今日驚くべき数字を目にした。
ギャンブル依存症の患者の数が推定400万人だという。
しかもそれがパチンコやスロットの業界側から出た数字らしい。
私が参考にした帚木蓬生先生の「ギャンブル依存とたたかう」の
初版が出たのが2004年、それから5年で倍増していることになる。
しかし昨年の朝日新聞の特集記事には100万人とあった。
どうしてこれほど開きがでるのだろうか。
それはおそらくギャンブル依存症に対する認識や理解の違いによるものだ。
私の同僚も夫婦でパチンコをする。
彼女には端的に依存症の話もした。
しかし相手の反応は「借金をしないから病気ではない」という感じだった。
以下はG.Aのサイトから転記させていただいた依存症のチェック項目で
7個以上該当すれば依存症の可能性がある。
1.ギャンブルのために仕事や学業がおろそかになることがありましたか?
2.ギャンブルのために家庭が不幸になることがありましたか?
3.ギャンブルのために評判が悪くなることがありましたか?
4.ギャンブルをした後で自責の念を感じることがありましたか?
5.借金を払うためのお金を工面するためや、お金に困っている時に何
とかしようとしてギャンブルをすることがありましたか?
6.ギャンブルのために意欲や能率が落ちることがありましたか?
7.負けた後で、すぐにまたやって、負けを取り戻さなければと思うこ
とがありましたか?
8.勝った後で、すぐにまたやって、もっと勝ちたいという強い欲求を
感じることがありましか?
9.一文無しになるまでギャンブルをすることがよくありましたか?
10.ギャンブルの資金を作るために借金をすることがありましたか?
11.ギャンブルの資金を作るために、自分や家族のものを売ることが
ありましたか?
12.正常な支払いのために「ギャンブルの元手」を使うのを渋ること
がありましたか?
13.ギャンブルのために家族の幸せをかえりみないようになることが
ありましたか?
14.予定していたよりも長くギャンブルをしてしまうことがありましたか?
15.悩みやトラブルから逃げようとしてギャンブルをすることがありましたか?
16.ギャンブルの資金を工面するために法律に触れることをしたとか、
しようと考えることがありましたか?
17.ギャンブルのために不眠になることがありましたか?
18.口論や失望や欲求不満のためにギャンブルをしたいという衝動にか
られたことがありましたか?
19.良いことがあると2・3時間ギャンブルをして祝おうという欲求が
おきることがありましたか?
20.ギャンブルが原因で自殺しようと考えることがありましたか?
しかしもし家族が疑念を持ってこのチェックをやらせようとしても当人は
おそらくほとんどの項目を否定する。依存症は「否認の病」だから。
そこで病気に結び付けられるもっとも明確な症状が「借金」ということに
なるのだろうが、本当に借金をしなければ病気ではないのか。
私の経験上休日になればなにかと口実を作ってギャンブルをしに行く
あるいは家計が苦しいことがわかっていながら
それでもギャンブルをするという状況ならば
もう100%依存症だと考えて間違いないと思う。
そこで例えば夫婦喧嘩をして行けないとなると
ふてくされる、機嫌が悪くなる、くどくどと愚痴を言う
こどものことなど見向きもせず
つまらなそうにTVやゲーム、携帯ばかり。
何を見ても聞いても楽しいとも思えなければ感動もしない
自分が向かい合うべき現実(仕事や家庭)での問題や障害に
きちんと向き合うことができないから
不平や不満を感じそれが更なるストレスになり
この世で本当に楽しいと思えることはギャンブルだと感じ
常にギャンブルに癒しと逃避を求める
頭の中がそういう状態になればもう立派な病気と認定していいと思う。
家族として暮らしていると
こういう状況を病気だとは思わず本人の性格として捉えてしまう。
どこからが病気でどこまでがそうでないのかの線引きが
とてつもなく難しいのだ。
患者本人にとってはなおさらのことで
自分がとんでもない病気だということを
受け入れるのは容易なことではないだろう。
(続く)
ギャンブル依存症の患者の数が推定400万人だという。
しかもそれがパチンコやスロットの業界側から出た数字らしい。
私が参考にした帚木蓬生先生の「ギャンブル依存とたたかう」の
初版が出たのが2004年、それから5年で倍増していることになる。
しかし昨年の朝日新聞の特集記事には100万人とあった。
どうしてこれほど開きがでるのだろうか。
それはおそらくギャンブル依存症に対する認識や理解の違いによるものだ。
私の同僚も夫婦でパチンコをする。
彼女には端的に依存症の話もした。
しかし相手の反応は「借金をしないから病気ではない」という感じだった。

以下はG.Aのサイトから転記させていただいた依存症のチェック項目で
7個以上該当すれば依存症の可能性がある。
1.ギャンブルのために仕事や学業がおろそかになることがありましたか?
