誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

23展ー10 第2回ヤーコン会作品展よりー1

2011年10月26日 | Weblog

  ヤーコン会展について

 今年もヤーコン会の作品展を開くことが出来ました。
 8人全員での手作りのささやかな展示会です。我々の多くはかなりの寡作家
 なので心配もしましたが、25点もの作品が集まりました。
 会場は我々ヤーコン会に相応しく,こじんまりとした一寸可愛く、一寸お洒落な
 落ち着いた雰囲気の所です。
 そんな空間と珈琲の香りが我々の作品を引き立ててくれているようでした。

23展ー10 第2回ヤーコン会作品展よりー2

2011年10月26日 | Weblog


  ヤーコン会展

   今年も石黒さんがこの看板を書いてくれました。
   珍しいヤーコンの葉と花がイラスト的に描いてあります。
   ヤーコンのきんぴら、お茶、ジュース、野菜と混ぜた炒めもの、
   生でサラダ等は食べたことがありますが、花は見たことがありませんでした。
   15枚の花びらを持つ黄色な可憐な花のようです。
   太い葉脈が幹から葉の先まで伸びているという特徴的なその葉のことも
   初めて知りました。

23展ー10 第2回ヤーコン会作品展よりー3

2011年10月26日 | Weblog

  ヤーコン会展

  この会場「ドーヴィル」は環境にも恵まれています。
  駅から歩いて15分、少し先はもう海です。海に行ってみると晴れた日には
  正面には烏帽子岩が、その向こうにははるかに大島が、三原山の噴煙さえも
  見えます。
  左手には江ノ島が浮かび、その後ろには三浦半島や城ヶ島も見え、その又
  向こうには鋸山などの房総の山々が、さらに春だと有名になった蜃気楼まで
  見えるのです。  
  右手には箱根の山が、伊豆半島が霞んでいてもう少し視線を右に移すと
  あの富士山が、さらには丹沢、大山といった具合です。
  視線を海に戻すと遠くには多くの釣船が、手前にはサーファー達が波に
  戯れ、それを見ていると傍を多くのジョギングの人達が通ります。
  
  さてそろそろ会場に戻ろうと、海に背を向けると左手には直ぐ通称
 「きのこ公園」があり、市営球場があって隣には松林に囲まれた市営の
  テニスコートが6面もあります。
  そのすぐ前がドーヴィルで、そんな環境の一角にあるのです。、

23展ー10 第2回ヤーコン会作品展よりー4

2011年10月26日 | Weblog


  ヤーコン会展

  「ヤーコン会作品展」の看板を横目に見て重厚な扉を開けると、まずは焙煎
  したての珈琲の香りが迎えてくれます。
  右手にはケーキのショーケースがありその奥には珈琲を楽しみながら談笑
  している男女が見えます。
  その反対側が、作品展の会場の入り口です。
  一目でもう会場の全体が見えるのです。

23展ー10 第2回ヤーコン会作品展よりー5

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    ヤーコン会展より

 会場には何とも言えぬ、柔らかくて温かいアットホームな感じが漂います。
 適度な照明に作品も映えているようです。
 初めてみえたギャラリーの方々も皆さんが一様に「とても良い雰囲気ですね」と
 言って呉れました。

 それでは水彩画23点、油彩画2点、木炭画あり、鉛筆画あり、そして西洋陶画
 の陶器セットや粘土のドールありといった小さな作品展では御座いますが、
 どうぞごゆっくり御覧下さいませ。

23展ー10 第2回ヤーコン会作品展よりー6

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   ヤーコン会展

    則武 清司さん画  1/3 『肖像画それとも想像画』

   作者が随分若返っています。
   彼と最初に出会ったのが教室での10年前。その時は、丁度こんなお顔
   だったかも知れません。いまではお髭を生やしたおじさんです。

   よくご自分の特徴を捉えています。
   実物よりもほんの一寸だけ、美男子に見えるのは気の勢でしょうか。

23展ー10 第2回ヤーコン会作品展よりー7

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   ヤーコン会展

    則武 清司さん画  2/3  『The Kitchen』

   何時も彼の絵を見て思うのです。
   私の身近では、この方が一番上達したのではないかということです。
   
   デッサン力も素晴らしく上手で正確です。体に似合わず、詳細で几帳面に
   描いています。
   とても上手だけれども、一寸全体が同じ調子という感じもしないわけでも
   ありませんが、今はまさに力を蓄え技を磨き、これから大きく大きく飛躍
   する為のその前夜と言う気がしてなりません。

23展ー10 第2回ヤーコン会作品展よりー8

2011年10月26日 | Weblog


   ヤーコン会展

     則武 清司さん画  3/3  『魅惑の夜』

   ご一緒している教室でのヌードの時の作品です。彼の手にかかると
   モチーフは自由に楽しく料理されます。
   背景の白い壁が素晴らしい夜景に替わっています。
   いつも彼のイマジネーションの豊かさには感心しながら、思わず顔が
   ほころびます。
   この絵も香港辺りのマフィアからみの雰囲気で刺激的で誘惑されそうです。

23展ー10 第2回ヤーコン会作品展よりー9

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  ヤーコン会展

    富田 敏子さん画  1/3  『静かに引く波(能登)』

    この方は、私やヤーコン会メンバーのうちの5人がいまだに所属して
    いる「日よう会」という水彩グループの発起人であり初代会長でした。
    私などその忠実な良き使い走りでした。
    その後「淡彩画教室」と言うところでも数年間ご一緒しました。
    
    これはその頃の作品でしょうか。あの時は、マスキング画法、掻き取り、
    点描、にじみ、ぼかし、重ね塗り等の様々な技法を駆使なさって沢山
    描いて居られました。

23展ー10 第2回ヤーコン会作品展よりー10

2011年10月26日 | Weblog


  ヤーコン会展

   冨田 敏子さん画  2/3  『あじさい電車』

    
     その昔の「ハガキ大に描く淡彩画」時代を思い出させる作品です。
     ペンでさらりと描いて色をポイントだけにのせる。余白を如何に多く
     残して、如何に効果を上げるかの練習をしていた頃でした。
     
     余白での表現、描かない塗らない所での表現です。
     つまり、わざと描かないで描いたと同じ効果を出すということです。
     塗らない色を想像させる、描かないところをイメージさせて、
     全部を細かく描くより以上に、如何に全体を効果的に表現出来る
     かというかなり難しいテクニックに挑戦されていたのでしょう。