本当は一番最初にこれを書くべきだったかと
今へこんでいます。前にも書きましたが、インプットした情報を
あまり興味のない方にも、分かりやすく読んでもらうには
どうすればいいのかという、情報を整理する能力に欠けています。
と愚痴を言っても始まらないので…
脳はとても大きく分けて二つに分かれています。
「古い脳」と「新しい脳」と呼ばれることが多いようです。
古い脳と呼ばれるのは、人間以外の動物にもある脳幹や大脳辺縁系で
生物の生存に関わる、食欲、排泄欲、睡眠欲、性欲
それと、快不快、不安や恐怖、なわばり、仲間づくり、攻撃、危険回避
などの本能や情動に関する機能をつかさどる部分です。
「新しい脳」と呼ばれるのは高等哺乳類で発達している
大脳新皮質(前頭葉、後頭葉、側頭葉、前頂葉)です。
ここは視覚や言語や記憶、意欲や興味
脳の他の部分に対する抑制などのコントロールといった
高い学習能力や判断をつかさどっています。
この大脳新皮質の、特に前頭葉の前頭前野という部分を
中心にしたコントロールは
本来は古い脳全体に働くようになっています。
しかし当然のことながら
赤ちゃんの脳にはそういう高度な能力はないのですから
新しい脳である大脳新皮質の働きは、色々なことを学習することによって
成長とともに獲得し、発達していくものと思われます。
人間が人間らしく行動できるためには
本能や情動に基づく欲求を
大脳皮質の働きによってコントロールできることが理想です。
けれど古い脳から発せられる欲求は
ものすごく強力なものなので
大脳新皮質によるコントロールがきかなくなり
古い脳が新しい脳を支配してしまう
これが、脳の構造という面から見た依存症の形なのだろうと思います。
他には古い脳で情動が発生する時間と
新しい脳での情報処理の速度の違いです。
食欲とか性欲、快不快、不安や恐怖によって起こる情動は
ほんのわずかなステップで起きるので
新しい脳による、たくさんのステップを必要とする
つまり時間がかかる高度な判断が追いついていかない。
その結果古い脳が新しい脳を支配してしまうという事態が起こります。
この脳の構造を理解すると
依存症の衝動を、理性や意志の力で止めることができないと
言われている理由も少し理解できます。
そしてそこには、前に書いた神経伝達物質も
大きく関わっているのですが
神経伝達物質については、かなり難しいので
まだまだ勉強中です。
なぜこんな愚にもつかないことを延々と書いていくかと言えば
ギャンブル依存症者のご家族はもちろんですが
子どものスマホやネットの依存に悩んでいる親御さんに
依存症というものを、色々な角度から理解してほしいと思っているからです。
理由については、あくまで私の憶測に過ぎないのでここには書けませんが
あと3年とか5年とかしたら
薬物依存の問題が激増してくるのではないかと深く危惧しています。
前にも書きましたが、最近の薬物は、昔のように
注射などというような、おどろおどろしいものではありません。
まったく薬物などとは思わせないような形で
本当に得体が知れないものが、私たちの身近に出現し
しかも小学生にまでスマホが浸透してきましたから
予想もしないところから、予想もしない形で
薬物が日常に進入してくる可能性は大きいと思います。
少し調べてみたら、2010年のアメリカの調査で
12才以上のアメリカ人の、約2260万人が
調査の日からさかのぼって1ヶ月以内に、何らかの違法薬物を使用した
という結果が出ています。これは12才以上の人口のおよそ8.9%
12才以上といったら、小学6年から中学1年
日本もけして対岸の火事、ひとごとではないと思います。
薬物も、ギャンブルも、アルコールも、スマホやネットも
スーパーコンピューターの何十倍もの性能を持つといわれる
精密な人間の脳を破壊する可能性があるという点では同じです。
依存症とは何なのか、どうすれば病気になることを回避できるのか
もしも病気の領域に入ってしまったら
回復するためにはどういう方法があるのか
まずは関心のある方からだけでも、有意義な情報は共有し
有効に活用していただけたらと願っています。
今へこんでいます。前にも書きましたが、インプットした情報を
あまり興味のない方にも、分かりやすく読んでもらうには
どうすればいいのかという、情報を整理する能力に欠けています。
と愚痴を言っても始まらないので…
脳はとても大きく分けて二つに分かれています。
「古い脳」と「新しい脳」と呼ばれることが多いようです。
古い脳と呼ばれるのは、人間以外の動物にもある脳幹や大脳辺縁系で
生物の生存に関わる、食欲、排泄欲、睡眠欲、性欲
それと、快不快、不安や恐怖、なわばり、仲間づくり、攻撃、危険回避
などの本能や情動に関する機能をつかさどる部分です。
「新しい脳」と呼ばれるのは高等哺乳類で発達している
大脳新皮質(前頭葉、後頭葉、側頭葉、前頂葉)です。
ここは視覚や言語や記憶、意欲や興味
脳の他の部分に対する抑制などのコントロールといった
高い学習能力や判断をつかさどっています。
