モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

晩夏に焼石岳リベンジ3(2022年8月29日)

2022-09-11 | 焼石岳/盛夏

(本頁は「晩夏に焼石岳リベンジ2」の続きです。)

コースタイムを一時間近くオーバーしつつも、やっと姥石平に到着した。
しかし今日は天気が好いので、鳥海山が見えるかもしれない。
休憩を入れず、焼石岳山頂を目指し、まずは横岳との鞍部まで駆け上がってみた。
すると鳥海山が見えた。

西焼石岳と鳥海山



鳥海山



鳥海山をもう一枚。




おまけに月山も見えた。


神室連峰越しに月山



虎毛山



南側、横岳。



今回は南の栗駒山は見えなかった(早朝、登山前に下界からちょろっと見ている)。

鞍部から山頂までの間の西側の眺めはいつもながら壮観だ。




なお鳥海山と月山はその後すぐ、雲をかぶってしまい見えなくなってしまった。

姥石平で休憩を入れずに登ってきたのは正解だったようだ。

山頂までの間に見かけた花たち。

ハクサンシャジンの残り花
 

                                                                                                                                                            キオンの残り花


トモエシオガマ



ウスユキソウ古花
 
                                         タテヤマウツボグサ残り花

ウメバチソウ



ネバリノギランの草紅葉
 

                                            山頂三角点


やっと山頂に到着。
以下はにぎりめしをほおばりながら見た風景。

山頂から真西側、西焼石岳を望む。鳥海山は既に雲に隠れてしまった。



横手実家方面を望む(実家は真人山の右の低山のかげになり見えない)。



山頂から北西側、三界山方面を望む。秋田との県境は三界山上を走っている。



三界山と焼石沼



北に南本内岳



北側、和賀山塊や岩手山方面は雲に隠れて見えなかった。

山頂からの帰り道、少しだけ姥石平に寄ってみた。

姥石平から見た焼石岳



姥石平から見た横岳



お花畑は既に店じまいしていた。残り花と新しく咲き出した花を少し。

ハクサンイチゲの残り花
 
                                          ハクサンフウロの残り花


エゾオヤマリンドウとミヤマアキノキリンソウ



下山後の帰り道、秋田岩手県境の少し手前(岩手側)から焼石岳を振り返る。




左が焼石岳、右が横岳。


以上。

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晩夏に焼石岳リベンジ2(2022年8月29日)

2022-09-09 | 焼石岳/盛夏

(本頁は「晩夏に焼石岳リベンジ1」の続きです。)

渓流のような登山道が終わると、銀明水までの間、小湿原と森林が交互に現れる。

今回、湿原ではオニシオガマを穂花をもたげていた。
この植物、でかいものは1m近くまで成長するが、これでも半寄生植物(ハマウツボ科)だそうだ。
宿主は何なのかよくわからないが、こんなでかいのに憑りつかれたら、たまったものではないだろう。

オニシオガマの蕾と葉
 
                                            オニシオガマ


湿原の中には、本来、乾燥した草原に生えるトモエシオガマも混生していた。


トモエシオガマ
 
                                           ブナの林


樹間からちらりと横岳が見えた。




再び湿原に戻り
キク科ではミズギクが咲き、場所によってはトウゲブキもまだ健在だった。

ミズギク
 
                                             トウゲブキ


トウゲブキは焼石岳に多いキク科で、中沼のように低い処から山頂まで広範囲に生育している。

本来の開花時期は七月下旬~八月上旬だが、雪消えの遅い場所では今頃開花している。

銀明水は中沼コースでは山頂までのほぼ中間地点にあたる。
冷たい水がこんこんと湧き出ており、必ずと言っていいほどひと休みする場所。

銀明水の休憩場



銀明水
 

                                          シンボル的なダケカンバ


ここは花の多い場所だが、今はセリ科の仲間が目立っていた。

ミヤマセンキュウ



壮大なエゾニュウ
 
                                           イブキゼリモドキ



銀明水を過ぎると、高い木がパタッと無くなり、灌木の藪や草原の中を登るようになる。
草原のある場所は雪消えが特に遅かったようで、
初夏に咲く花が今頃の季節でも咲き残っていた。

