モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

男鹿三山の花図鑑/不完全な目次・索引

2021-03-15 | 男鹿の花図鑑

今回も図鑑を作ってしまってから、目次や索引にあたる頁を作成した。
出来れば、掲載頁の花の写真にストレートに飛ぶようリンクを貼りたかったのだが、
鳥海山の花図鑑」と同様、そのやり方がわからない。

よって本頁でも、掲載した頁のタイトルだけを植物名の右側に記すことにした。
なおリンクが貼られた掲載頁は、
本頁下段の『「男鹿の花図鑑」カテゴリの最新記事』に並んでいるので、面倒でもそちらからお入り頂きたい。
斯様にしょうもない目次、索引だが、自身にとっては無いよりはマシかなと思う。
皆様も必要に応じてご活用頂けたら幸いである。
なお植物名は五十音順に並べている。

2016/09/20 東側(なまはげ大橋)から見た安全寺棚田と男鹿三山。
左奥の平らな山が毛無山(617m)、その右、一番高いのが本山(715.0m)、真ん中辺が真山(565m)。 




植物名                掲載頁


アオイスミレ・・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
アオヤギソウ・・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
アキタブキ・・・・・・・・・・・・・・(2)早春編
アキノキリンソウ・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
アズマイチゲ・・・・・・・・・・・・・(2)早春編
アラゲヒョウタンボク・・・・・・・・・(3)陽春編
イチヤクソウ・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
イチヨウラン・・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
イヌドウナ・・・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
イブキジャコウソウ・・・・・・・・・・(6)盛夏編
ウゴツクバネウツギ・・・・・・・・・・(5)初夏編
ウツボグサ・・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
ウメガサソウ・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
ウラシマソウ・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
エゾアジサイ・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
エゾエンゴサク・・・・・・・・・・・・(2)早春編
エゾカワラナデシコ・・・・・・・・・・(6)盛夏編
エゾフユノハナワラビ・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
エビネ・・・・・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
エンレイソウ・・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
オオウバユリ・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
オオカメノキ・・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
オオサクラソウ・・・・・・・・・・・・(1)はじめに  (4)晩春編
オオタチツボスミレ・・・・・・・・・・(4)晩春編
オオムラサキシキブ・・・・・・・・・・(6)盛夏編
オオヤマサギソウ・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
オガアザミ・・・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
オカトラノオ・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
オクエゾサイシン・・・・・・・・・・・(4)晩春編
オクトリカブト・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
オトコエシ・・・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
オドリコソウ・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
オヤマボクチ・・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
カタクリ・・・・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
ガマズミ・・・・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
キオン・・・・・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
キクザキイチゲ・・・・・・・・・・・・(2)早春編  (4)晩春編
キクバオウレン・・・・・・・・・・・・(2)早春編
キタマムシグサ・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
キツネノカミソリ・・・・・・・・・・・(2)早春編  (7)晩夏&初秋編
キバナイカリソウ・・・・・・・・・・・(4)晩春編
キバナカワラマツバ・・・・・・・・・・(6)盛夏編
キバナノアマナ・・・・・・・・・・・・(2)早春編
キブシ・・・・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
ギョウジャニンニク・・・・・・・・・・(2)早春編  (5)初夏編
キリンソウ・・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
キンラン・・・・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
ギンリョウソウ・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)・・・(7)晩夏&初秋編
クガイソウ・・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
クモキリソウ・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
クルマバソウ・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
クルマユリ・・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
コイチヨウラン・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
コキンバイ・・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
コケイラン・・・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
コバノフユイチコ(マルバフユイチゴ)・・(5)初夏編  (7)晩夏&初秋編
ゴマナ・・・・・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
コマユミ・・・・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
サイハイラン・・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
サラシナショウマ・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
サルトリイバラ・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
サワギク(ボロギク)・・・・・・・・・・(6)盛夏編
サワハコベ・・・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
ジガバチソウ・・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
シャク・・・・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
シュロソウ・・・・・・・・・・・・・・(2)早春編
シラネアオイ・・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
シラヤマギク・・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
スズムシソウ・・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
スミレサイシン・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
ソウシシヨウニンジン(相思子様人参)・・・(7)晩夏&初秋編
ソバナ・・・・・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
ダイコンソウ・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
ダイモンジソウ・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
タチツボスミレ・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
タマブキ・・・・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
タムラソウ(タマボウキ)・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
チゴユリ・・・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
チヂミザサ・・・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
チョウセンキバナアツモリソウ・・・・・(1)はじめに
ツリガネニンジン・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
ツルシキミ・・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編  (8)秋の残り花と草木の実
ツルリンドウ・・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
デワノタツナミソウ・・・・・・・・・・(1)はじめに  (5)初夏編  (8)秋の残り花と草木の実
トウゴクサイシン・・・・・・・・・・・(4)晩春編
トガヒゴタイ・・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
トケンラン・・・・・・・・・・・・・・(5)初夏編  (8)秋の残り花と草木の実
トチバニンジン(チクセツニンジン)・・・(7)晩夏&初秋編
トリアシショウマ・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
ナガハシスミレ(テングスミレ)・・・・・(3)陽春編
ナツトウダイ・・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
ナニワズ・・・・・・・・・・・・・・・(2)早春編
ナンバンハコベ・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
ニシキゴロモ・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
ニリンソウ・・・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
ノコンギク・・・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
ハクサンハタザオ・・・・・・・・・・・(4)晩春編
ヒメアオキ・・・・・・・・・・・・・・(2)早春編
ヒメイチゲ・・・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
ヒメニラ・・・・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
ヒメモチ・・・・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
ヒヨドリジョウゴ・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編  (8)秋の残り花と草木の実
フクジュソウ・・・・・・・・・・・・・(1)はじめに  (2)早春編
フッキソウ・・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
フデリンドウ・・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
ベニチャワンタケ・・・・・・・・・・・(2)早春編
ホウチャクソウ・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
ホタルサイコ・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
ホタルブクロ・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
ミズナラ・・・・・・・・・・・・・・・(1)はじめに
ミズヒキ・・・・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
ミチノクエンゴサク・・・・・・・・・・(2)早春編
ミヤマウズラ・・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
ミヤマカタバミ・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
ミヤマガマズミ・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
ミヤマカラマツ・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
ミヤマキケマン・・・・・・・・・・・・(3)陽春編
ミヤマスミレ・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
ミヤマセンキュウ・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
ミヤマナルコユリ・・・・・・・・・・・(5)初夏編
ムラサキシキブ・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
ムラサキヤシオ・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
モミジガサ・・・・・・・・・・・・・・(7)晩夏&初秋編
ヤマジノホトトギス・・・・・・・・・・(6)盛夏編
ヤマシャクヤク・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
ヤマツツジ・・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
ヤマハッカ・・・・・・・・・・・・・・(8)秋の残り花と草木の実
ヤマブキショウマ・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
ヤマユリ・・・・・・・・・・・・・・・(6)盛夏編
ユキザサ・・・・・・・・・・・・・・・(5)初夏編
ラショウモンカズラ・・・・・・・・・・(4)晩春編
ルイヨウショウマ・・・・・・・・・・・(4)晩春編  (8)秋の残り花と草木の実
ルイヨウボタン・・・・・・・・・・・・(4)晩春編
ワサビ・・・・・・・・・・・・・・・・(4)晩春編


