塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今のJに必要なもの、それはアンチではないぁ

2013-11-15 00:17:24 | 日記
 今見終えたばかりのアメトークのテーマは

 「好感度低い芸人」

 というものでしたが、この発想、2ステージ制導入など岐路に立つJリーグに求められる発想かもしれません。

 例えばジャアインツとタイガースの一戦が今でも球場を満員にするように、好感度が低い、つまりアンチという存在は選手とク
ラブにとって、ある種のスパイスなんですね。

 アンチにとって宿敵に勝つ事こそ最高の歓び。

 ですからタイガースのファンは甲子園球場でジャイアンツに勝てば酒がすすみ、逆に負ければ悔しくてなかなか夜寝つけないわ
けです。

 現在のJリーグで言えばさいたまダービーがこのアンチの意識が高いのでしょうが、Jリーグ創世記には今以上の痛烈なアンチ
が存在したものです。

 メディアがそうでしたね。

 まず熱心な野球好き、つまり年配の男性がサッカーを贔屓にし始めた若い男女を牽制しているような形で矛先をもってゆくよう
にしました。

 当時の誌面には

 「野球VSサッカー」

 という記事が幾つも掲載されていたことを覚えています。

 第2段階として同じサッカー好きの中でも、趣味と趣向の異なるファン同士を議論させようとして行った話題が、当時人気の絶頂
にあった

 「ヴェルディ川崎」

 でした。

 ファンにヴェルディを好きかどうかを聞くのも常套手段でしたが、最終的にはクラブの内紛を取り上げる形にまでエスカーレとし
てしまいます。

 開幕間もない頃、ヴェルディは補強を従来のブラジルからオランダに変更し、日本人選手がその方針に不満を抱えていたことは
事実のようでした。

 それでなくとも人気クラブの為か

 カズとラモスは反目している
 ヴェルディの主力が夜遊びに精を出す

 という記事は当時随分出回ったものですが、カズとラモスはお互いにその実力を認め合っていました。

 カズはコラムを持つ日経の中で

 「山雅戦でゴールを決めて踊ったら、年配の方からカズダンス最高と言われたけれども、昔は下品だで罵倒されていた。
  それにしても僕はゴールを求められているのかダンスを求められているのか、よくわからない」

 という類の心情を数日前に吐露していました。

 アンチは必要な存在でしょうが、そのアンチさえ味方にしてしまうのが本当のスーパースターなのでしょうが。
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パルセイロを支援する輪の広がり | トップ | 日本代表、オランダ戦は3-... »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事