モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

【試作3】東北の山を眺める3/秋田から見た鳥海山

2024年05月31日 | その他

鳥海山は秋田と山形の県境付近に聳える火山(標高2236m)です。
今回は秋田県の各所から見た鳥海山について語ります。
鳥海山は秋田県では西側はにかほ平野からいきなり聳えていますが、
北側や東側は出羽丘陵の上に生えたように聳えています。
北側から望むと・・・
こちらは由利本荘市の北部(マップではA)から見たものですが、遠く秋田市から見てもほぼ同じです。
庄内地方から見た鳥海山とは反対で、左側に鳥海山本体が高く聳え、右に扇子森など西鳥海山が低く連なる構成になっています。

【画像ファイル17...】


ここで参考マップ

【画像ファイル18map...】


由利本荘市を南東に進むと、矢島町を過ぎるあたりから
鳥海山は北東に開いた爆裂火口が隠れるので富士山に似たような姿になります。

次の鳥海山は旧鳥海町猿倉(マップではB)から眺めたものです。
秋田県南部の横手盆地から眺めた鳥海山は概ねこの形です。

【画像ファイル19...】


由利本荘市を更に奥地に進み、百宅(ももやけ)(マップではC)まで行くと、
鳥海山の形は更に端正な富士山型となりますが、

残念なことに前山に阻まれ、裾野は見えないです。
田植え時期は巨大な赤ん坊が寝ているような雪形が現れます。
秋田では「ねんねこぼぼこ」と呼ぶ人も居ますがわかりますでしょうか。

【画像ファイル20...】


鳥海山の北麓、谷地沢から桃野にかけての道路(グリーンライン)(マップではD)
の直線区間から見る鳥海山も人気が有ります。

この鳥海山は秋田市から見た姿とほぼ同じ形です。

【画像ファイル21...】


次の鳥海山は更に西に進み、にかほ市上坂(マップではE)から見たものです。

ここは標高390mと高所ですが、水田になっており、シーズンには逆さ鳥海が見られます。
なお既にお気づきかもしれませんが、ここからは有名なパンダの雪形が見えます。

【画像ファイル22...】


鳥海山の雪形については次の拙ブログもご参照ください。
⇒ 「水田鳥海とねんねこぼぼこ(2023年6月1日)

鳥海山は山麓の平地だけでなく、山の上から眺めても美しいものです。

八塩山(713m)(マップではF)は鳥海山との距離も近く、その眺めは迫力があります。
春の残雪姿はもちろんですが、秋の紅葉時期以降、新雪姿も素晴らしいです。

【画像ファイル23...】


横手市の保呂羽山(438m)(マップではG)は距離が少し離れていますが、

ここから眺める姿、特に春姿はとても素晴らしいものです。
秋田県民歌(作詞:倉田嗣、作曲:成田為三)の冒頭に謳われた「秀麗無比なる鳥海山」とは
この姿ではないかと私は勝手に思っています。

【画像ファイル24...】


次の四回目は岩手の名山、岩手山を予定しております。

以上。

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カテゴリー「栗駒山」の目次

2024年05月31日 | 栗駒山

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年目になると、
いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、
カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事の配列は登山した年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)


New 栗駒山を巡る2(北と西)

New 栗駒山を巡る1(南と東)

須川は壮絶紅葉。(2012年10月20日)

須川温泉から鳥海山を見た。(2013年10月19日)

2015年、紅葉の須川高原散策(2015年10月10日)

新鮮紅葉の須川高原散策。後編。(2011年10月9日)

新鮮紅葉の須川高原散策。前編。(2011年10月9日)

リベンジ・栗駒山紅葉。後編(2021年10月4日)

リベンジ・栗駒山紅葉。前編(2021年10月4日)

栗駒山天馬尾根を駆ける。2(2018年10月3日)

栗駒山天馬尾根を駆ける。1(2018年10月3日)

2018年の栗駒山は9月26日に偵察、10月3日に本番。

初期紅葉の栗駒山・後編(2020年9月29日)

初期紅葉の栗駒山・前編(2020年9月29日)

紅葉の栗駒山周回・後編(2019年9月28日)

紅葉の栗駒山周回・前編(2019年9月28日)

