前のブログで子どもたちを放射能から守ろうと書いた。
自分が比較的安全なところにいてスローガンだけ掲げるのは簡単なことだ。
それはこのブログを書いていていつも自分に問いかけることでもある。
もともとこのブログは家族がギャンブル依存症になって
数十年にわたる経済的な苦闘の末に
毎日死を考えて過ごすようになった頃
友人に債務整理のことを教えてもらい
家庭の再生に取り組んだところから始まった。
ギャンブル依存症のことを色々な角度から勉強して
その背景にある政財官の癒着を知った。
そしてギャンブル依存症は個人や家庭だけの問題ではなく
この国の上層にいる人間たちの
利権の結果としてこれほど大量に生み出されたものだと分かった。
今回の原発の事故もまったく同じような側面を持っている。
だから3・11以降は原発の問題について書き始めた。
ギャンブル依存症については国はまだ病気であることも
認めてはおらず解決の道筋はまだ入り口さえ見えてはいない。
ギャンブル依存症が自覚症状のない重篤な脳の機能障害であること
有効な治療の方法は今のところ見つかってはおらず
一生完治することはないこと。
自分の身近でギャンブルをする人に
たったこれだけのことを理解してもらうことさえ至難の技。
何故なら一にも二にも病気らしい症状が何もないからだ。
みんな自分は大丈夫だと思っているし説明されても何が何だかよくわからない。
それは放射能の問題とよく似ている。
例え被爆してもよほど急激で高濃度な放射能でない限り
すぐに何か症状が出るというものではない。
マイクロシーベルト、ミリシーベルトという
放射線の線量については今ではかなり認知されてきたが
例えばベクレルについてはどのくらいが危険なのかよく分からない。
そんな状況で情報が小出しにしかも後出しで出てくるので
みんなが段々それに慣れていっている怖さがある。
当事者でない人たちにとっては喉もと過ぎればで
問題の深刻さが少しづつ薄れていく。
脱原発の流れには節電や停電や電気料の値上げといった圧力がかかってくる。
しかし原子力行政をめぐるたくさんの利権が複雑にからんでいる
政治家やマスコミは根本的に信用ができない。
これは民主党だけでなく長年与党で原発を推進してきた
自民党も公明党もまったく同じだ。
だから政治が何かしてくれると過度な期待を持つことはできない。
それは私がギャンブル依存症の問題を通じて学んだことでもある。
業界を厳しく規制できる、あるいは法律で禁止できる
そういう可能性がどこが政権を取ってもまったくない。
逆の可能性はあっても。
依存症からの回復をめざすには
とにかくギャンブルをやらないこと。
つまりは自衛する以外に有効な手立てがない。
放射能の問題も同様で迅速に社会の仕組みを変えることができないなら
何が危険なのかを知って自衛するほかはないのだ。
しかし被爆を避けるというのは簡単だが
人は生活のある場所を簡単に捨てることはできない。
この不況のさなか避難をして生計が成り立たなければ
家族みんなが生きていくことができない。
そのあり得ないようなシビアな状況を思うと
スローガンだけを簡単に言うことができなくなる。
それでも…5年後10年後の悲劇を一つでも減らすために
言い続けていくしかないのだと思う。
長い長い闘いになる。
自分が比較的安全なところにいてスローガンだけ掲げるのは簡単なことだ。
それはこのブログを書いていていつも自分に問いかけることでもある。
もともとこのブログは家族がギャンブル依存症になって
数十年にわたる経済的な苦闘の末に
毎日死を考えて過ごすようになった頃
友人に債務整理のことを教えてもらい
家庭の再生に取り組んだところから始まった。
ギャンブル依存症のことを色々な角度から勉強して
その背景にある政財官の癒着を知った。
そしてギャンブル依存症は個人や家庭だけの問題ではなく
この国の上層にいる人間たちの
利権の結果としてこれほど大量に生み出されたものだと分かった。
今回の原発の事故もまったく同じような側面を持っている。
だから3・11以降は原発の問題について書き始めた。
ギャンブル依存症については国はまだ病気であることも
認めてはおらず解決の道筋はまだ入り口さえ見えてはいない。
ギャンブル依存症が自覚症状のない重篤な脳の機能障害であること
有効な治療の方法は今のところ見つかってはおらず
一生完治することはないこと。
自分の身近でギャンブルをする人に
たったこれだけのことを理解してもらうことさえ至難の技。
何故なら一にも二にも病気らしい症状が何もないからだ。
みんな自分は大丈夫だと思っているし説明されても何が何だかよくわからない。
それは放射能の問題とよく似ている。
例え被爆してもよほど急激で高濃度な放射能でない限り
すぐに何か症状が出るというものではない。
マイクロシーベルト、ミリシーベルトという
放射線の線量については今ではかなり認知されてきたが
例えばベクレルについてはどのくらいが危険なのかよく分からない。
そんな状況で情報が小出しにしかも後出しで出てくるので
みんなが段々それに慣れていっている怖さがある。
当事者でない人たちにとっては喉もと過ぎればで
問題の深刻さが少しづつ薄れていく。
脱原発の流れには節電や停電や電気料の値上げといった圧力がかかってくる。
しかし原子力行政をめぐるたくさんの利権が複雑にからんでいる
政治家やマスコミは根本的に信用ができない。
これは民主党だけでなく長年与党で原発を推進してきた
自民党も公明党もまったく同じだ。
だから政治が何かしてくれると過度な期待を持つことはできない。
それは私がギャンブル依存症の問題を通じて学んだことでもある。
業界を厳しく規制できる、あるいは法律で禁止できる
そういう可能性がどこが政権を取ってもまったくない。
逆の可能性はあっても。
依存症からの回復をめざすには
とにかくギャンブルをやらないこと。
つまりは自衛する以外に有効な手立てがない。
放射能の問題も同様で迅速に社会の仕組みを変えることができないなら
何が危険なのかを知って自衛するほかはないのだ。
しかし被爆を避けるというのは簡単だが
人は生活のある場所を簡単に捨てることはできない。
この不況のさなか避難をして生計が成り立たなければ
家族みんなが生きていくことができない。
そのあり得ないようなシビアな状況を思うと
スローガンだけを簡単に言うことができなくなる。
それでも…5年後10年後の悲劇を一つでも減らすために
言い続けていくしかないのだと思う。
長い長い闘いになる。