塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

元代表と現役代表の違いを考える

2018-05-20 13:27:20 | 日記
 2014年春、セレッソ大阪がディエゴ・フォルランを獲得した際、獲得効果として感じたのがワールドカップ選手名鑑です。

 選手名鑑は当然世界各国で発売されるわけですが、ウルグアイ代表の項目では

 「ディエゴ・フォルラン セレッソ大阪 日本」

 という記載があるはずで、これは相当な宣伝効果があったのではなかろうか、とも思います。

 セレッソは当時、主力の育成と売却に拍車がかかった時で、特にドイツではセレッソに注目が集まるなど、クラブの価値が内外で評価されていました。

 この現役代表獲得というオペレーションには「元」代表とは異なる意義があります。

 元代表は「元」ですから、代表における活動が当然ありません。

 ですからクラブでの練習に集中できますし、長距離移動や代表での怪我など、クラブが頭を抱えるであろう問題も起きませんよね。

 しかし、現代表では

 「ワールドカップに代表される国際大会に出場する」
 「彼らが自分の所属先を同僚に伝える」

 というメリットもあります。

 よく考えますと、神戸加入が秒読みと言われるイニエスタも、現役のスペイン代表ですから、本当に神戸加入が決定すればワールドカップガイドには

 「アンドレス・イニエスタ ヴィッセル神戸 日本」

 の表記になるはずです。

 これはヴィッセルの関係者でなくとも大きな関心を集めるに違いありません。

 長野パルセイロのように3部のクラブであれば、2016年の元スイス代表ジョニー・レオーニーのように、元代表獲得でも凄く刺激になります。

 しかし、今後J1で優勝を狙うには現役代表を率先して獲得する強い意思が必要ではないでしょうか。
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