帚木蓬生先生の「ギャンブル依存とたたかう」によると
欧米の統計ではギャンブル依存者の三割から五割が
アルコール依存を含めた薬物依存を合併しているということだ。
つまり二つの依存症はそれぞれが別のものだとは限らない。
近年飲酒運転による重大事故は後を絶たない。
飲酒運転の罰則が強化され、酒を飲んだら車を運転しないと
繰り返し呼びかけが行われていても飲酒運転がなくならない。
パチンコと酒は、他の依存対象に比べて
自分たちの身近にいくらでもあって
いとも簡単にやれるという共通点がある。
それでも去年の貸金業法の改正で総量規制が実施され
大手の消費者金融やカード会社、銀行などは
総額で年収の三分のまでしか借り入れができないようになった。
さすがにおよそ400万人と推測されている
ギャンブル依存症の人たちの全てが借金ができないからといって
ヤミ金に走ったり犯罪を起したりしたわけではない。
国民の約3%と言われる年収1000万以上の層は別にして
企業全体の98%を占める中小零細の企業で働く人たちが
1万円が30分でなくなるような遊びを
簡単にできるような状況ではなくなっている。
だから飲酒運転のニュースを見る度に
ギャンブル依存症からギャンブルよりはお金のかからない
アルコール依存症へ移行している人が
実はかなりの数いるのではないかと感じてしまう。
あれほど悲惨な飲酒運転の事故が起こり
飲酒運転の危険性が繰り返し報じられ
どれほど罰則が強化されても
飲酒をして運転する人は「少しだから大丈夫」
「自分が事故を起すはずがない」あるいは「自分は捕まるはずがない」
というとんでもない妄想に取り付かれているとしか思えない。
その思考回路は「大当たりさえすれば」という
どんな根拠もない妄想に憑かれてパチンコの機械に
どんどんお金を捨て続け
自分や家族の将来に対するシュミレーションがまったくできない
ギャンブル依存者と驚くほど似ている。
「飲酒運転を繰り返す人はアルコール依存症の疑いがある」
などと悠長なことを言っている場合ではないのだ。
法律で禁止されている飲酒運転を一度でもやったというのは
間違いなくアルコール依存症なのだ。
そして本当ならその背景にギャンブル依存症を含む
他の依存症の問題も絡んでいるのではないかということまで
包括的に検討され論じられる必要があるのだと思う。
どんな地方都市に行っても
普通の人々が普通に生活している地域のいたるところに
ギャンブル場が存在するという光景は
おそらく世界でも例を見ないと思う。
同様にアルコールも
これまたいたるところにあるコンビニと自販機で24時間売られている。
他にもネットやらゲームやら携帯やら
増え続け多様化しつづける依存症と依存者に比べて
依存症というものに対する
専門家や一般の人の認知度は驚くほど低い。
ギャンブル依存者本人のブログなどで
「スリップしちゃった。でも仕方ないよね。依存症だから」みたいな
軽いノリの発言を読むと正直吐き気がする。
そういうブログははっきり言って
パチンコに行ったことなんかがつらつら書いてあったりするので
百害あって一利なしでむしろブログなど書くのはやめてほしいと思う。
自分のやったこと、あるいはやっていることが
どれほど回りの人間を不快にさせ、傷つけているか
それがギャンブル依存者が自分の病気の真の忌まわしさに気づく
まずは第一歩なのだから。
欧米の統計ではギャンブル依存者の三割から五割が
アルコール依存を含めた薬物依存を合併しているということだ。
つまり二つの依存症はそれぞれが別のものだとは限らない。
近年飲酒運転による重大事故は後を絶たない。
飲酒運転の罰則が強化され、酒を飲んだら車を運転しないと
繰り返し呼びかけが行われていても飲酒運転がなくならない。
パチンコと酒は、他の依存対象に比べて
自分たちの身近にいくらでもあって
いとも簡単にやれるという共通点がある。
それでも去年の貸金業法の改正で総量規制が実施され
大手の消費者金融やカード会社、銀行などは
総額で年収の三分のまでしか借り入れができないようになった。
さすがにおよそ400万人と推測されている
ギャンブル依存症の人たちの全てが借金ができないからといって
ヤミ金に走ったり犯罪を起したりしたわけではない。
国民の約3%と言われる年収1000万以上の層は別にして
企業全体の98%を占める中小零細の企業で働く人たちが
1万円が30分でなくなるような遊びを
簡単にできるような状況ではなくなっている。
だから飲酒運転のニュースを見る度に
ギャンブル依存症からギャンブルよりはお金のかからない
アルコール依存症へ移行している人が
実はかなりの数いるのではないかと感じてしまう。
あれほど悲惨な飲酒運転の事故が起こり
飲酒運転の危険性が繰り返し報じられ
どれほど罰則が強化されても
飲酒をして運転する人は「少しだから大丈夫」
「自分が事故を起すはずがない」あるいは「自分は捕まるはずがない」
というとんでもない妄想に取り付かれているとしか思えない。
その思考回路は「大当たりさえすれば」という
どんな根拠もない妄想に憑かれてパチンコの機械に
どんどんお金を捨て続け
自分や家族の将来に対するシュミレーションがまったくできない
ギャンブル依存者と驚くほど似ている。
「飲酒運転を繰り返す人はアルコール依存症の疑いがある」
などと悠長なことを言っている場合ではないのだ。
法律で禁止されている飲酒運転を一度でもやったというのは
間違いなくアルコール依存症なのだ。
そして本当ならその背景にギャンブル依存症を含む
他の依存症の問題も絡んでいるのではないかということまで
包括的に検討され論じられる必要があるのだと思う。
どんな地方都市に行っても
普通の人々が普通に生活している地域のいたるところに
ギャンブル場が存在するという光景は
おそらく世界でも例を見ないと思う。
同様にアルコールも
これまたいたるところにあるコンビニと自販機で24時間売られている。
他にもネットやらゲームやら携帯やら
増え続け多様化しつづける依存症と依存者に比べて
依存症というものに対する
専門家や一般の人の認知度は驚くほど低い。
ギャンブル依存者本人のブログなどで
「スリップしちゃった。でも仕方ないよね。依存症だから」みたいな
軽いノリの発言を読むと正直吐き気がする。
そういうブログははっきり言って
パチンコに行ったことなんかがつらつら書いてあったりするので
百害あって一利なしでむしろブログなど書くのはやめてほしいと思う。
自分のやったこと、あるいはやっていることが
どれほど回りの人間を不快にさせ、傷つけているか
それがギャンブル依存者が自分の病気の真の忌まわしさに気づく
まずは第一歩なのだから。