アミーゴ展より 作品NO,18
臼杵 嘉代子さん画 その作品の(2/2)
『シクラメン』 水彩
つい先日、私もシクラメンを教室で描きましたが、何とも花びらの色や
重なり、その葉の青みがかった緑色が出せずにとても往生したものです。
全く絵というのは、好きではあるのですが描くより見る方が良いですね。
しかし描いてみると難しいと言うことだけでも分かるので、評論の修業と
してはそれも大切なことだと思っています。自分は唯それだけの為に描い
ているような気がして来るようです。
いっぱしの評論が出来るようになるためには、感性を磨き美学や学術的な勉強は 必須な事だが、自分ではその対象となるものを一切やらない方が
いいという説も(但しスポーツ以外の事ではあるが)あるようです。その方が辛口でズバリと情け容赦も理解もなく切り捨てることも又は誉める
ことも出来るのだという訳です。
このシクラメンはその色も花、葉の重なりも上手に描いて居られます。こうした上手な作品を見ていると、これはますます私に、自分で描くのは止めて、描いたことがないような顔をして、ぬけぬけと臆面もなくする評論の真似事に励んだ方が良いのではという気にさせられます。