モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初秋の鳥海山・千畳ヶ原編(2021年9月3日)

2021-09-22 | 鳥海山/千畳ヶ原

(本頁は「初秋の鳥海山・鳥の海編」の続きです。)

鳥の海を過ぎると、すぐに分岐点。ここからは下の方にこれから向かう千畳ヶ原が見える。

鳥の海分岐点から千畳ヶ原を望む。



非合法マップ



左手に見える鳥海山は今までとだいぶ形が変わって来る。

鳥の海分岐点から鳥海山本体を望む。






鳥の海分岐からの下り斜面には意外に花が多かった。
ここは雪解けが遅かったのか、他では終わってしまった花たちが今頃になって咲いていた。

ミヤマコウゾリナ                                    チョウカイアザミ
 



アオノツガザクラ



ミヤマキンポウゲ                                   モミジカラマツ
 



ハクサンフウロは稜線ではもう終わっていたが、この斜面では新鮮な花が見られた。

ハクサンフウロ



エゾシオガマ                                     ミヤマセンキュウ
 



ミヤマアキノキリンソウ
 



ベニバナイチゴの実                                 蛇石流の片割れ
   



蛇石流(じゃいしながれ)を渡ると千畳ヶ原が始まる。
ここから先はずっと木道歩きとなる。










向こうの草原台地に小さな広場のようなものが見えた。




小さな広場にはT字分岐の標識が有り、
ここで休憩する人も多い。
千畳ヶ原は茫漠と広く、どこが中心なのかよくわからないが、仮にここをセンターとしよう。
このあたりからの眺めを列記。

鳥海山外輪山伏拝岳方面



扇子森方面。鳥の海はこの上だ。今降りて来た斜面の道は左側にある。



無名峰。鍋森の土台になっている。今降りて来た斜面の道は右側にある。



笙ヶ岳方面。



千畳ヶ原と庄内平野の眺め



例の「ある花」は千畳ヶ原の(鳥海湖から見て)最奥の沢筋に咲く。

生育地をめざす。バックは伏拝岳。



枯れ川を渡ると、千畳ヶ原もそろそろ終点だ。
ある花の
生育地、幸次郎沢は中ほどの急な沢。右のピークは月山森。




昨年、この花を見たのは8月18日でその時は咲き出したばかりの頃で大雨の後なのでイマイチだった
こちら参照)。
今回は9月3日なので十分咲きそろっているだろうし、大雨も無かったから、好い花が見られるかもしれないと
思い込み、行ったら・・・

ミソガワソウ。高山植物なのに背丈は1mを越えている。



今回はちゃんと咲いていた。
しかし生育地の幸次郎沢はとても風が強かった(局地的な強風だと思う)。
葉がめくれ上がり、穂花は片時もじっとしてくれない。

この沢は岩がゴロゴロして非常に険悪な場所だ(滑落事故もよくある)。
おまけにこの強風。こんな過酷な環境にミソガワソウは生えているのだ。

ミソガワソウの花をアップで。                                                                                                                 ウゴアザミ
 


近くで咲いていた他の花。チョウジギク。




ゴマナ                                        ウメバチソウ

 


幸次郎沢付近からの庄内平野の眺め



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鳥海山・千畳ヶ原はこんがり草紅葉。(2020年10月2日)

2020-10-19 | 鳥海山/千畳ヶ原

(本頁は「鳥海山稜線の草紅葉。」の続きです。)

今年、千畳ヶ原に行くのはこれで四回目だ。何が良くてそんなに行くのか。
ここは湿原のようだが、尾瀬のように池塘がいっぱいある高層湿原ではない。
御浜や長坂道稜線のように色とりどりの高山植物が咲くわけでもない。
イネ科の原っぱが茫洋と広がるだけ。
しかし秋になれば、それがこんがりと焼ける草紅葉になり、一年で一番華麗な時期を迎える。

昨年は9月21日に来ているが、草紅葉は始まったばかりだった(記録はこちら)。
今年こそは最盛期に行ってみたいものだと思っていたが、今日はどうやらドンピシャのようだ。
空は曇ってるが、今まで見た草紅葉の中では最もキレイだった。

千畳ヶ原入口付近







千畳ヶ原入口付近




二ノ滝コース分岐手前付近



茫洋と広がる草原



千畳ヶ原は広いので、どこが中心なのかよくわからないが、
強いて言えば、二ノ滝コース分岐からホンの少し歩いたところの
浅い池塘付近がそうなのではないかと思っている。
ここからは鳥海山外輪山や笙ヶ岳などの山々も望めるが、