シナノキンバイの残り花
 

                                         ヒオウギアヤメの残り花


かと思うと秋の花も咲き出している。ここは季節が混在している不思議な場所だ。


ミソガワソウ
 

                                          クロバナヒキオコシ


灌木帯の上り坂が延々と続く。

この坂道のあちこちから胆沢平野の散村が見える。
行きは登りがしんどくて振り返るゆとりも無い。この風景は帰り道で眺めることが多い。




この坂道、九月も末になると、紅葉に彩られるが、今はキク科の花が多かった。

ゴマナ



チョウジギク群生



チョウジギクは銀明水付近の湿原にも多いが、そちらはまだ蕾ばかりだった。
秋の花は高いところから早く咲く傾向が有るようだ。

チョウジギクとゴマナ
 

                                            ダイモンジソウ


姥石平が近くなると、焼石の主峰やピークが一斉に見えて来る。

六沢山。「むざやま」と読むようだ。



天竺山と経塚山の重なり



横岳



泉水沼から焼石岳



泉水沼から東焼石岳



「3」へ続く。

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晩夏に焼石岳リベンジ1(2022年8月29日)

2022-09-08 | 焼石岳/盛夏

焼石岳は8月5日にも登っているが、ガスで何も見えなかった(記録はこちら)。
8月中に天気の好さそうな日を選び、再チャレンジしようと思っていた。
8月29日の未明に自宅を出発。
夜明け近く、横手実家付近を通過したら、鳥海山は雲をかぶって見えなかったが、途中から焼石岳が見えた。


夜明け前、増田町郊外から焼石岳方面を望む。



焼石岳の登山口に入る前、奥州湖越しに栗駒山もちょろっと見えた。

奥州湖越しに猿岩や栗駒山を望む。



栗駒山



問題は登ってからの眺めだが、今日はどうなるものやら。


今回のマップ



中沼への途中で最もしんどい坂道。
 

                                             ジャコウソウ

ジャコウソウ



サラシナショウマ




中沼ルートはそんなにきつい処はないのだが、

個人的には中沼までの林歩きと銀明水から姥石平までの長い登りが苦手だ。
それでも中沼登山口から歩き出して40分したら、中沼に到着。
するとそれまでの不満や疲れはみごとに吹き飛んでしまう。
それほどまでにここの眺めは素晴らしい。

中沼。バックは横岳。






中沼。バックは東焼石岳か。



しかし前回8月5日はこれが霧で見えなかった。(T_T) (記録はこちら)。
今回はバッチリ。早朝で無風なので鏡面風景もみごとだった。

中沼の奥の湿原はいつもなら花の多い処だが、今はアザミやトリカブトが少し咲いている程度だった。

中沼の奥の湿原から中沼を振り返る。



ウゴアザミ
 

                                             ウゴアザミ?


近くに葉に切れ込みの無いアザミも有った。これもウゴアザミだろうか。
焼石はウゴアザミが多く、登山口から山頂まで切れ目なく咲いている。

またトリカブトも多い。ただしこちらは咲き出したばかりで、中沼から銀明水付近まで限定的だ。

オクトリカブトの群生



オクトリカブト



タケシマラン実



ショウキランの実
 
                                            オオバセンキュウ


中沼から沢沿いに少し歩くと、上沼だ。

ここは中沼よりも湿原化が進んでおり、水面は僅かしか見えない。

上沼(下山時撮影)



上沼



上沼が終わると、登山道はしばらくの間、渓流のようになる。

この山の登山者にゴム長を履く方が多いのはこの道のせいかもしれない。

渓流登山道
 
                                         ヨブスマソウだろうか。


ツルニンジン
 

                                           ツバメオモト実


「2」に続く。

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焼石岳のお花畑は霧の中・後編(2022年8月5日)

2022-09-01 | 焼石岳/盛夏

(本頁は「焼石岳のお花畑は霧の中・前編」の続きです。)

間道を進んで行くと、東成瀬ルートの九合目に到着する。
ここより先、秋田側(西側)の斜面はお花畑になっている。
ハクサンフウロやハクサンシャジン、トウゲブキが多い点は姥石平と共通だが、
姥石平には無い種類が幾つか加わっている。

