モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

カテゴリー「北アルプス」の目次

2022年01月25日 | 北アルプス

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて二年目になると、いつの間にか記事の数が増え、
自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。

当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は
五個まで表示される設定となっております。

すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を一~複数回、クリックする必要があります。

もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、
「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。

というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の頁作りが続きますので、どうかご了承お願いいたします。



白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 5.大雪渓を下る。

白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 4.白馬岳山頂

白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 3.三国境で憧れの花に遭遇

白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 2.白馬大池~三国境

白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 1.栂池平~白馬大池


白馬岳花紀行1st(1990/07/27~29) 4.唐松岳~八方尾根

白馬岳花紀行1st(1990/07/27~29) 3.天狗平~不帰ノ嶮、唐松岳

白馬岳花紀行1st(1990/07/27~29) 2.白馬岳山頂~杓子、鑓

白馬岳花紀行1st(1990/07/27~29) 1.栂池平~小蓮華稜線


上高地・穂高岳花無し紀行(1992/07/24~28) 4.吊尾根~岳沢の下り

上高地・穂高岳花無し紀行(1992/07/24~28) 3.恐怖の涸沢岳越え

上高地・穂高岳花無し紀行(1992/07/24~28) 2.北穂高岳登攀

上高地・穂高岳花無し紀行(1992/07/24~28) 1.憧れの上高地


1990/07/28 唐松岳山頂手前から不帰の嶮、白馬連峰を望む。


1992/07/25 北穂高岳山頂から槍ヶ岳を望む。



以上。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 5.大雪渓を下る。

2022年01月24日 | 北アルプス

(本頁は「白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 4.白馬岳山頂」の続きである。)

【三日目(7月17日)、大雪渓を下る】

三日目、前回(こちら)は白馬山頂から杓子、鑓、不帰キレットを縦走し、唐松岳まで足を伸ばしたが、
今回は日程の関係もあり、大雪渓を一気に滑り降りて行く。天気の方も高曇りで下り坂の様相だ。

大雪渓を見下ろす。



降り口の岩場でちょっと変わった花をみかけた。ヒメカラマツだった。

ヒメカラマツ
 

                                  ミヤマオダマキ。前回は花盛りだったが、今回はまだ蕾。


このような岩場には、地味ながらも珍しい植物がひっそりと咲いていることもあるが、
急ぎの旅なのでじっくり見られなかったのは残念。


下る途中から杓子岳を望む。左の槍のようなピークはその支峰だが、実に鋭い。 




雪渓は、まずは小雪渓を下る。
小雪渓とこれから下る大雪渓の間には、葱平(ねぶかっぴら)と呼ばれるお花畑がある。
今回は雪の量が多く、咲いてる花は疎らだったが、一応報告しておく。

テガタチドリとミヤマカラマツ
 
                                                                                                                          シロウマオウギ


テガタチドリは東北ではあまり見かけないランだ(後で蔵王の不忘山が本州では北限らしい
と知る)
シロウマオウギは白馬岳を含む北アルプス北部、雨飾山、白山、八ヶ岳、南アルプスに分布し、東北には無い。
シロウマの名を冠するのはここで最初に見出されたせいだろう。
その観点で行けば、加賀の白山などはたいへん得をしている。

葱平(ねぶかっぴら)という地名はネギの仲間が多いことに由来するそうだ。

シロウマアサツキ。まだ蕾だ。




このネギ、シロウマアサツキは白馬以外には北海道・夕張岳、本州・朝日連峰、雨飾山などにあると
手持ち本には書いてあるが、私は少し前、鳥海山でも見た。

同じく高山性のタンポポも珍しい。
白馬岳にはミヤマタンポポとシロウマタンポポの二種が有り、写真のものはどちらなのか不明。

高山性タンポポとミヤマキンポウゲ 



キバナノコマノツメ



白馬を訪れる登山者の大多数は大雪渓を登ってやって来る。

私たちは逆に下りに使ったわけだが、おかげで登山者の渋滞にイライラすることもなく、
気持ちよく下界に降りることができた。


葱平から見下ろす大雪渓。




登山者の列は新宿駅から延々と続いてる(嘘)。 

私は降りる方なので、こんな客観的な写真を撮る余裕がある。




来しかたを振り返る。



 

白馬尻の小屋が見えてきた。
今日の天候は悪化の一途だったが、なんとか終点まで持ってくれた。

 



