塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーにおける差別化の具体例

2016-08-15 09:01:44 | 日記
 今年の中頃、贔屓にしていた靴屋が諸事情で閉店し、備品の購入が難しくなりました。

 特にその店舗で扱っていたミンクオイルが、長野市内のどこを探しても見つからず、致し方ないので別の銘柄で我慢しようか、と考えていたのです。

 すると、立ち寄った洋服屋の方が

 「実はこのサンダル、この夏凄く売れたんです。全国規模で」
 「バイヤーがどこを探しても見つからない人気品でした」
 「そこで、とあるバイヤーが目線を変えて、スポーツ店に出かけたところ、ものすごく数が揃っていて、ウハウハだったんですよ」

 つまり、スポーツ店であれば、革製品ようのオイルがあるかもしれませんよ、というわけです。

 ここで思い出したのが、1990年代のナイキ人気でした。

 サッカー好き、服好きにとってナイキは大変な人気です。

 彼らが新作スパイク、各国代表ジャージを披露する際は、各国から記者があつまりますよね。

 ナイキ人気は90年代より前から起きており、原宿にある古着の老舗、マービンズのオーナーである半沢さんは、ナイキに夢中になった1980年代から、スポーツ店巡りをしていた、と語っています。

 デッドストックというのは、簡単に言えば

 「在庫の山」
 「これが売れれば最高に嬉しい」

 というもので、当時から視点を変えることは、他者との差別化にはもってこい、だったわけです。

 サッカーで言えばペルージャがそうですよね。

 日本、韓国、中国と東アジアに目を向け、セルジュ・コスミのような無名の指揮官を招聘して給料を抑える。

 それでもセリエA残留ができているうちは良かったのですが、最後はうまく立ち回ることができませんでした。

 でも、彼らがアジア各国に注目したことは、間違いなく恰好の差別化だったと言えます。
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