九合目から西焼石岳を望む。



手前の斜面はイワオウギ、ハクサンシャジン、ハクサンフウロなどの密なお花畑になっている。




イワオウギとハクサンフウロの混生




イワオウギ
 

                                     よく見たらムカゴトラノオの古花も混じっていた。


タカネナデシコも参戦。




タカネナデシコは登山道の草刈りで一時減っていたが、今回は回復基調だった。

タカネナデシコ。左下にウスユキソウ



カンチコウゾリナとタカネナデシコ



カンチコウゾリナとタカネナデシコ、ハクサンフウロ他の混生
 

                                         トモエシオガマ





他の山では見かけない珍しい種類をいくつか。

オオレイジンソウ




草むらをよく見ると、タカネセンブリも有った。

 



以前はヤケイシセンブリと呼ばれ、固有種とされた時期もあった。


ハクサンサイコ



ハクサンサイコとハクサンシャジン
 

                                              マルバダケブキ

秋田側斜面ではマルバダケブキとトウゲブキが混生している。


エゾニュウ



ハクサンシャジンやトウゲブキの混生



折角来たので、南本内岳の名無し沼まで行ってみた。

ここにはクガイソウの大群生があるが、今回は花が終わる処だった。

南本内岳名無し沼



クガイソウ群生



ハクサンシャジン他



ハクサンボウフウ
 

                                            アオノツガザクラ


帰り道、焼石岳が見えたがそれは一瞬だった。




下山時も岩手側はひどい霧だった。
結局、この日は景色がさっぱり見えなかった。


ところがトンネルをくぐって秋田側に出たら・・・
晴天だった。
増田町付近で振り返ったら焼石岳は雲の上に頭を出していた。




今回はなんか狐につまされたような気分の山行きだった。

鳥海山も夜明け前同様、見えた。

横手実家付近から鳥海山



以上。

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焼石岳のお花畑は霧の中・前編(2022年8月5日)

2022-08-31 | 焼石岳/盛夏

毎年2,3回行ってる焼石岳に今年はまだ一度も行ってなかった。
秋田では大雨があったばかりだが、8月5日は晴れそうだったので行ってみた。
秋田市自宅を未明に出発。
夜明け少し前に横手実家付近を掠めたら、西に鳥海山が見えた。

横手実家付近から西に鳥海山



増田町を過ぎるあたりで今度は行く手に焼石岳も見えて来た。

増田町郊外から焼石岳方面を望む。



今日は天気に恵まれそうだ。山頂から鳥海山も見える
と思ったが、それは甘かった。

県境のトンネルを越えて岩手県側に入った途端、濃霧の中に突入し、ところにより雨が降っていた。
中沼入口の登山口に着いたら、雨は止んでいたが、ずっと霧が立ち込めていた。
途中の中沼、上沼、銀明水とずっと霧だった。

中沼。今咲いている花はトウゲブキ。



中沼湖畔でソバナ。




途中の小湿原。今咲いている花はトウゲブキ。



銀明水の上あたりから花が多くなる。

カラマツソウ



今はシナノキンバイやヒオウギアヤメ、リュウキンカなどが咲いていた。
なんか黄色い花が多い印象だ。


シナノキンバイ
 

                                     ヒオウギアヤメ。バックの黄色はシナノキンバイ。


リュウキンカ



この場所は雪消えが遅く、今頃、リュウキンカのような春の花が咲いている。

ハクサンチドリとミヤマキンポウゲ
 
                                            ウゴアザミ


姥石平から東焼石岳にかけての広大な草原はお花畑になっている。

ここは東北、いや国内でも屈指の亜高山性お花畑で初夏のハクサンイチゲ群生はみごとだ(例えばこちら)。
真夏も花が多く、素晴らしいお花畑になるのだが、今日はご覧の通り、霧に包まれていた。

姥石平のお花畑



ハクサンシャジン他



ハクサンフウロ
 

                                            ハクサンフウロとトウゲブキ


ミヤマアキノキリンソウ



コバギボウシとミヤマアキノキリンソウ
 

                                           ミヤマリンドウ


いろいろ混ざって咲いている。いったい何種類あるんだろう。




ミヤマトウキ他



ハクサンイチゲの二度咲き



ウスユキソウ




地味な花も。

イブキゼリモドキ
 
                                         タカネアオヤギソウ


霧で何も見えないだろうと、今回は焼石岳山頂に登るのを諦めている。
かわりに間道を伝わって南本内岳方面に向かった。
すると一瞬だけガスが晴れた。




南本内岳の方は霧が晴れていた。

間道から南本内岳を望む。



キンコウカ。左隅にイワショウブ。



「後編」に続く。

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