塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

PSGの乱獲は的を得た出来事か

2013-02-20 00:52:58 | 日記
 PSGが遂にルーカスを加入させ、リーグ1と欧州の覇権を狙う体制が整いました。
 
 ワールド・サッカーダイジェスト2013年1月17日号13ページでもこの話題が取り上げられ、討論した5人の
記者のうち3人がPSGの乱獲をとがめていたように、好意の声だけが聞こえてくるわけではありません。

 その一方で以下の2点の見方も可能だと思います

 1・リーグ1において対戦相手からすればPSGに集まった各国代表を集客の目玉にできる
 2・PSGに選手を売却できたならば、かなりの現金収入が見込めるという他クラブも思惑

 「2」に関しては2012年の夏、ミランが既に実証しましたが今冬はサンパウロがその恩恵に預かりました。

 ルーカスはユナイテッドへの移籍が本命視されていましたが、19歳の彼にPSGが付けた金額は44億円という莫大
な代物で、南米の雄からしても良い取引と言えます。

 間違ってはいけないのは、ルーカスに値札をつけたのはあくまでクラブと代理人であって、ルーカス本人ではないと
言う点です。

 セレソンに名を連ねる実力者といえど、PSGは初めて踏んだ欧州の地です。

 フランス語の習得と住環境も含めて、馴染む時間が金額だけを考慮され与えられないとすれば、それは彼にとって由々
しき問題と言えます。

 「1」に関しては、マルセイユやボルドーでなくとも有難いと思うのではないでしょうか?

 各国代表が揃うPSGはアウェイファンでも覗いてみたいと思わせる存在ですし、仮にホームで彼らを撃破し、イブラ
が激怒しパストーレが肩を落としている姿を見れば、自分たちに資金が無い事を忘れさせる

 「蒸籠飲料水」

 のような爽やかさが得られます。

 チャンピオンズ・リーグも含めて優勝しなければ確実にアンチェロッティのクビは飛ぶでしょうが、彼らの乱獲に成熟
という言葉は意味が無いように思えます。
 
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