塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーとスーツは似た者通しか?

2015-12-27 22:14:11 | 日記
 背広に詳しい方なら、生地にもさまざまな種類と価格があることをご存じですよね。

 例えば日本ならば、大同とミユキが有名ですし、イングランドとイタリアのインポート生地は良く見られます。

 ただ一口に「イタリア製の生地」と言いましても、価格は様々でレダやカノニコのように幅広いブランドで扱われている生地もあれば、ゼニアやロロ・ピアーナのように、より限定された店舗で扱われるものもあります。

 ですから、専門誌の座談会で

 「今、イタリアの大手が2プライス・スーツでもよく使われているけれども、本当に凄いと思いますね」
 「そうですよね、生地の品質は凄く上昇しています」

 というように、スタイリストや編集者の方がうなっているのは、それだけ日本で売られているスーツ。

 これらが良い物になっている照明でもあります。

 サッカーも同様ですよね。

 一口に

 「世界王者ドイツ代表」

 と言いましても、ノイアーやポアテングのような守備の選手と、エジルやミュラーのような攻撃の選手では、その市場価格が異なります。

 またGKだけに限定しても、ノイアーは本当に高値の花ですが、テア・シュティーゲンならば手が届く範疇にある、問う見方もできます。

 リバプールが彼を獲得し、ベルギー代のミニョレと入れ替えるのではないか?と指摘されているのは、実力だけでなく市場価格も当然考慮されます。

 今スーツとコートを新調したいと考えている方は、

 1・もう少し待って、春の新作を待つ
 2・冬物が安値になる今、2016年の冬に向けて準備する

 という方法があります。

 また、上着の内側や袖に、生地メーカーのタグがついていれば、それは購入時の目安になります。

 市場価格が時期や旬で変化するのは、衣類でもサッカーでも変化がないのは確かなのですが。
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日本の風土にあった、宿敵との間柄

2015-12-27 16:10:55 | 日記
 レアルとバルサのように、時にけなしあい、時にほめ殺しを平気で行うような形、どうも日本にはそぐわないと思います。

 レッズとアルディージャのように、同じ都市に二つのクラブがあり、その都市が聊か強引な合併でできたさいたま市という形は、ある種独特と言えます。

 ですので街中でオレンジか、赤のどちらを贔屓にしているか。

 このことは

 「出身に対してのアイディンティティ」
 「自分という存在を見つめる材料」

 になります。

 僕は確かに山雅や緑色を「うっとおしい」と思いますよ。

 でも必要最低限の経緯は持っていますし、彼らのやっていることが正直「おもしれえなあ」と感じるときもあります。

 今日、インターネット・ニュース(日刊ゲンダイ)において

 「マルセロ・ビエルサは松本山雅と契約寸前だった」

 という記事が目立ったこと、みなさんもご存じではないでしょうか?

 記事には

 「松本が彼に打診をした経緯」
 「ビエルサが代表監督候補に挙がっても、来日しなかった理由」

 が掲載されています。

 この記事のように

 「山雅、ビエルサに目を付けるとはやるねえ」
 「ははっ、宿敵でもこういう面白いことされると、正直たまんねえ」

 と思わせる。

 つまり、ののしりあいをするよりも「一本取られた!!」と、ライバルを脱帽させるような試みのほうが、日本の風土にはあっているような気がします。

 ののしりあいは最終的に、人間関係の崩壊や暴力に発展する可能性がありますし、何より

 「センス・オブ・ヒュマー」

 が感じられません。

 欧州サッカー批評9号で、ホンマ・ヨシカ氏がインテル・ファンなら誰もが知る、ジュゼッペ・プリスコ(既に他界)が宿敵からも一目置かれる事を記事にしています。

 彼もまた宿敵から

 「彼の言うことなら、一応耳を傾けるぜ」
 「ああ、なかなか面白いコメントだ」

 と思わせる、ヒューモアや皮肉の持ち主だったのです。
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信濃毎日新聞、今年もパルセイロ特集を発売へ

2015-12-27 15:56:22 | 日記
 3位と昨年より一歩成績が後退し、昇格プレイオフすら出場できなかったにもかかわらず、今年も信濃毎日新聞が「2015パルセイロの軌跡」を出版してくれました。

 正直、本当にありがたいと思います。

 ちなみに今日の本紙にその点が綴られています。

 巻頭特集は昇格するレディースの今季であり、男女ともに応援できる喜びを改めて実感した次第です。

 また紙面で番記者を務める越茂樹氏も寄稿しており、

 「レディース、トップともに入場者数を更新」
 「新スタジアムの存在感」

 とプラスの面を強調していた反面、敵地山口で敗れたあと、美濃部監督が辞任を表明するなど、揺れた今季の内容が改めて理解できます。

 パルセイロが独自でグッズを販売、企画することはわかります。

 様々な批判もありますが、地元紙やフリーペーパーでクラブの情報が発信されるようになる。

 これは2010年のJFL昇格、その後の2季連続2位に終わるころにはまだ芽生えておらず、つい最近の事柄ですよね。

 でも、それだけ

 「サッカーを応援することは、応援だけにとどまらない」
 「きっと僕たちの心を揺さぶる何かがある」

 と気づいた方が多くいたのでしょう。

 信州ダービーが仮に早い段階で実現すれば、それは完全に

 「緑かオレンジか」

 で信州が真っ二つに分断されます。

 それは新聞、ラジオ、テレビのいずれも記事を書く恰好の材料であり、自分たちの取材力が問われる最適の試合です。

 それはある意味、凄く画期的なことだと思いますね。
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サッカーにおける女性選手の報酬を思う

2015-12-27 01:30:35 | 日記
 パルセイロ・レディースは横山の残留が確定し、多くのファンが安堵しました。

 昇格したのですから選手の報酬は上がるでしょうし、2016年からは横山はクラブ・スタッフの一員になり、今までお世話になっていた長野信用金庫を退社するとのこと。

 彼女になっては凄く暖かい職場だったようですね。

 レディースの中でも代表選手であり、2部MVPとなった横山の報酬は一番高額でしょう。

 ではクラブは幾ら、金額を提示したのでしょうか?

 どうしてこのことを考えたかと言いますと

 「欧州サッカー批評9号 ぺっプ・バイエルンに資格なし」

 の中で、スウエーデンの試み、男女ともに同じ報酬で契約を結ぶという鈴木肇氏の記事が掲載されているためです。

 同じMVPといっても

 2部のMVP
 1部のMVP
 宮間のようなアジアMVPというさらに大きな枠組み

 では、当然価値が異なるわけですが、クラブの主軸として活躍した選手に多くの報酬がもたらされるのは変わりません。

 この記事でも指摘されていますが、男女では

 クラブの資産価値
 スポンサーやテレビからの収入

 に違いがありすぎ、金額を同じにすることはむしろいびつさを生みます。

 でも、鈴木氏は「議論することの大切さ」を説き、その点は僕も同じです。

 ちなみに鈴木氏は女子プロゴルファーの例を出し

 女性がより動きやすいジャージの作成や、ボールを小さくすることなど、さまざまな案件を提案しています。

 日本は育児休暇が難しい事で知られていますが、なでしこを見て社会を顧みることが可能のように感じます。
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