癌と生きる 依存症と生きる

命がある限り希望を持つということ

別れの時

2012-04-10 09:40:35 | ねこの話
このところPCのモニターの不調で
ずっと更新をお休みしていました。

今日の早朝午前4時10分にルナ(猫)が虹の橋へ旅立ちました。
推定ですが享年23才。22年間をうちで過ごしました。
この数年はほとんどの高齢猫がかかる腎臓の病気か
歯の病気かで口の中を痛がるようになっていて
加えて一昨年の猛暑の時はごはんが食べられないので
骨と皮のようにがりがりに痩せて
もう本当にだめかと思ったのですが
それから2年近く本当によくがんばってくれました。

1週間ほど前からどんなエサをあげても
食べづらそうにするので今度は本当にだめなような予感がしていました。
それでも土曜日くらいまでは水はなんとか飲んでいたのが
昨日はもう水を飲むのも辛いようで
歩き方もよろよろして
もう一両日なんじゃないかと思いました。
泣き声も短く細く悲しげに鳴くので
聞いていて切なかったです。

昨夜11時頃いつものように私のお布団に入れたけど
もう顔をあげるのもおっくうなようで
息も細くなっているようだったので
ダンナに「明日の朝までは無理かもしれない」と声をかけて
ダンナも様子を見に来てなでてくれました。

うとうと眠って明け方ふっと目を覚ますと
隣りに姿が無く、よくみるとお布団の裾のところに横たわっていました。
抱いて隣に戻してしばらく撫でてやっていたら
しゃっくりをするように体が痙攣して
「ウー」と鳴きました。3回、4回とそれを繰り返して
5回目に痙攣してもう声は出ずふっと鼓動が止まりました。
苦しい様子も全然なくて本当に羨ましいくらいの大往生だったと思います。
今日は仕事が休みの日でした。
「もし留守の時にいってしまったらどうしよう」というのも
とても心配だったのですが
やはり最後まで私に看取ってほしかったのだと
お互いの思いが実を結んだのだと信じています。

一緒にお正月を迎えられて「次は桜が咲くまでがんばろうね」と
言っていた私との約束をちゃんと守ってくれました。
私自身は「桜の季節までは無理かもしれない」と思っていたので
最後の時に寝かせてあげるお布団を桜が一杯の和柄の布で
用意してあげていました。
今はそのお布団に安らかな顔で寝ています。

明日10時から火葬だけですが
お葬式をしてあげることにしました。
私が留守にするとあんなに寂しがっていたので
これからもずっと一緒にいてあげるつもりです。
ほんの些細なことでもルナのいない生活に慣れていくには
当分時間がかかりそうですが
もう誰に気兼ねすることもなく
寂しい時悲しい時は思い切り泣いて
少しづつ悲しみを癒していこうと思います。

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