雪渓の終点(登る人にとっては始点)・白馬尻に到着。

山頂までの標高差は約1450m。これから登る皆さん。お疲れ様。 




白馬尻の標高は1500mくらいだが、雪渓の冷気のせいか、ある種の高山植物が豊富だ。

名花オオサクラソウはあいにく見逃してしまったが、キヌガサソウは雪渓の縁にうじゃうじゃ咲いていた。
以前はツクバネソウ属に含められたこともあるが、似た植物が他に無いことから、現在は日本特産一属一種。
主に本州日本海側の高山に分布し、東北では月山、神室山、焼石岳、八幡平などでも見られる。

キヌガサソウの群生 



キヌガサソウのアップ 



サンカヨウ



ニリンソウ



7月の中旬なのに、ここでは春の花、ニリンソウがまだ咲いていた。

ほんとは「今ようやく咲いている」と言った方が正しいのだろう。白馬尻は今、春なのだ。
他にオオバミゾホオズキやタニウツギなど、初夏の花もまだ初々しい状態だった。

オオバミゾホオズキ



タニウツギ(スイカズラ科)
 



これはヒメウツギ(ユキノシタ科⇒アジサイ科)かな。

 



一昨日、昨日、そして今日と三日間、天候に恵まれた山行きだったが、

猿倉からタクシーに乗り込んだ途端にポツリポツリと雨が降り出し、白馬村の中心部に着く頃には土砂降りになった。
我々は村の温泉に飛び込み、三日間の垢と疲れを流し、すっかりいい気分なのだが、

この頁の上の方、大雪渓ですれ違った方々はたいへんだろう。
まあ人生、いいこともあれば悪いこともある。
私モウズイカにとって今回の白馬はいいことづくめだった
(少し前に行った焼石や秋田駒は (T_T) ひどかった)。


この白馬岳を最後に一連の私の山歩き(遠征)は終わった。
その後は園芸(ガーデニング)に邁進し、登山は十年以上、休止した。

以上。

コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 4.白馬岳山頂

2022年01月23日 | 北アルプス

(本記事は自ホームページの超古い記事をブログ用にリメイクしたものである。)
(本頁は昨年アップした「白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 3.三国境で憧れの花に遭遇」の続きである。)



【二日目(7月16日)、白馬岳山頂付近】

二度目とは言え、白馬山頂からの展望は新鮮そのもの。
この頁では山岳風景をメインに報告する。
まずは西南西方向を望む。
雲の切れ目から現れたのは剣岳とその仲間たち



 

左から立山、立山別山、剣岳。

 



次いで真南方向。

南に連なるのは、左が杓子岳(2812m)、右が鑓ケ岳(2903m)。




杓子岳と手前にウルップソウ。



白馬岳富山側の斜面。




「構造土」と呼ぶのだろうか、独特の縞模様が続く。

裸地部分にはウルップソウ、緑の濃い部分にはハクサンイチゲが多い。

 



ウルップソウとハクサンイチゲ
 
                                   ミヤマクロユリ


緩やかな富山側の斜面には湿生の花も豊富だった。シナノキンバイが西日を浴びて咲いていた。

シナノキンバイの群生
 



シナノキンバイのアップ。
コバイケイソウ(右)はまだ生育中。
 



真西の方角。

ほぼ真西の方角にはどっしりした風格の毛勝三山が。

毛勝三山。左から猫又山(2378m)、鎌谷山(2415m)、毛勝山(2415m)。


 

そろそろ夕方モードだ。
南の方角。
鑓ケ岳の背中越しに現れたのは、
左から前穂高岳、奥穂高岳、槍ヶ岳、・・・、黒岳(水晶岳)。

 



南東の方角(フォッサマグナ)を望む。

左から、八ヶ岳、富士山、美ヶ原の台地、南アルプスの連山など。眼下の雲海の下は安曇野(松本盆地)。




東に目を転ずると、
頚城山塊。

奥は左から焼山(2400m)、火打山(2462m)、妙高山(2446m)。
右端は戸隠山塊の高妻山(2353m)か 。



黄昏の剣立山連峰。



 

二日目は前回同様、山頂小屋に泊った。

」へ続く。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 3.三国境で憧れの花に遭遇

2021年03月25日 | 北アルプス

(本記事は自ホームページの超古い記事をブログ用にリメイクしたものです。
写真は劣化したリバーサルフィルムをフィルムスキャナーで読み取ったものなので、あまり鮮明ではありませんが、どうかご寛容下さい。)
(本頁は「白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 2.白馬大池~三国境」の続きです。)



【二日目(7月16日)、三国境から白馬岳山頂へ】

三国境はご覧の通り、稜線が二列に分かれる二重山稜になっている。

三国境付近の二重山稜

 



今回の山旅では密かに期待していた花がふたつあった。

九十九草(ツクモグサ)得撫草(ウルップソウ)だ。
いずれも分布域が極めて限られた高山植物で、前者は本州ではここ白馬と八ヶ岳のみ、あとは北海道の二、三の山、
後者はここ白馬と八ヶ岳、北海道礼文島の三ヶ所しか知られていない。
いずれも東北の高山には全く無い花。

更に開花時期が早く、本格的な夏山シーズンには花が終わっているので、生育地でもなかなかお目にかかれない。
前回の縦走の時がそうだった。今回は少し早いので、なんとか・・・(-_-;)と念じつつ・・・。





三国境のガレ場にはツクモグサやミヤマキンバイ、イワツメクサ、ウルップソウなどが列を作っていた。
荒涼とした礫地だが、花の種類はすこぶる多い。




 



ツクモグサのアップ。


ツクモグサは前年の枯れた茎や葉を腰蓑のように纏っている。


ツクモグサとイワベンケイ



近くでは、オヤマノエンドウ、イワベンケイ、ミヤマガラシなども見た。

イワベンケイとオヤマノエンドウ、チシマアマナ。
 



イワベンケイの比較的大きな株 



ミヤマキンバイ、ツクモグサ、オヤマノエンドウ、ウルップソウ、グラース?が寄せ植え状態。



得撫草(ウルップソウ)はとてもユニークな姿をしている。
数ある高山植物の中でもコマクサと並んで最もおぼえ易い花ではないだろうか。
ガラガラのれき地に生えるのに、とてもみずみずしい印象がある。


雪渓の近くに咲くウルップソウ。
 



岩陰に大きな株を見つけた。




ミヤマガラシ



ミヤマシオガマも有った。東北のもの(早池峰や焼石、月山)に較べると花が地味な感じだった。




山頂間近の稜線でライチョウに遭遇。いつもガスって来ると現れるような感じ。




」へ続く。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 2.白馬大池~三国境

2021年03月24日 | 北アルプス

(本記事は自ホームページの超古い記事をブログ用にリメイクしたものです。
写真は劣化したリバーサルフィルムをフィルムスキャナーで読み取ったものなので、あまり鮮明ではありませんが、どうかご寛容下さい。)
(本頁は「白馬岳花紀行2nd(1993/07/15~17) 1.栂池平~白馬大池」の続きです。)



【二日目(7月16日)、白馬大池から小蓮華岳稜線、三国境へ】


二日目は朝飯前に雷鳥坂を少しだけ登ってみた。

西の雪倉岳方面に虹がかかり、足許にはコマクサが・・・。

雪倉岳にかかる朝の虹



コマクサ



一旦引き返し、再度、雷鳥坂を登りだすと、オーソドックス(?)な高山植物が次々に現れて来る。


まずは・・・

ミヤマダイコンソウ



ムシトリスミレ



ハクサンチドリ

 



登山道沿いにはツツジ科のわい性低木も豊富だ。


ツガザクラ



アオノツガザクラ




キバナシャクナゲは東北では見られない花だ(焼石岳、燧ヶ岳には有るとされるが、一般道からは確認困難)

キバナシャクナゲ




こちらは東北では早池峰山だけにしか無い花だ。

タカネヤハズハハコ(タカネウスユキソウ)



他にもいろいろ有ったが、前回(1990年)との重なりもあるので割愛させて頂く。

小蓮華の幅広い稜線に差し掛かると、ハクサンイチゲとシナノキンバイが多くなって来た。

東北では各々別々の場所でしか見られない花なのに、この場所では入り混じって咲いていた。

ハクサンイチゲとシナノキンバイの混生お花畑
 


シナノキンバイとハクサンイチゲ



コバイケイソウも参戦。




どこが山頂なのかよくわからないまま、小蓮華を過ぎ、少し下ると、三国境だ。


」へ続く。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする