(金持ちとラザロ(1)―起―の続きです)
)
金持ちさんとラザロさん、このあとに ある同じことが起こります。
遂(つい)に この貧しきもの 死に、御使(みつかい)たちに 携(たずさ)へられて アブラハムの懐裏(ふところ)に 入れり。
富める人も また 死にて 葬(ほうむ)られしが、
黄泉(よみ)にて 苦悩(くるしみ)の中(うち)より 目を挙(あ)げて、遥(はるか)に アブラハムと 其(そ)の懐裏(ふところ)に をるラザロとを見る。
(文語訳聖書・ルカの福音書16章22節~23節)
ラザロさんも金持ちさんも、ある日、死んでしまいました。
ラザロさんはお葬式もお墓も用意してもらえなかった様子。
逆に、金持ちさんは荘厳なお葬式をしていただけたのかも。今のキリスト教圏であれば、ゆりの花が飾られそうですが、この当時、この地方ではどんな葬式だったのでしょう(?)
それにしても、不思議なことがその後にあったものです。
生前、無価値だったようなラザロさんが御使いたちに連れられて、天国に行き(注;「アブラハムの懐」=「天国」)、
反対に、金持ちさんは、黄泉 1)でもがき苦しむ状況。
その金持ちさんがふと見上げてみると、かの有名な祖先アブラハムが見えました。
しかも、自分の門のところでうちの残飯食っていた、あのラザロが、アブラハム 2)と一緒に。
(…
ああ、死んでも、誰が誰なのか分かるのね...見たことがなくても「アブラハムさんだ」って、分かるのねんw cf.ルカ9:28~,コリント第一13:12)
Q!さて、そんな光景を見た金持ちさんは、はたして何を願うのでしょう?
A-1.
あのラザロが天国にいるのはけしからん! こっちで苦しめ!!
2.オレを天国に連れていってくれ
3.ここを酒池肉林(しゅちにくりん)
にしてほしい。
4.苦しい! のどが渇いた!!
5.クモのいとをたらしてほしい。
答えは、お次。
【注】
1)黄泉:ここで「黄泉」と訳されている元の言葉「αδηs(語頭の気息記号は‘なのでhで始まる;ハデス,Hades)」は、簡単に「肉体の死の後に移される所」を指し、「最後の裁きのあと、罪人が入れられる苦しみの場所」は「ゲヘナ」とされている。
が、ここでは、もう金持ちさん、苦しんでいる…
(金持ちとラザロ(3)―転―に続く)

金持ちさんとラザロさん、このあとに ある同じことが起こります。

富める人も また 死にて 葬(ほうむ)られしが、
黄泉(よみ)にて 苦悩(くるしみ)の中(うち)より 目を挙(あ)げて、遥(はるか)に アブラハムと 其(そ)の懐裏(ふところ)に をるラザロとを見る。
(文語訳聖書・ルカの福音書16章22節~23節)

ラザロさんはお葬式もお墓も用意してもらえなかった様子。
逆に、金持ちさんは荘厳なお葬式をしていただけたのかも。今のキリスト教圏であれば、ゆりの花が飾られそうですが、この当時、この地方ではどんな葬式だったのでしょう(?)
それにしても、不思議なことがその後にあったものです。
生前、無価値だったようなラザロさんが御使いたちに連れられて、天国に行き(注;「アブラハムの懐」=「天国」)、
反対に、金持ちさんは、黄泉 1)でもがき苦しむ状況。
その金持ちさんがふと見上げてみると、かの有名な祖先アブラハムが見えました。
しかも、自分の門のところでうちの残飯食っていた、あのラザロが、アブラハム 2)と一緒に。
(…


A-1.

2.オレを天国に連れていってくれ

3.ここを酒池肉林(しゅちにくりん)

4.苦しい! のどが渇いた!!
5.クモのいとをたらしてほしい。
答えは、お次。
【注】
1)黄泉:ここで「黄泉」と訳されている元の言葉「αδηs(語頭の気息記号は‘なのでhで始まる;ハデス,Hades)」は、簡単に「肉体の死の後に移される所」を指し、「最後の裁きのあと、罪人が入れられる苦しみの場所」は「ゲヘナ」とされている。
が、ここでは、もう金持ちさん、苦しんでいる…

(金持ちとラザロ(3)―転―に続く)