2.ギャンブルのために家庭が不幸になることがありましたか?
3.ギャンブルのために評判が悪くなることがありましたか?
4.ギャンブルをした後で自責の念を感じることがありましたか?
5.借金を払うためのお金を工面するためや、お金に困っている時に何
とかしようとしてギャンブルをすることがありましたか?
6.ギャンブルのために意欲や能率が落ちることがありましたか?
7.負けた後で、すぐにまたやって、負けを取り戻さなければと思うこ
とがありましたか?
8.勝った後で、すぐにまたやって、もっと勝ちたいという強い欲求を
感じることがありましか?
9.一文無しになるまでギャンブルをすることがよくありましたか?
10.ギャンブルの資金を作るために借金をすることがありましたか?
11.ギャンブルの資金を作るために、自分や家族のものを売ることが
ありましたか?
12.正常な支払いのために「ギャンブルの元手」を使うのを渋ること
がありましたか?
13.ギャンブルのために家族の幸せをかえりみないようになることが
ありましたか?
14.予定していたよりも長くギャンブルをしてしまうことがありましたか?
15.悩みやトラブルから逃げようとしてギャンブルをすることがありましたか?
16.ギャンブルの資金を工面するために法律に触れることをしたとか、
しようと考えることがありましたか?
17.ギャンブルのために不眠になることがありましたか?
18.口論や失望や欲求不満のためにギャンブルをしたいという衝動にか
られたことがありましたか?
19.良いことがあると2・3時間ギャンブルをして祝おうという欲求が
おきることがありましたか?
20.ギャンブルが原因で自殺しようと考えることがありましたか?
しかしもし家族が疑念を持ってこのチェックをやらせようとしても当人は
おそらくほとんどの項目を否定する。依存症は「否認の病」だから。
そこで病気に結び付けられるもっとも明確な症状が「借金」ということに
なるのだろうが、本当に借金をしなければ病気ではないのか。

私の経験上休日になればなにかと口実を作ってギャンブルをしに行く
あるいは家計が苦しいことがわかっていながら
それでもギャンブルをするという状況ならば
もう100%依存症だと考えて間違いないと思う。
そこで例えば夫婦喧嘩をして行けないとなると
ふてくされる、機嫌が悪くなる、くどくどと愚痴を言う
こどものことなど見向きもせず
つまらなそうにTVやゲーム、携帯ばかり。
何を見ても聞いても楽しいとも思えなければ感動もしない
自分が向かい合うべき現実(仕事や家庭)での問題や障害に
きちんと向き合うことができないから
不平や不満を感じそれが更なるストレスになり
この世で本当に楽しいと思えることはギャンブルだと感じ
常にギャンブルに癒しと逃避を求める
頭の中がそういう状態になればもう立派な病気と認定していいと思う。
家族として暮らしていると
こういう状況を病気だとは思わず本人の性格として捉えてしまう。
どこからが病気でどこまでがそうでないのかの線引きが
とてつもなく難しいのだ。
患者本人にとってはなおさらのことで
自分がとんでもない病気だということを
受け入れるのは容易なことではないだろう。
