塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

代表招集という尺度を思う

2013-04-12 23:05:38 | 日記
 柏のレアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネル、大宮のカルリーニョス、そして新潟のレオ・シルバ。

 この4選手は今フェリポンが代表招集をしても何ら問題ない実力を備えていると聞きます。

 フェリポンがジュビロで指揮をとったのが1997年ですが、さすがに彼が今J1に招集情報を向けるとは考えにくく、
だからこそ彼らを含むJのブラジル籍選手には敬意を払いたいと思います。

 2014年、そして2016年は、ブラジルサッカーが威信をかけて戦う場所ですからね。

 韓国代表監督はJ1の選手を当然のように代表招集します。

 ではザッケローニ監督はJ1だけでなく、KとC、そしてMLSといった北米、アジア地域のリーグに在籍する選手を
追っているのでしょうか?

 僕はそうではないと思います。
 
 今も昔も代表招集を受けることは選手の誉れであり、在籍クラブも取材陣が訪れ大きな価値を生み出します。

 代表監督には当然代表選手を決める権利があり、同時に落選理由も説明せねばなりません。

 僕は闇雲にこれらのリーグの選手を注目して欲しいとお願いしているわけではなく、例えばウエスタン・シドニーの小
野のように、所属クラブが大きな躍進を遂げる原動力となったならば、他の欧州籍の選手同様に、その活躍に

 「敬意と称賛」

 を行うべきだと思うのです。

 もしKリーグ、蔚山に移籍した増田が優勝したならば、当然代表への道のりが開かれるべきだと思いますし、選手たち
が心の中で

 「北米やオーストラリアに移籍しても、代表への道は開けている」

 と感じられたなら、更に移籍は活発になると思えます。

 海外だろうがJ1だろうが、当然代表とは縁のない選手、実力不足の選手がいますから、闇雲に招集しても意味はあり
ません。

 僕の見方は単に「尺度」の問題で、基準値をリーグや在籍クラブで考えるのは時に考え物だと感じる為です。
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Jの活躍で代表招集は可能なのか

2013-04-12 22:55:45 | 日記
 世界中どのリーグにも必ずいるのがブラジル出身の選手たちです。

 そんな彼らでも90年代まではイングランド、そしてロシア、グルジア、ウクライナなど、俗に辺境と呼ばれる国へ
の移籍は躊躇する事が多かったのです。

 イングランドは気候と風土、そして生活習慣が劇的に変化することで、ポルトガルやイタリアよりも馴染む時間が長
くなる事が懸念されての事でした。

 ですからミドルスブラというスコットランドに近いクラブに、ジュニーニョという現役セレソンが移籍を決めたこと
は、当時大きな反響を呼んだものです。

 そしてロシア近辺は今でも漂うその

 「キナ臭さ」

 と、辺境であるが上にどんなに活躍をしてもセレソンに招集されないのではないかという危機感が、選手たちの中に
あったのです。

 僕たちは今でも東欧や中央を辺境と呼びますが、極東も傍からみれば辺境ですよね。

 サッカーの主流は今でも南米と西欧であり、ハンガリーやオーストリアの伝統は正直「過去」の物で語られることが
多く、北欧ではノルウェーが1998年以降ワールドカップから遠ざかっています。

 確かにウルグアイやベルギー、コロンビアなどは近年低迷していましたが、最近は上昇気流に乗っています。

 日本のファンとしては2005年のアラウージョ、2007年のロブソン・ポンテ、そして2011年のレアンドロ・
ドミンゲスといったブラジル籍の選手が

 「日本でMVPに輝いた選手」

 としてブラジル代表に招集されたならば、これほど嬉しいことはなかったのですが、現実は厳しいですね。

 フッキは確かにJを舞台に戦いましたが、彼が注目されたのはやはりポルト移籍後の事ですからね。

 日本が辺境のリーグだから代表招集が困難なのでは無く、日本でプレイしても代表招集に問題なしという形に進化し
ていくのが、今後のJ1の在り方のように思えます。

 特に外国籍のせんしゅからすれば。
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お金を使う事、窮乏した暁には

2013-04-12 17:49:41 | 日記
 僕はこの1年めっきり物を買わなくなりました。

 それは本棚と箪笥の整頓を引き続き行っていることもそうですが、両親が自分の欲しいものを買わずに、お金を食料品を
軸に費やしていることを痛感しているためでもあります。

 「両親が我慢をしているのに、僕が派手に金を使っても仕方が無い」

 そう思えるためです。

 肌着と靴下のように、どうしても痛んで仕方が無い物は買い替えましたし、例えば型が古くなった衣類は買い替えたいと
も思います。

 その一方で高額品を買うことが、なんとなく躊躇われている事も事実です。

 スペイン、イタリア、ギリシャにポルトガル。

 政府の財政状況が一向に好転せず、キプロスのように国民の大半がユーロ離脱を叫ぶ国のサッカー選手は、今心の中でど
んな事を思うのでしょうか?

