本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
11月11日はここしばらく見てなかった鳥海山を見たくて、由利本荘市にある低山ふたつに登ってみた。
ところが残念なことに鳥海山は厚い雲に覆われ、その雪姿を拝することは叶わなかったが、
それぞれの山で晩秋の風情を愉しめた。
はじめに登ったのは八塩山(713m)。こちらの紅葉はほとんど終わっていた。
上りは尾根(鳥居長峰コース)を歩く。
登り始めの雑木林 鳥居長峰コース、尾根の根っこ道
山頂台地のブナは葉を落として冬姿になっていた。
山頂台地のブナ林
山頂台地のブナはスラリと背が高く、日が当たると幹が白く輝き出す。
まるで高原のシラカバ林(秋田には無い)のようだった。
ブナの樹冠は脳血管の模型みたい。
帰りは風ぴらコース、ただし瘤ブナは経由せず、急坂を降下する。
風ぴらコースの急坂はロープが無いと通過が難しい。 急坂のブナの木はごついのが多かった。
落葉の下にはイワウチワの葉が。来春の花が愉しみだ。
登山口で見かけたサワフタギの実
次いで、東光山(594m)。
こちらに登る頃には青空になり、日も射してポカポカ快適な山歩きとなった。
山麓の大滝付近から見た東光山(594m。右側)。左に突き出した山は仏洞山(488m)。
ちょっと歩いたら、一合目。
こちらはまだ紅葉が残っていた。
意外にも見ごたえのある紅葉が続く。
今年のラスト紅葉は11月7日に訪ねた岩谷山(こちら)かと思っていたが、東光山が正真正銘のラスト紅葉になった。
狛犬のような佇まいのブナ 干餅岩
紅葉は中腹の干餅岩付近で終わり。それより上は落葉して明るくなった林が続く。
稜線に上がると大きなブナの木が現れる。
八塩山とは樹形が違う。「あがりこ」だろうか。いずれにしても見応えのあるブナが多い。
稜線のブナ林
山頂部は西側が伐採され、片面だけは展望良好。しかし鳥海山は雲に隠れて見えなかった。
本荘市街地や日本海方面を眺める。
山頂のお社で今日は休憩している人が居た。 お社の陰にご神体?を見つけた。
以上。
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