紅葉直前の栗駒山に行ってみた。(2016年9月17日)

真夏の栗駒山・花レポート。後編。(2020年7月24日)

真夏の栗駒山・花レポート。前編。(2020年7月24日)

初夏の栗駒山には何が咲く。後編(2021年6月25日)

初夏の栗駒山には何が咲く。前編(2021年6月25日)

須川高原に春を追いかけて。(2012年6月2日)

山開き翌日の栗駒山(2018年5月21日)

New 2024年5月19日、栗駒山山開き・後編

New 2024年5月19日、栗駒山山開き・前編



2019/09/28 山頂稜線の紅葉



2012/10/20 剣岳



2018/05/21 展望岩頭から西側、秣岳や須川湖、鳥海山を望む。



以上。

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2024年5月19日、栗駒山山開き・後編

2024年05月31日 | 栗駒山

(本頁は「栗駒山山開き・前編」の続きである。)

産沼ルートにある三途の川を渡渉したら、うっかり足を踏み外して流れの中に片足をドボン。
少し歩いてから、腰を下ろして靴下の水を絞った。
その時見たのが次の二景。

展望岩頭



剣岳



産沼分岐でちょっとした雪渓に出会ったものの、

歩き出したらすぐ土の道に戻った。
そこから先、花はさっぱり無くひたすら登るだけ。
しかし樹木(低木)は豊富で
秋になれば日本一の紅葉の素となるらしい樹木の芽出しが素晴らしい。

これはミネカエデか。西方の山々が見えて来た。




ミネザクラもよく紅葉する。バックは焼石岳。




山頂間近の斜面から来し方を見下ろす。
秋は此処が真紅の絨毯になる。




9時半頃、栗駒山山頂に到着。




いつもなら山頂の広場は人でイッパイなのだがこの日は少なかった。
山開きとはいえ、まだ朝早かったせいだろうか。
と思っていたら、人がワーッと増えて来た。
いつものパターンだが、サッサと稜線を西に移動する。
眺めは西側(秋田側)に行くほど好くなると思っている。
稜線から栗駒山山頂を振り返る。




南側(宮城側)の眺め。右の小ピークは大地森か。




更に進むと近くには虚空蔵山や御室の雪渓が。

遠くには鬼首カルデラや禿岳、微かに月山が見えた。




ちょっと右を見ると、牛の背中のような姿の虎毛山。




展望岩頭の向こうに虎毛山と神室連峰が重なって聳えている。




神室山と前神室山をアップで。




展望岩頭の右には天馬尾根、秣岳が連なり、その奥には泥湯三山、鳥海山。




泥湯三山(高松岳、山伏岳、小安岳)をアップで。手前にモンサンミッシェル峰も見えた。




鳥海山をアップで。




北西側(秋田側)の眺め。




北北西側(秋田側)の眺め。




横手(十文字町)実家が見えないかと目を凝らしてみる。




北側、焼石岳を眺める。




今日は名残ヶ原まで下山してから「ゆげ山」の方に行く散策路を歩いてみた。

剣岳



ゆげ山のバックにある小山



この小山で咲いていた花ふたつ。

ミネズオウ



イワカガミ



イワカガミは咲き出したばかりだった。

剣岳と栗駒山(左)を振り返りながら須川温泉に下山する。




「実家メンテナンスとアーバンベア」に続く。

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カテゴリー「鳥海山麓の景物」の目次

2024年05月31日 | 鳥海山麓の景物

(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)


南側から見た鳥海山と丸池様。(2015年12月2日)

晩秋の鳥海山麓で見つけたもの。(2013年11月1日)

New 久しぶりの法体滝(2023年10月30日)

紅葉の中島台と法体滝(2007年10月28日)

紅葉の法体滝(2017年10月26日)・・・カテゴリー「秋田の滝・渓谷」と共用

中島台はほんのり紅葉・後編(2022年10月26日)

中島台はほんのり紅葉・前編(2022年10月26日)

紅葉前の鳥海山中島台(2022年10月13日)

初秋の野草探し/2013年鳥海山麓編・・・カテゴリー「野草/夏・秋」と共用。
(オニシオガマ、サラシナショウマ、オクトリカブト、ツリフネソウ、キバナアキギリ、メハジキなど)

