さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

頬骨とくびき、関節とヨガ

2011-01-25 23:25:27 | 医学とひとの雑学ネタ
 最近、「骨単(ほねたん)」が
おもしろくなってきた。



ぱらぱらとめくっていたら、こんなコラムがあるなど、

とても、なじみ深いことばが、こんなところに! こんな形で! へ~~~っ。
という新鮮な驚きを感じつつ、 

覚えられたらいいなぁ・・・、と思いつつ。



そういうわけで、以下、一部抜粋す。



            ***********


頬骨とくびき、関節とヨガ
 ZYG-、JUG- 「一緒にする」 

                         

 頬骨(きょうこつ) zygomatic bone
  zygomatic は、ギリシャ語ζυγον ジュ「軛(くびき)」
  由来するが、このくびきとは、

   二頭の家畜の首に掛けて、すきを引かせるための道具。

  したがって、この骨の英語名、ラテン名には「頬」の意味はない。
  胸骨と同音になるので注意する必要がある。

それにしても、頬骨が、そういう名になったのは、「くびき」に似ている、と思われたからなのかなぁ・・・
 いやいや、そんなに似ていないような・・・不思議だ・・・)


                                   


 このギリシャ語から派生している別の語には、zygote ザイゴウト「配偶子」
 がある。さらにさかのぼれば印欧祖語の yeug- 「一緒にする」が起源で、
 この語から、英語の yoke ヨウク「軛(くびき)」、
 joint ジョイント「関節」、
 join ジョイン 「加わる」、
 yoga ヨウガ 「ヨガ」
(ヒンズー教の宗教哲学において、
 大いなる存在との「一体」を図るもの)など多数の言語が派生している。・・・

            

【引用文献】
・河合良訓監修;骨単(ホネタン)~語源から覚える解剖学英単語集~,株式会社NTS,2004年,p.32

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする