モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

箱ヶ森にも登ってみた。(2018年5月6日)

2020-03-26 | 岩手の山

本ブログを始めて約二ヶ月。アップしているのは昔の山歩き記事ばかりだが、今は冬場なので山歩きは休止中。
当初、設定したブロクのカテゴリーを一通り、埋めるまでの期間、そして本格的に山歩きを再開するまでの期間は
このような古い記事が続くことをどうかご容赦願いたい。
本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

箱ヶ森は盛岡近郊にある低山だ。

5月1日、東根山に登ったら、予想外に花が多かった(記録はこちら)。
調子に乗って峰続きの箱ヶ森もどうかなと思い、5月6日に登ってみた。







今回は北麓にあるゆうあいの里(旧・簡易保険保養センター)からアプローチ。

猪去林道は未舗装で狭いが、慎重に運転すれば、腹を擦るほどのこともない。
実質的には下のマップに「登山口」と書いてある少し手前で通行止め、広い駐車場になっていたのでそこに車を置く。
その場で出会った地元の方に聞いたところ、
「登山道は周回ルートになっており、上り道と下り道がある。一般的にはその通りに上り下りするのがよいでしょう。ただし上り道は急です。」と言われ、忠実に従うこととする。

本マップは、山と渓谷社・刊、新分県登山ガイド[改訂版]2岩手県の山(49頁)から無断借用したものに私が若干加筆。
なお同書の新版からは箱ヶ森の記事そのものが削除された。

 


上り道は初めスギの植林地だったが、ほどなくブナ林に変わった。 
ここのブナ林は初めは新緑、上の方に行くと芽吹きが始まったばかりでとてもいい林だったが、いかんせん花はさっぱりだった。

ムラサキヤシオをチラホラ見かける以外は、

ムラサキヤシオ



ツルシキミとヒメアオキくらいか。 

                                     ツルシキミ(花)                                                                         ツルシキミ(実) 
 


ブナ林は続く。
 



          ブナの美林                            クロベの巨木
 


クロベの巨木を過ぎたあたりから、登山道に笹が被さり、分かりにくくなる。

やっと見つけたらと思ったら、目の前に急な斜面が現れた。
ロープに捕まりながら、標高差約100mを一気に駆け上がる。

 


急な坂が終わったら、やっと花が・・・カタクリが咲いていた。 

下り道との分岐点。


分岐点から先は花の種類が多くなって来た。 

                              ミヤマスミレ                                                                                         コキンバイ
 


この芽吹きはコバイケイソウだろうか。

 


あっという間に山頂。


 

山頂は広く平らで原っぱ(お花畑)になっていた。
残念なことに展望はダメだった。 

場所によってニリンソウのお花畑になっていた。



東根山では白いエンゴサクが咲いていた(記録はこちら)が、

この山では一般的な青花だった。

                       エゾエンゴサク(オトメエンゴサク)?                                                         ミチノクエンゴサク
 


ヒナスミレだろうか。




エンレイソウの仲間は東根山と同じで、エンレイソウとミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)の二種が有った。 

          エンレイソウ                       ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ) 
 

こちらはたぶんエンレイソウとミヤマエンレイソウの雑種かなと思ったが、
その後、詳しい友人から、

ミヤマエンレイソウの品種、ムラサキエンレイソウ Trillium tschonoskii f. violaceum ではないかとの指摘があった。

 


ニリンソウ




下り道のコースは上り道とは比較にならぬほど、花が多かった。

ニリンソウ以外には、カタクリやスミレサイシンなどが多く、それぞれが花小道を作っていた。
花と山頂が目当ての方は下り道コース往復で十分かもしれない。

先にも述べたが、このお山は展望がさっぱり効かなかった。

位置的には、岩手山や秋田駒、和賀山塊、雫石盆地、早池峰山などの絶好の展望地にあるのだが、
樹木が繁茂しているため、山頂からも稜線からもほとんど何も見えず。
唯一、見えてもこの程度だった。 