今日は雲が低く立ち込め、山々はなかなか顔を出してくれなかった。

浅い池塘の畔から。



昼飯を食べたりして一時間以上粘ったら、それぞれ一瞬だけ、山々を見ることが出来た。
ここは登山者が少なく、雄大な自然景観を独り占めしたような気分になれる。
今日ここで出会った数少ない登山者に聞くと、
「山頂や御浜は人が多くていやだ。この場所を知ってからはここばかり来るようになった。」と庄内言葉で語っていた。

笙ヶ岳がちらりと。



その右隣、鍋森を含む火山



ほんの一瞬、外輪山から雲が取れた。




外輪山をアップで。




またすぐに隠れてしまった。




千畳ヶ原ではいつもならば更に奥(南の方)へ進み、幸治郎沢の岩場で引き返すのだが、
今日はまたガスが出て来たので、ガレ沢を渡ったところで引き返す。

ガレ沢に向かう道



これがガレ沢




ガレ沢を渡る。




ガレ沢対岸から望む草紅葉斜面はモコモコした段々畑かひな壇のようだった。




草紅葉の向こうに池塘が。




千畳ヶ原越しに庄内平野を望む。







帰り途で見た風景と草紅葉。

帰り途では扇子森が見えた。左奥の斜面を登って鳥の海を掠めて帰る。




鳥の海



チングルマの草紅葉とコケ?



ハクサンイチゲの残り花とハクサンフウロの紅葉



ネバリノギラン。廻りはチングルマ。                                                       シロバナトウウチソウなど。
 


イネ科とチングルマの草紅葉




エゾオヤマリンドウの残り花



この日の天気は早朝が晴れ、登山中はガスと雨だったので、鳥海山本体は早朝にちらと見えただけだったが、

下山を開始したら、心もち明るくなり、鉾立の登山口に着いたら、クリアーに晴れわたった。

下りる途中の斜面でそろそろ紅葉が始まっていた。



以下の写真は鉾立の展望台からGoToトラベルの団体さんと一緒に見た鳥海山、稲倉岳。


鳥海山本体



稲倉岳



鳥海山



その後はずっと見えているのかなと思ったが、下界に下りたらまた雲隠れしていた。


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初めての鳥海山千畳ヶ原。2(2019年9月21日)

2020-09-27 | 鳥海山/千畳ヶ原

(本頁は「9月21日は鳥海山千畳ヶ原へ。1」の続きです。)

千畳ヶ原の端っこと思われる場所からは庄内平野がよく見渡せた。
今、稲田は黄金真っ盛りで、それを眺めるのに、千畳ヶ原は距離も角度もベストな場所だと思った。




海岸線に突き出しているのは酒田港だろうか。
こちらの海岸には今のところ風車は見当たらない。




帰途につくと、草原越しに笙ヶ岳や鳥の海など西鳥海の山々の眺めが好かった。

いずれも森林限界を超え、丈の有る樹木が無いせいか、高い山のように感じられる(実際の標高差は200m程度)。




笙ヶ岳をクローズアップ。

左から笙ヶ岳、二峰、三峰。


 

鳥の海火山(仮称)も。

鳥の海を囲む山々。左側のごついのは鍋森。
 



千畳ヶ原を見終わって帰ろうとしたら、二ノ滝コースT字分岐で休んでおられた方々から声をかけられた。

山形からお出でのMさんとT子さんだった。今日はfbで縁のある方々とよく出会うものだ。
いつも単独行の私には珍しく、鳥の海まで高山植物の残り花を愛でながらご一緒することにした。

鳥の海(鳥海湖)へ戻る道。中ほどの溶岩ドームは扇子森。

 


斜面を登ると、あっという間に鳥の海。

ここからはしばらくお隠れになっていた新山など山頂部がまた見えるようになっていた。

鳥海山の山頂部

 



鳥の海と鳥海山本体 



鳥の海で先のお二方と別れた途端、珍しく携帯が鳴った。

家内から、「鳥海山で登山者がクマに襲われたとローカルニュースに流れた。大丈夫か。」との内容。
後で確認したら、猿倉コース(登る人は稀)で70歳台の男性登山者が襲われ、軽傷を負ったとのことだった。
今年はクマの出没が異常に多い年だが、人が襲われるのは人里やタケノコ採りなどで運悪く鉢合わせになった時など。
登山シーンでは遭遇しても襲われることはないと思っていたが、それは私自身の勝手な思い込みにすぎなかった。
とてもショックだった。自身のクマ対策も根本から見直ししなければならない。

鳥の海にお暇し、長坂道の稜線から。

笙ヶ岳方面の眺め。
 



鳥海山本体と鍋森。
 



以上、(山岳)風景ばかり羅列したが、

この先は今回見かけた残り花や草紅葉を羅列してみる。


シロバナトウウチソウ
穂花の色は通常、薄汚れた白だが、鳥海山ではこのように赤みの強い株も見かける。


 

チングルマの紅葉                                                                                     コウメバチソウだろうか。
 
 


ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)                                                               ミヤマリンドウ
 


ハクサンイチゲの残り花。
 



ホソバイワベンケイの草紅葉                                                                          キンコウカの草紅葉

 



シラネニンジン                                                                                        ハクサンボウフウ
 


ハクサンボウフウは鳥海山では左のシラネニンジンと混生していた。
葉の形で識別するしかない。 


エゾオヤマリンドウ




ウサギギク                                                                                                  ハクサンシャジン(タカネツリガネニンジン)
 



ヤマハハコ




ウゴアザミ                                                                                                  チョウカイアザミ 
 



今回は紅葉がまだ進んでいないせいもあろうが、残り花が意外に多かった。


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初めての鳥海山千畳ヶ原。1(2019年9月21日)

2020-09-25 | 鳥海山/千畳ヶ原

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

千畳ヶ原は鳥海山の南西斜面、標高1400~1500m付近にある。
遠目には毛布を引いたような草原が広がっており、出来るなら行って寝転んでみたい気分になってしまう。
ここには昨年秋、山形側の滝の小屋から向かったが、悪天候と幸治郎沢の難所に阻まれ、撤退している(記録頁はこちら)。
そのリベンジで今年は北側の鳥の海(鳥海湖)方面からアプローチしてみた。

御田ヶ原から見た千畳ヶ原。



未明に秋田市自宅を出発したものの、鉾立に到着寸前で、(´π`;)登山用靴下を忘れたことに気付いた。
仕方ないので下界の象潟まで引き返し、コンビニで靴下を調達、二枚重ね履きで対応。
よって鉾立からの登山開始は6時丁度となってしまった。

初めは鉾立ルートを歩き、賽の河原から踏み跡を辿って、吹浦ルートの河原宿に出る。そこから長坂道の稜線を目指す。
千畳ヶ原には長坂道の稜線から鳥の海を掠めて斜面を下ればほどなく到着するが、
今回は長坂道を御浜まで進み、鉾立ルートに再合流、御田ヶ原を越えたところで下降を開始して千畳ヶ原をめざすことにした。
こんな回り道をしたのは、御浜稜線から鳥海山や鳥の海の素晴らしい景色を眺めたかったからに他ならない。

今回の非合法マップ



この日の天気は高曇りで鉾立からも鳥海山はよく見えたが、まだ紅葉していない。


鉾立から見た奈曽渓谷と鳥海山本体 




賽の河原の手前から来し方を振り返る。

秋田の海岸線は優美なラインを描いているが、風車が多くなったのに驚く。
裁縫の待ち針をイッパイ刺してるようで痛々しく感じるのは私だけか。

秋田湾と遠く白神山地。右奥に尖がっているのは岩木山。 



長坂道との出会い地点に到着。
前山に隠れていた鳥海山本体がここでまた姿を現わす。

長坂道T字分岐から鳥海山を望む。


 

長坂道の稜線道を進むと、鳥の海(鳥海湖)が足下に見えてくる。

長坂道から鳥海山本体と鳥の海(鳥海湖)

 


今日は南に月山や朝日連峰もよく見える。

長坂道から月山。
 



長坂道から朝日連峰。
左側の高いのは大朝日岳、右側のどっしりしたのは以東岳。



御浜の定番風景。

御浜から鳥の海(鳥海湖)と鍋森、奥に庄内平野、日本海。
 



鍋森をクローズアップ。
 



北側を望むと、どっしりと稲倉岳。

稲倉岳と秋田湾。左奥に見えるのは男鹿半島。
 



北東方向には・・・

北東方向、秋田駒ヶ岳と岩手山。

 


扇子森への登りから、今一度、鳥の海方面を。




御田ヶ原から望む鳥海山本体は迫力満点。

御田ヶ原から鳥海山本体を望む。
 


今回、わざわざ御浜や御田ヶ原まで行ったのは、これらの風景を眺めたかったからに他ならない。

ところで、千畳ヶ原はいったいどこに有るのか。
御田ヶ原まで行くと、それは右手、南の方角に見えて来るが、思ったほど紅葉してなかった。

御田ヶ原から千畳ヶ原方面を望む。バックに支峰の月山森、その後方に月山が重なって見える。



御田ヶ原の分岐点で他の登山者の流れから離れ、独り下り道に入る。

御田ヶ原分岐点からの下り道。向こうに見えるのは鍋森と笙ヶ岳の重なり。



ひとしきり下って、来し方を振り返ると・・・

御田ヶ原分岐点からの下り道から鳥海山本体。
 



鳥海湖からの道との合流点(鳥の海分岐)と鍋森。




月山森と千畳ヶ原方面を望む。




鳥の海(鳥海湖)からの道と合流した後、少し急な斜面を下ると荒々しい蛇石流(じゃいしながれ)の河原に着く。

河原で万助道が分かれるが、そちらには行かず、黄ペンキ矢印に従い、千畳ヶ原と書かれている方に行く。

蛇石流の河原、万助道分岐箇所。



蛇石流を渡る。                                                                          続く木道。

 
 


河原を渡り、続く木道を登って行く。さらに木道を進むと、今度は二ノ滝コースの分岐に出る。

その後、ほどなくして左側に池塘が。
標識も何も無いが、どうやらこの辺りが千畳ヶ原の中心部のようだ。

バックは鳥の海を囲む山。
 



バックは鳥海山本体外輪山。

 



なおここで、Y 氏(fb友)と出会った。

氏は鳥海山をテーマにめっぽう素晴らしい写真を撮られる御方で、その技法やポイント選定などいつも勉強させてもらっている。

この先はどうなっているのだろう。

バックは鳥海山本体外輪山。
 



期待していた草紅葉は・・・まだ少し早かった。

またもや涸れ川を渡る。

カレ沢

 


渡った先には、幸治郎沢と月山森が立ちはだかっていた。

幸治郎沢は鳥海山一般コースの中では難所中の難所、滑落事故もよくあると聞いている。
月山森の緩い場所などを迂回するルートは出来ないものだろうか。
今回はここで終点、折り返しとする。

幸治郎沢と月山森
 


初めての鳥海山千畳ヶ原。2」へ続く。


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晩夏の千畳ヶ原・帰り途。(2020年8月18日)

2020-08-26 | 鳥海山/千畳ヶ原

(本頁は「ある花を見たくて晩夏の(鳥海山)千畳ヶ原へ。」の続きです。)

千畳ヶ原からの帰途、新しい滝を見つけた。
場所は鳥の海から千畳ヶ原に下る途中に渡る蛇石流れ(じゃいしながれ)。

千畳ヶ原から扇子森方面を望むと麓に小さく白い縦筋が見えた。


蛇石流れの渡渉点から望む。                                                                      更に近づく。
 

正面から。



滝の落差は10m程度とちっこいが、堂々としている。
今まで何度も通っているのに何故気付かなかったんだろう。

たぶん17日までの長雨で蛇石流れの水量が増え、一時的に見えるようになったものと推測した

蛇石流れの更に上流にも滝が現れていた。







帰りに掠めた鳥の海だが、今回は水の色がいつもと違っていた。



濃いブルーとグリーン。
前者は天空の色を反映したものだが、後者は水底の草の色のようだ。
こんな高所の火口湖に水草は生えないので、これはイワイチョウやシロバナトウウチソウなどの高山植物の葉だ(以前、調査済み)。







 








先の新しい滝と同様、長雨の影響で
湖の水位が上昇したため、沈水したものと思われる。

同じ景色を見た別の方は「南の国の海の色のようだ。」と仰ってた。

今日は雲に邪魔されて鳥の海越しの鳥海山は望めなかった。




最後に帰りに通った長坂道稜線や河原宿で見かけた花たちを。


オクキタアザミ




オクキタアザミ                                                                                       トウゲブキ

 



ハクサンシャジン




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