塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

佐藤優の言葉を引用します

2021-10-23 21:27:53 | 日記
 「教育とは師弟関係を構築することだ」
 「師弟関係は、固定的なものではない」

 この一文は角川新書「勉強法 佐藤優著」の10ページ目に記されています。

 僕はこの一文から、サッカー監督を連想したのです。

 ペップ・グアルディオラがFCバルセロナを率いていた2012年、アーセナルからセスク・ファブレガスを獲得し、中盤をひし形で構成する3-4-3を実験的に採用しました。

 最終的には従来の4-3-3を用いるわけですが、そこにはグアルディオラなりに

 「敬愛するヨハン・クライフへの想い」
 「自身も3-4-3のバルセロナを構成しており、現在のスカッドでも可能かどうか」

 という気持ちがあったのでしょう。

 逆に3-4-3を機能させたクライフのすごみを、グアルディオラは感じ取ったのではないでしょうか。

 そのグアルディオラの手法、選手との会話、接し方を学び一人立ち「しかけている」にが、アーセナルの指揮官であるミケル・アルテタです。

 今季は開幕から3連敗とすぐに解任の声が飛ぶなど、嵐のような毎日だったに違いありません。

 彼はウナイ・エメリの後任人事としてアーセナルと契約しますが、初年度の2019-20シーズン、すぐにFAカップをクラブにもたらしますが、ここが分岐点だったのかもしれません。

 ユルゲン・クロップはリバプール初年度、リーグカップとヨーロッパ・リーグ、ふたつのトーナメントで「準」優勝でした。

 この敗北は確かに痛手でしたが、逆に

 「クロップが必要な選手を獲得しよう」
 「スカッドが脆弱なのだ」

 というリバプールの陣容がシティ、チェルシーと比べるとそうではない、という事実をあぶりだしましたね。

 アルテタが優勝に導いたことはすごいことですが、逆にこの手柄が独り歩きしてしまったように思います。

 皮肉にもグアルディオラはレギュラー・シーズンで取りこぼしが多くない存在ですから、リカバリーはアルテタ自身が考えで実行に移す必要があった、この点から学び蓄積したことを、彼は今アーセナルにもたらしているのでしょう。
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