 サッカー選手の給料は観客が支払った入場料に大きな比重があります。

 しかし対戦カードにもよりますが、バルサとレアルにしても空席が目立つことがありますし、彼らはクラブそのものが窮
乏だということです。

 例えばFC東京からパナシナイコス・アテネに移籍した梶山陽平は、廉価な外国籍選手という見方をされているでしょう
し、同時にクラブの戦力という2重の意味合いを両肩に背負っています。

 サッカーがテレビ放映という金の成る木にすがってきたのも事実ですが、今でも

 「入場料収入とシーズン・チケット」

 は収入の大きな柱です。

 収入が途絶えた人間がサッカー場に足を運ぶことは考えられず、日本同様にスーパーのプライベート・ブランドや量販品
に群がる人間が増えたと聞きました。
 
 良質なサッカーを手頃な価格で提供することがかつてのサッカーの姿でしたが、今後はこのお金の問題が更に暗い話題を
及ぼすかもしれません。
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ユーチューブを見て感嘆し、同時に思う

2013-04-12 15:52:08 | 日記
 僕も動画サイト「ユー・チューブ」の映像を観ます。

 ユー・チューブが無料閲覧できる仕組みまではわかりませんが、この存在がサッカーを含む販売DVDの現象に一役買って
いるように思います。

 かつては大型スポーツ店に出かければ、数多くのサッカーDVDが売られており、専門誌にも多くの広告が掲載されていま
した。

 しかし今はレンタル専用が多いようで、広告も商品も店頭で見かけなくなりました。

 やはり値段が高めであることもそうでしょうが

 1・雑誌付録でDVDが付くことがあったこと
 2・再生機器がDVD、ブルーレイと変化したことに加え、動画サイトで映像が無料視聴できる環境ができたこと

 この2点が大きいと思います。

 僕は今、イブラヒモビッチが対イングランド戦で記録した4ゴールをユー・チューブで観ましたが、動画は短時間で終わる
事が多いので、例えばワールドカップ、欧州選手権などのハイライトは

 「映像作品」

 として成立するとは思います。

 僕が卓球部に在籍していた中学、高校時代、衛星放送で録画してもらったビデオテープを借りて再生して感嘆していた時代
が、何だか懐かしく感じます。

 卓球に限らずスポーツはデジタルの普及に伴い、戦術指南書と技術書の写真の質がより鮮明になりましたし、廉価で一流選
手の技術を確認できる時代です。

 部活でサッカーをする学生たちからすれば、この時代の趨勢はありがたいのでしょうが、逆にトラップやリフティングのよ
うに、技術の土台となる事柄が疎かにならないよう、気をつけて欲しいものです。
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求心力とは何なのか

2013-04-12 15:26:05 | 日記
 サッカーの世界でしばしば用いられる求心力。

 この言葉は実際どんな意味合いがあるのでしょうか?

 僕は「この方がいれば大丈夫」と思わせる、器の大きさの事だと思いますが監督だけでなく選手にも同じ点があてはまる
と思います。

 例えばどんな職業でも桁外れに忙しい時、あれだけ綿密な準備をしたのに業務が滞っている、そんな場面があります。

 その際に

 「ああ、この人が来てくれて助かった。」

 つまり、その仕事ぶりと人間性、伝える表情や仕草が周囲に安心感、言い換えれば新しいやる気を導き出せる人物が、冒
頭の事柄に通じると考えます。

 例えばロベルト・マンチーニの事を今でもマリオ・バロテッリは慕っています。

 逆に彼のことを

 「マンチーニでは国内リーグは制覇できても、欧州は無理」

 と批判する方もいます。

 確かにインテル、シティと群を抜いたクラブで欧州制覇できていないことは事実ですし、ラツイオとフィオレンティーナと
いう戦力と金銭に劣るクラブでコパ・イタリアを獲得したように、用兵にも一定の評価は与えられます。

 マンチーニは時に

 「大衆の面前で選手を怒鳴りすぎる!」

 という指摘がなされますが、けなされている選手からすれば確かに勘弁して欲しい出来事です。

 マンチーニはテヴェス、ゼコと折り合いが良くないと言われ続け、事実テヴェスが現行の契約を更新する予定は無いと言わ
れています。

 マンチーニはどこか正直すぎるのかもしれませんし、現役時代その卓越した能力があることでも知られていましたから、自
分に出来たのだから、彼らにもできると思うのでしょうね。

 モウリーニョもその舌禍が首を絞めているように見えますが、彼の場合は選手経験がありませんから、叱咤激励のいずれの
差異でも、細心の注意を払っていると思われます。
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