下り道コース途中から樹間越しに秋田駒ヶ岳。
 


東根山に多かったシラネアオイにはほんの数輪しか遭遇しなかった。

こと花に関しては、質量ともに東根山には及ばなかったが、ちょっと意外なものに遭遇。 

        マルバダケブキの芽出しかな                          アミガサタケ
 

マルバダケブキは焼石岳の西斜面で見ており、それが分布の北限かなと思っていた。

もしこれがマルバダケブキならば、北限が少し北へ移動することになる。
アミガサタケは下り道の下の方、スギの植林地にいっぱい生えていた。

なお今回、期待していた岩手山は箱ヶ森に登っている間は見えなかった。
下山して山麓の人里に着いたらやっと見えた(朝、登る前は雲に隠れていた)。




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東根山で白いエンゴサクを見た。(2018年5月1日)

2020-03-11 | 岩手の山

本ブログを始めて約二ヶ月。アップしているのは昔の山歩き記事ばかりだが、今は冬場なので山歩きは休止中。
当初、設定したブロクのカテゴリーを一通り、埋めるまでの期間、そして本格的に山歩きを再開するまでの期間は
このような古い記事が続くことをどうかご容赦願いたい。
本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。


冬場、拙fb上でエンゴサクが話題になった折り、
岩手在住のfb友から紫波の東根山には白いエンゴサクが咲くと教えて頂く。

ずっと気になっていたので、そろそろ咲いてるだろうかと5月1日に訪ねてみた。
なおこのお山、読みはずっと「ひがしね」山と思っていたが、登る直前、「あずまね」山だと知る。 

山麓から見た東根山
 


登山口の案内板 



登山口の標高は210mなので、山頂までの標高差は約720m。今年、登る山としては今のところ一番の標高差だ。

初めはスギの植林地だが、初っ端から珍しい植物が多いなと感じる。
 

                                           ヤブレガサ                                                                           オオバショウマ
 

皆さんには笑われるかもしれないが、まずはヤブレガサに感激。

この植物、秋田県では割と珍しい部類なのだ(県北部の大館市まで行かないと見られない)。
オオバショウマ(?)は珍しい。と言うよりも皆無だ(花はまだ見たことが無い)。
これらの葉っぱを観られただけでもわざわざ秋田市から出て来た甲斐が有ったと思った。

なおヤマブキは自庭に有るが、野生は秋田では少ない。 

                                       ヤマブキ                                                                        ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)   
 

スギ林の下にはエンレイソウが多かったが、途中から上品な白い花を付けた種類が参入して来た。

ミヤマエンレイソウだ。これも秋田では(大館鹿、鹿角エリアを除いて)珍しい種類だ。

同じ北東北でも表と裏では植物の種類、フロラが違うなと実感。



 

スギ林から広葉樹林に変わる頃から、シラネアオイをちらほら見かけるようになった。
シラネアオイならば秋田にも多い花。
登るにつれ、その密度は増加した。

 


量的にはニリンソウも多いなと思った。



一の平付近でエンゴサクの白花数株に遭遇。
 一般的な青花もマッタク無いわけではなかったが、ここでは白がメジャーな感じ。
  

エゾエンゴサク(オトメエンゴサク)? の白花
 
 

スミレ類はスミレサイシンが多かったが、



中腹でそれとは明らかに違うスミレを見つけた。
もしアケボノスミレだとしたら、人生初めての出会いということになる。

 


登るにつれ、上の方は新緑から芽吹きへと変わって行った。


                                  最後の一本杉
 


途中の蛇石にちょっと寄ってみる。
蛇石は紫波平野の絶好の展望場所と聞くが、今日は霞みが強くて((T_T)このところずっと・・・)それもままならず。 

蛇石から紫波平野を眺める。



カタクリやイチゲは山麓から有ったが、多くは既に咲き終わっていた。

蛇石より高い場所は今がシーズンのようで、新鮮な花が見られた。
 

                                     キクザキイチゲ                                                                       カタクリとキクザキイチゲ
 


いよいよ山頂かと思ったが、 厳密には「眺めの良い山頂」と言う場所で
ここだけ森林が途切れている
。 

眺めの良い山頂
 


そこからは北に岩手山や秋田駒、西に和賀山塊、東に早池峰・・・と展望が素晴らしいと聞いていたが、

今日はご覧の通り、霞みが強くて((T_T)このところずっと・・・)それもままならず。 

眺めの良い山頂から北の方を望むと、今日は南昌山、箱ヶ森くらいがリミットだった。


その山頂に咲いていたのは、
カタクリと再び白いエンゴサク。

 

