塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ワールドカップに死者は集うのだろうか

2022-06-02 21:42:35 | 日記
 モロッコを代表する都市「マラケシュ」

 そのマラケシュには「ジャマ・エル・フナ 死人の集う場所」という言葉があるそうです。

 (参考資料 小学館文庫 内田洋子著 ボローニャの吐息」

 僕はこの言葉からサッカーにおける勝者と敗者を連想し、同時にレオ・メッシというバロンドール受賞最多記録7度を持つ名手でも、ワールドカップでは常に敗者であったという現実を考えることとなりました。

 2006年ドイツ大会は、レオ・メッシが初めての大舞台となりましたが、指揮官ホセ・ぺケルマンは(当たり前と言えばそのままですが)メッシではなく、ファン・リケルメを重用し、布陣も彼を最大限活用する4-3-1-2でした。

 つまりぺケルマンもレオ・メッシが先天的に力を秘めていることはわかったでしょうが、リケルメとの力関係、言い換えれば代表の序列を崩すことにはなりませんでした。

 その大舞台を4度経験し、最も優勝に近づいたのは2014年ブラジル大会であり、ホスト国ブラジルはその準決勝で優勝するドイツ代表にあろうことか、1-7というサッカーとは思えないスコアで敗れています。

 アルゼンチンンが優勝することは当然見たくない
 だが我らのセレソンに勝利し、勢いづくドイツが優勝するのもご免だ

 とブラジルの方々は両国の対戦が苦痛だったでしょうが、この時のアルゼンチンはメッシと同年代のセルヒオ・アグエロにアンヘル・ディ・マリアと顔ぶれも多彩であり、優勝しても不可思議ではありませんでした。

 恐らくカタール・ワールドカップが、レオ・メッシ最後のワールドカップになる公算が高く、皆彼の存在を今まで異教に注目するはずです。

 イタリア代表との統一王者決定戦に勝利し、アルゼンチン代表として昨年のコパ・アメリカに続く優勝を遂げたアルゼンチン代表。

 今はメッシも代表でのプレイは「死」からほど遠く感じているのでしょうか。

 ワールドカップは勝者以外はすべて「死者」のように抜け殻になりかねませんから。
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日本女子代表、公式スーツはビームスの提供

2022-06-02 21:23:38 | 日記
 日本代表公式スーツはアルフレッド・ダンヒルが手掛けています。

 一方日本女子代表は、セレクトショップの代名詞である「ビームス」が手掛けていることを今初めて知りました。

 この情報はJFA公式ホームページに掲載されており、要点は2点

 1・2022年モデルは通算3代目にあたる
 2・この公式スーツはインドで開催されるAFC女子アジアカップから、選手たちに供給される

 というものです。

 興味深いのはビームスはこの公式スーツを選手たち、つまり女性用だけでなく「男性用」も用意している点です。

 つまり指揮官池田太氏はこの「男性用」を着用する形(当たり前のことですが、僕はここまで考えが及びませんでした)になるんですね。

 逆にいいますと、女子日本代表は男性も女性も選手たちを支えるために活躍しており、ビームスは彼らのためにデザイン、生地の選定、着心地に配慮した形ですが、「男子日本代表」にも女性がスタッフとしているはずなんですよね。

 では彼女たちは選手と共に移動する際、私物のスーツで移動しているのでしょうか。

 カタール・ワールドカップまでまだ時間があるせいか、ダンヒルからは2022年公式スーツの声明がありません。

 今日のパラグアイ代表の一戦では、森保さんは3ピースのネイビースーツを纏っていましたが、これが今年の新作なのでしょうか。

 公式スーツに限らず、スパイクも新しい企画品が続々と公開されてゆくはずです。

 例えば2014年ブラジル・ワールドカップでは

 1・アディダスのバトル・コレクション
 2・プーマのトリックス

 が話題でしたが、今年になってアディダスはこのバトル・コレクションを復刻しました。

 ワールドカップはサッカーという競技だけでなく、商売における最高の舞台でもあるわけでから。
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日本代表、パラグアイ戦は2-0で前半を終える

2022-06-02 19:55:34 | 日記
 森保一日本代表監督は、ブラジル代表との一戦に主力を投入し、現在行われているパラグアイ代表との一戦は、様々な形を試したいと語っています。

 僕は極論、布陣を従来の4-3-3ではなく十八番の3-4-2-1を採用するかとも思いますが、前半の出来栄えを見る限りでは、ワールドカップ本戦でも4-3-3を採用することが予想されます。

 しかしそれ以上に、近年ここまで機能美にあふれた日本代表の姿はなかったのではないでしょうか。

 パラグアイ代表の面々が疲労が色濃い、北海道の気候やドームの空気に慣れていないという面は「多少」はあると思いますが、そこまでひどい体調ではないと思いますよ。

 それでも日本代表はボールをインターセプトされてもすぐに奪い返し、マイボールにして攻撃を組み立てますし、荒っぽいファウルもなくトランジションの効果は抜群と言えます。

 森保監督が「ブラジル代表との一戦に、アジア予選を戦った選手たちを起用」という表明は、別の角度からみれば

 今日のパラグアイ代表との一戦に出場の選手たちは、完全にレギュラーの扱いではない
 従って、序列は一歩下がるよ

 という、どこかマイナスの印象を与えかねません。

 ただ、浅野にしても鎌田にしても堂安にしても、その動きは素晴らしく、むしろ前線にポストとして巧に動いてきた大迫の未招集が、まるで問題になっていないことは、実に大きな実りではないでしょうか。

 むしろ大迫という基準点を持つ選手よりも、前田、古橋、そして浅野という機動力にあふれ、縦への推進力と相手GKを追いかけるファースト・プレスの起点に慣れる選手の方が、日本は有利に立てる気がします。

 またGKのシュミット・ダニエルも空中戦に強さを見せており、むしろ森保監督からすれば後半の交代枠をどうするか、難しい問題のように思えてなりません。
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