(四季)ー『芙蓉』


  以上3点をご覧頂きました。版画というのが絵という美術の中で一つの位置
  を占めていることを、この展示会を観るたびに感じさせられます。

  今回も有難うございました。今年の企画展は多分これで最終になると思います。
  又来年もいろいろ企画して見て頂くつもりです。よろしくお願い申し上げます。
   それではギャラリーの皆様、良いお年をお迎え下さいませ。  館主拝

明日から次の展示をオープン予定です!

2009年12月15日 | Weblog

  当美術館の展示も次回で今年の17回目の展示となり、企画展としては16回となります。
今年はこれが最終展示かと思います。
色々見て頂きましたが来年も頑張って面白く、且つ良い作品を展示できるように計画しております。
どうぞ来年もよろしくお願い致します。
来年も度々ご来場頂き、コメント、ご批評など気楽に頂けるとこんな喜びはありません。

絵の好きな方々の、来年のご健康とお幸せをお祈り申し上げます!
 どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。

21展ー16 企画NO,15 アミーゴ展から

2009年12月04日 | Weblog

 アミーゴ展からの展示

 1,アミーゴ展について

正式には『第20回 デッサングループ アミーゴ展』です。
この展示会には23名の方が出品しておられました。そして何とその中に、私が直接又は間接的にですが、知ってる方又は何度か話をしたりしたことのある人が10人もおられたので驚きました。これは私が絵を見るのが好きで、よく色々な展覧会に顔を出すからなのでしょうか。絵の世界も、横につながっていたり、互いに見に行ったりきたりで案外狭いのかも知れません。

同展を当ブログで陳列させて貰うのも2回目になります。
絵のタッチにも、お名前にも記憶にあったりお馴染みだったりで、まるで自分達の展示会に行っているような錯覚さえ覚えそうです。そんな感覚で実に楽しくじっくり鑑賞させて貰いました。
先生、そして会員さん方々も楽しそうで、和気藹々な明るい素敵な雰囲気の会場でした。グループ展とは、こうでなければなりません。心温まるような素晴らしい展覧会だと思いました。

それではその10人の方の各2点づつを、会場の作品目録の順の通りに陳列しましたので、どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。

21展ー16 企画NO,15 アミーゴ展から

2009年12月04日 | Weblog

  NO,1

     作品ー1/20

     石黒俊行さんの作品の1/2 『私達』  デッサン

この方の得意なデッサン、木炭画です。可愛らしさに思わずニッコリです。
こういう絵もユニークで個性的で素敵ですね。何ともデッサン力の正確さを思わせます。
狸ではユーモアと力強さ、この絵では愛らしさと優しい雰囲気を感じます。
この方の作る、ヤーコンや大和芋、里芋も大した物ですが、デッサンの絵もそれに負けていません。

21展ー16 企画NO,15 アミーゴ展から

2009年12月04日 | Weblog

   NO,2

     作品ー4/20

     猪爪 昇さん作品の1/2 『静かな水面』  水彩

この方にも二度目の展示をお願いしました。この水面の淡い感じが
何とも言えず素敵です。意外とソフトなタッチで驚きです。
これが淡彩画というものなのでしょうか。私はどうしてもこんなタッチで描けません。
やればやるほど描き込んでしまい、濃くて濁ってしまいます。これは見習わなければと思いました。