この大脳新皮質の、特に前頭葉の前頭前野という部分を
中心にしたコントロールは
本来は古い脳全体に働くようになっています。
しかし当然のことながら
赤ちゃんの脳にはそういう高度な能力はないのですから
新しい脳である大脳新皮質の働きは、色々なことを学習することによって
成長とともに獲得し、発達していくものと思われます。
人間が人間らしく行動できるためには
本能や情動に基づく欲求を
大脳皮質の働きによってコントロールできることが理想です。
けれど古い脳から発せられる欲求は
ものすごく強力なものなので
大脳新皮質によるコントロールがきかなくなり
古い脳が新しい脳を支配してしまう
これが、脳の構造という面から見た依存症の形なのだろうと思います。
他には古い脳で情動が発生する時間と
新しい脳での情報処理の速度の違いです。
食欲とか性欲、快不快、不安や恐怖によって起こる情動は
ほんのわずかなステップで起きるので
新しい脳による、たくさんのステップを必要とする
つまり時間がかかる高度な判断が追いついていかない。
その結果古い脳が新しい脳を支配してしまうという事態が起こります。
この脳の構造を理解すると
依存症の衝動を、理性や意志の力で止めることができないと
言われている理由も少し理解できます。
そしてそこには、前に書いた神経伝達物質も
大きく関わっているのですが
神経伝達物質については、かなり難しいので
まだまだ勉強中です。
なぜこんな愚にもつかないことを延々と書いていくかと言えば
ギャンブル依存症者のご家族はもちろんですが
子どものスマホやネットの依存に悩んでいる親御さんに
依存症というものを、色々な角度から理解してほしいと思っているからです。
理由については、あくまで私の憶測に過ぎないのでここには書けませんが
あと3年とか5年とかしたら
薬物依存の問題が激増してくるのではないかと深く危惧しています。
前にも書きましたが、最近の薬物は、昔のように
注射などというような、おどろおどろしいものではありません。
まったく薬物などとは思わせないような形で
本当に得体が知れないものが、私たちの身近に出現し
しかも小学生にまでスマホが浸透してきましたから
予想もしないところから、予想もしない形で
薬物が日常に進入してくる可能性は大きいと思います。
少し調べてみたら、2010年のアメリカの調査で
12才以上のアメリカ人の、約2260万人が
調査の日からさかのぼって1ヶ月以内に、何らかの違法薬物を使用した
という結果が出ています。これは12才以上の人口のおよそ8.9%
12才以上といったら、小学6年から中学1年
日本もけして対岸の火事、ひとごとではないと思います。
薬物も、ギャンブルも、アルコールも、スマホやネットも
スーパーコンピューターの何十倍もの性能を持つといわれる
精密な人間の脳を破壊する可能性があるという点では同じです。
依存症とは何なのか、どうすれば病気になることを回避できるのか
もしも病気の領域に入ってしまったら
回復するためにはどういう方法があるのか
まずは関心のある方からだけでも、有意義な情報は共有し
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3年前には始まっていたと思います。本やネットあらゆる情報でどうすればよいか苦しい日々です
本を読んでも不安があおられたり、自分の子育てに後悔し自分を責めたりでしたが、腹を据えること、息子のことから解放してみること等やってみなくてはと思います。
幸い息子は専門外来に通院(行けないことが多いですが)し私が主治医の先生と話したり(息子の代わりに私が行ったり)で長くかかるでしょうが、繋がりはできています
主治医の先生が動機づけの方法で面接してくださっているんだということもりょうさんのブログからわかりました
とても解かりやすい発信をして下さりありがとうございます
どうぞお大事に良い日々を重ねられますように
ありがとうございました
パソコンなかなk自由に設定操れません
どうぞご放念ください
少しでもちっぷさんのお役に立てているなら、こんなに
うれしいことはありません。
私が書いていることも、けしてこれが真実という意味では
なくて、以前に書いたことを、最近では修正していたり
するところもたくさんあるので、全然頼りないのですが。
本当に大変だとお察ししますが、できれば依存症や
息子さんの問題から離れる時間、自分が楽しいと
感じることができる時間も持たれてくださいね。
私はダンナのギャンブルとか家族のこととかで、もう
完全にどつぼの欝の状態がひどい時に、このブログを
書き始めました。8年経った今、悟ったようなことを
書いていますが、こうして書くことと、本や映画や音楽
を楽しむ気持ちを手放さなかったこと、それと親身に
なってくれた友達のおかげで、生き延びた命だと思っています。
書き続けてきたことで、こうしてネットを介してつながってくださる方もできました。前も書きましたが、どうか
無理をせず少しづつ進んでくださいね!またいつでも
のぞいてください。お待ちしています!