塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕が思う、マンチェスター・シティの殊勲者とは

2018-03-02 00:52:51 | 日記
 マンチェスター・シティを考えるにあたり、現在の躍進を招いたMVPは誰でしょうか。

 僕はグアルディオラでもベギリスタインでもなく、選手でもなく全指揮官のペジェグリーニだと思うんですね。

 グアルディオラの招聘をチェルシーが狙っていたことは間違いなく、彼を招聘できなかった次善の策がモウリーニョに声をかけることでした。

 ペジェグリーニはシティのフロントがグアルディオラ体制の実現を希望し、自身に長期契約を与えない点は就任当時から把握していたと思います。

 2014年のプレミアリーグの指揮官がその職を追われるならば、もっと実績を主張しても良いと思いますが、彼は言葉を荒げることなくエティハドを去っていきました。

 これはなかなか出来る態度ではないですよ。

 その前任者であるマンチーニも根底を築いたという点では評価できます。

 ラツイオとインテル、シティのいずれでも欧州の頂点には立てませんでした。

 しかし現在も主力であるアグエロとシルバを招き入れ、FAカップの優勝とプレミアリーグで頂点にたち、チャンピオンズ・リーグで場数を踏む体験に導いたのは、マンチーニの下で得た結果でした。

 これらが無ければ、アーセナルからサーニャとナスリが移籍し、ジェコやボニなど退団はしましたけれども有力選手が移籍を希望することは無かったと感じます。

 グアルディオラ政権ではGKの交代や戦術の見直しなど、更に改善点が加えられています。

 一方でグアルディオラが長きにわたり、エティハドに留まるかどうかは定かではありません。

 その際に彼がペジェグリーニが退団の際に見せたような凛々しい姿は見せられでしょうか。

 マンチーニは新聞の一面広告でサポートしてくれたファンに謝辞を述べ、その行為に感激したファンが自発的にお金を集めて、確かガゼッタだったと思いますが返礼をしました。

 シティとグアルディオラが今後歩む道は、前任者ふたりの態度に潜んでいるように思えます。
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灯台下暗し、案外思い浮かぶことがあるのでは

2018-03-02 00:34:08 | 日記
 「灯台下暗し」という言葉があります。

 僕は今、ステッドラーの鉛筆で勉強していますが、これは消しゴム付き鉛筆なんですよ。

 消しゴムがつくかどうかは鉛筆によって異なりますが、僕は付いている鉛筆でも筆箱で保管している消しゴムで文字を消す習慣が身についているために、鉛筆は把握できても消しゴムまで把握できていなんですね。

 試験会場で仮に

 「消しゴムわすれたなあ」
 「もっときれいな消しゴム、持ってくれば良かった」

 と思うと、その瞬間心は怯みます。

 僕のような資格試験ならば年に幾度かの受験が可能ですが、高校入試や大学入試、就職試験ではそんな悠長な時間はありません。

 ですから、もし手持ちに消しゴム付き鉛筆があるなならば、消しゴムを使う習慣を持つことで、消しゴムがあるよ、という安心感につながります。

 2000年の欧州選手権、旧ユーゴスラビア代表の指揮官、ブヤティン・ボスコフはピクシーを代表招集はしても、当初は戦力としては考えていませんでした。

 ボスコフは1991年、サンプドリアをセリエAの優勝に導き、翌年バルセロナに敗れたもののチャンピオンズ・カップで決勝に進むなど、スペイン、イタリアで名を馳せた人物です。

 ロベルト・マンチーニ(インテルやシティを指揮)
 ジャンルカ・ヴィアリ(チェルシーを指揮)

 が指揮官を目指す際のロールモデルの一人になったのではないでしょうか。

 オランダとベルギー共催の欧州選手権、旧ユーゴスラビア代表はスロヴェニア代表と対戦し、すぐさま0-3のヒハインドを背負います。

 しかし、ファンも出場している選手もベンチから鋭い視線で戦況を見つめる主将、ストイコビッチを見つめボスコフは考えを改め彼を投入します。

 この試合、最終的には3-3のドローで終えるのですが、クラブだろうが代表だろうが、案外戦力というものは自分の近くに存在するのではないでしょうか。

 僕が消しゴムを見落としているように。
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