塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

野球から見る現在のJクラブの在り方とは

2016-06-25 00:36:30 | 日記
 今年の春先、ソフトバンク・ホークスの松田選手が渡米するから残留するかで注目を浴びましたよね。

 結局残留の形になりましたが、凄く印象深いのは、再契約する際に

 「自分の価値を下げてまで、米国に行く必要はない」

 とおっしゃった点です。

 それはホークスが良い報酬を約束したこと、ファンが残留を希望していたこともありますが、自分という価値がどのリーグにいれば周囲からの尊厳を勝ち取れるのかを、凄く考えた結果だと思います。

 先日、床屋の待ち時間で読んだナンバーの中に、イチローさんのインタビューがあり、

 「米国で希望する契約が無ければ、日本に帰っていましたよ」

 という記事があって驚きましたね。

 それは2015年のナンバーで、マイアミ移籍後間もないころの発言だったようです。

 1・最先端を行く大リーグの投手を常に対峙してきた
 2・米国からも多くの尊敬を受けてきた

 にも関わらず、米国でのプレイ、言い換えれば野球発祥地にとどまらない覚悟がある、という心情を吐露していてます。

 翻ってJリーグ。

 宇佐美は再度ドイツに渡り、浅野も追随するかもしれません。

 スコットランドのダンディーと契約するまで、無所属であるにもかかわらず、川島は

 「日本には帰らない」

 とJクラブと契約する意思がありませんでした。

 この野球とサッカーの違いはどこにあるのでしょうか?

 欧州がサッカーの最先端だからこそ、移籍するのか
 自分が移籍することで、クラブの財政が潤う面があるためか
 それともJクラブでは、もう腕試しができないためなのか

 サッカー批評65号は2013年の段階で、2ステージを随分と検証していますが、僕たちもリーグの在り方を見直したいものです。
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