エゾエンゴサク(オトメエンゴサク)? の白花


折角来たのだからと、本物の山頂にも向かってみる。
 

        根っこだらけの道                       コバイケイソウらしき芽出し
 
 
 
                                                                                                                               この穴は貫通していた。 

本物の山頂は樹林に包まれていた。

東根山の山頂標と一等三角点(928m) 



【後日談】
エンゴサクの白花にはその後、青森でも遭遇している。⇒ 花の浮島、浅虫・湯の島へ。


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雪割草を見に万寿山へ。(2019年4月9日)

2020-03-05 | 岩手の山

本ブログを始めて約二ヶ月。アップしているのは昔の山歩き記事ばかりだが、今は冬場なので山歩きは休止中。
当初、設定したブロクのカテゴリーを一通り、埋めるまでの期間、そして本格的に山歩きを再開するまでの期間は
このような古い記事が続くことをどうかご容赦願いたい。
本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

雪割草の生育地は秋田にも数ヶ所有ったが、乱獲の影響等もあり、めぼしい処では絶滅してしまった。
そのためわざわざ隣県の山形に観に行くことが多い(例えばこちらなど)が、岩手にも一箇所有ると最近知った。
花巻市の低山、万寿山だ。
初めて訪ねたのは3月20日。
しかしこの時はちょっと早すぎた上に詰めが甘かったようで、肝心の雪割草(ミスミソウ)にはほとんど会えなかった(頁はこちら)。あとでfb友人から、生育場所を詳しく教えてもらったものの、寒の戻りがあり、なかなか再訪できずにいた。
そして4月9日、再チャレンジ。
今回は表参道から鉄塔まで登ったら、(展望のない)山頂には寄らず、いわゆる周回コースを歩いて、
再び台温泉に下りることにした。

万寿山の登山口
 


表参道とは言っても万寿山の登り口はご覧の通り、民家の間の細道から始まる。


今回の非合法マップ。初めは緑の破線を歩く。


オウレンは民家のすぐ後ろから咲き出していた。

セリバオウレン


      ショウジョウバカマの蕾とミスミソウ                  ショウジョウバカマ
 


ミスミソウはなかなか出て来ない。その多くは
周回コースの後半にパラパラ咲いていた。



今回はセリバオウレン、ミスミソウの他に、山頂部ではショウジョウバカマも咲き出していた。

イワウチワの蕾はまだ硬かったので、今回は無理かなと思っていたら、周回コースの終わりの方で、ホンの数輪だけ開花していた。

          イワウチワ                            シュンラン  (蕾) 
 


他の花はサッパリだった。   

ちょっとエレガントな芽出しはツルリンドウ。  

        ツルリンドウ                             ツルシキミ(実)
 


            ヤドリギ                              高級旅館

 


周回コースの終点・出口は意外にも高級旅館の門だった。

ミスミソウは咲いていたものの、小さな白にピンクが少し混じる程度でなんか物足りない印象。
周回コースで出会った地元の親切な方(老婦人)によると、
 「昔はこんなもんじゃなかった。足の踏み場もないくらい密生していた。観光客が多くなりすぎたので、減ったのかも。でも近くにもっといっぱい生えてる山が・・・。」と聞いたが、
その山とは前回(3月20日)、偶々見つけた山と同じだと分かり、ただちにそちらに向かった。ε=ε=へ(+´π`;)ノ


近くのもっといっぱい生えてる別山(保護の観点から山名は伏す)の登山口。



ここの雪割草(ミスミソウ)は株が大きく、花付きもよかった。

 

花も大きく、万寿山のものの倍以上有った。

ミスミソウ

 


     今日、出会った中では最も濃いピンク株。                 別山の山頂への登り

 
 

折角なので、別山の山頂もめざしてみる。
登山道は緩やかだったが、樹林でほとんど展望無し。花も無し。
樹林越しに見えた白いお山は早池峰山か。



この山のミスミソウ群生地は主に北斜面に有り、万寿山に較べると開花が遅い。
従ってこの先も当分の間、愉しめるかもしれない。
なお今日見た限りでは、花色は白やピンクばかりで、山形のとある山のような青紫の系統は見当たらなかった。