New 鳥の海は干上がるのか。番外(中島台)編(2023年9月8日)
 ・・・カテゴリー「鳥海山/鉾立・秋」と共用。

今年の初夏、鳥海山は眺めるだけだった。(2016年6月4~30日)

鳥海山麓の秘境、桑ノ木台湿原へ。(2018年6月4日)

玉簾ノ滝と数河ノ池(2022年5月25日)

鳥海山麓で新緑と戯れる。(2014年5月中下旬)

鳥海山麓・百宅の春コレクション(2013年5月10日)

新緑の鳥海山麓を駆ける。(2015年5月3日)

New 玉簾滝で『ある花』を見た。(2024年4月23日)

鳥海山麓のスプリングエフェメラル(2010年4月中下旬)

鳥海山麓、金浦と西目でお花見(2022年4月17日)

鳥海山麓で家族揃ってお花見(2023年4月9日)

庄内鳥海に黄連と猫柳(2022年3月29日)

New 八幡町八森でオウレンを見た。(2024年3月24日)

鳥海山麓のフクジュソウ聖地へ。(2015年3月8日)・・・カテゴリー「野草/春」と共用。

鳥海山麓・ひな街道(2017年2月28日)

鳥海山麓でネコヤナギ(2019年2月26日、27日) ・・・ カテゴリー「木の花・実」と共用。

真冬の鳥海山と丸池様(2018年2月2日)


丸池様



桑ノ木台湿原から鳥海山を望む。



中島台のブナ林



以上。






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カテゴリー「東光山・八塩山」の目次

2024年05月31日 | 東光山・八塩山

(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)

令和3年、晩秋の八塩山(2021年11月30日)

晩秋、二度目の鳥海山逍遥と八塩山登山(2022年11月28日)

今年の山納めは東光山かな。(2020年11月25日)

今年最後の八塩山(2019年11月23日)

晩秋の鳥海山逍遥と八塩山登山・後編(2022年11月12日)

晩秋の鳥海山逍遥と八塩山登山・前編(2022年11月12日) ・・・「鳥海山逍遥」と共用

晩秋の八塩山と東光山。(2018年11月11日)

令和3年、紅葉期の八塩山(2021年10月30日)

紅葉期の八塩山と東光山(2019年10月29日)

秋晴れの八塩山(2020年10月28日)

鳥海山と紅葉を見に八塩山へ。(2022年10月26日)

New 初期紅葉?の八塩山(2023年10月24日)

紅葉直前の八塩山(2022年10月13日)

New 彼岸の中日に八塩山(2023年9月23日)

初秋の八塩山と東光山。(2019年9月13日)

真夏の八塩山には何が咲いてるだろう。(2020年8月5日)

初夏の八塩山はいかに(2023年6月1日)

晩春の八塩山(2019年5月22日)

八塩山でサンカヨウとアズマシロカネソウを見た。(2022年5月17日)

春の日に突然、八塩山へ。(2018年5月11日)

New 2024年5月5日の八塩山・後編

New 2024年5月5日の八塩山・前編

新緑期の東光山(2022年5月2日)

八塩山は花がいっぱい。後編(2023年4月28日)

八塩山は花がいっぱい。前編(2023年4月28日)

新緑の東光山へ。後編。(2023年4月25日)

新緑の東光山へ。前編。(2023年4月25日)

新緑の八塩山・後編(2022年4月24日)

新緑の八塩山・前編(2022年4月24日)

八塩山2nd.山頂台地とボツメキ清水(2021年4月23日)

保呂羽山のつもりが・・・八塩山2nd(2021年4月23日)

八塩山にイワウチワの洪水を見た。(2019年4月23日)

初めての東光山(2018年4月21日)

鳥海山を見てから東光山へ。(2019年4月17日)

鳥海山を見てから東光山へ。(2019年4月17日)

三密を避けて八塩山へ。(2020年4月14日)

今年初の八塩山登山(2021年4月11日)

今年は少し早めの八塩山。(2023年4月4日)



2018/11/11 東光山のあがりこブナ



2020/10/28 八塩山山頂台地から鳥海山を望む。



2019/04/23 八塩山のオオイワウチワ群生



以上。


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