別山を下山後、登山口向かいの崖をちらと眺めたら、
なっ( ̄π ̄;なんとそこには、雪割草(ミスミソウ)がいっぱい咲いてるじゃないか。

ミスミソウ




   
      ミスミソウ                              こちらはキクザキイチゲ 
 


こちらのフィールドは南向き斜面なので開花が早く、既に終盤モードだった。

いずれにしろ万寿山の周辺は雪割草(ミスミソウ)の宝庫だと知る。

万寿山にはこの後、更にもう一回行っている。その時の記録はこちら


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ぐるりと岩手山ほか(2019年12月9日)

2020-01-17 | 岩手の山

冬場の三ヶ月間、山は登らず、下界から眺めるだけだ。
12月9日は稀に見る晴天だった。家族サービスも兼ねて、岩手方面にドライブしてみた。
まずは滝沢ICから国道282号線に入り、ほぼ真東から岩手山を見ようと北上したが、国道端には樹木や建物が多くてよく見えない。仕方なく途中で東に延びる細道に入り、渋民村の方に向かったら、邪魔もの?がうまく隠れ、岩手山がドーンと見えるようになった。

渋民村から見た岩手山を二枚。

 

 

ここからは姫神山もよく見えた。

 

どちらも素晴らしいお山だ。道端に石碑が有った。
わざわざ停まって確認していないが、それには石川啄木の有名な歌が彫られているに違いない。

次は(岩手山の)北東山麓にある上坊(わんぼう)の一本桜まで移動。もちろん今の時期、桜は咲いていない。
桜を左右どちらに置くか、はたまた置かないかで印象は変わるけど、冬場は太陽高度が低く、しかも今日のような快晴日はどうしても逆光になるので見えにくい。

 

 

 

上坊(わんぼう)からは他の山もよく見える。折角なので、岩手山以外の山々も。

裏岩手の三ツ石山と小畚山。


八幡平・源太ヶ岳

 

八幡平・畚岳


八幡平・茶臼岳

ここまではいずれも夏場に登った山々だ。

次の三山は未踏だが、(-_-;)無理に登るつもりは無い。
八幡平・前森山


御月山(954m)

 

七時雨山(1060m)

 

上坊(わんぼう)の一本桜に行ったついでにその少し奥にある焼走り溶岩流にも寄ってみた。

焼走り溶岩流と岩手山


焼走り溶岩流

何も無い荒涼たる風景だが、家内が悦んでくれたのは嬉しかった。

2018年の夏、ここからテクテク歩いて山頂まで行ってみたが、 (´π`;)しんどかった。
7月2日、初めての岩手山はコマクサロードから。1


今回は随分と変な走り方をしているので、どこから岩手山を観てるのかわかりにくいと思う。
次の非合法マップを参考にされたし。

 

次は南下して、小岩井農場に向かう。
途中の柳沢付近、春子谷地湿原付近から見た岩手山。基本的に南東側、県都盛岡の街から見たのとほぼ同じ角度なので、多くの皆さんにはお馴染みの姿かと思う。

柳沢付近から。

 

春子谷地湿原付近から。

 

今日観た岩手山ラストは小岩井農場の一本桜から。



今回は岩手山をぐるりと廻ったつもりでいたが、帰ってから地図で確かめたら、東側半分だけだった。
西側から見た姿は過去写真で。

北西側(八幡平)から見た姿は左側の裾野がとても美しい。


2018/06/18 八幡平レストハウス付近から。

真西から見た姿はあまり知られていないと思う。


2019/11/13 太平山(秋田市)から。

南南西から見た姿。


2018/10/21 和賀岳から。 

 

雫石付近から、早池峰山が見えた。

 

岩手の帰り、田沢湖町から見たお山二座。どちらも山頂は秋田県。

秋田駒ヶ岳


羽後朝日岳

 

今年(2019年)は岩手山には登っていない。
今回同様に岩手山を眺めた記録を。

11月3日、姫神山と鞍掛山/岩手山展望 
5月10日、姫神山リベンジと岩手山逍遥 5月10日、姫神山下山後も岩手山逍遥

 

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