以上、135種(変種、品種も含む)


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男鹿三山の花図鑑(8)秋の残り花と草木の実

2021-03-14 | 男鹿の花図鑑

(ちょっと間が開きましたが、本頁は「男鹿三山の花図鑑(7)晩夏&初秋編」の続きです。)

十月になっても男鹿の山にはまだ花が咲き残っている。
他の高山では紅葉が始まり、咲き残りは有ってもかすかにリンドウ類(エゾオヤマリンドウ)が有る程度だが、
男鹿ではそれが見当たらない。代わりにトリカブトが目につき、他にも残り花が多かった。

オクトリカブト Aconitum japonicum ssp. subcuneatum
トリカブト類は他の山では沢筋など湿り気のある場所に見かけるが、
男鹿三山では山麓から山頂部まで全山にわたって生育しているようだ。理由はよく分らない。

2019/10/02


2019/10/02



林の中を走る縦走路でよく見かける花たちを。


ツルリンドウ Tripterospermum japonicum

チヂミザサ Oplismenus undulatifolius

2020/10/11 ツルリンドウの実                      2019/10/02 チヂミザサ
 


ミズヒキ Persicaria filiformis

タマブキ Parasenecio farfarifolius var. bulbifer

2019/10/02 ミズヒキ                          2019/10/02タマブキ
 



キオン Senecio nemorensis

山頂部の草地で見られる。通常、真夏から咲くが、下写真の個体は咲く前に刈り払いされ、
その後、脇芽が伸びて秋遅くに咲いたもの。

アキノキリンソウ Solidago virgaurea var. asiatica

2019/11/10 キオン                            2019/10/02 アキノキリンソウとノコンギク
 


ノコンギク Aster microcephalus var. ovatus


2020/10/11




オヤマボクチ Synurus pungens

ヤマハッカ Rabdosia inflexa

2019/10/02 オヤマボクチ                         2019/10/02 ヤマハッカ
   



秋も深まると、木の実が多くなって来た。

ガマズミ Viburnum dilatatum


2019/10/02



ミヤマガマズミ Viburnum wrightii


2019/10/02

 


コマユミ Euonymus alatus form ciliatodentatus

ムラサキシキブ Callicarpa japonica
男鹿には他にオオムラサキシキブも有るが、右下写真はただのムラサキシキブと思われる。

2020/10/11 コマユミ                           2019/11/10 ムラサキシキブ 

 


サルトリイバラ Smilax china


2019/11/10



ツルシキミ Skimmia japonica var. intermedia f. repens

実姿は次のヒメモチ(ミカン科)によく似るが、茎が這い性であること、実が枝先に付く点などで識別する。

ヒメモチ Ilex leucoclada


2020/11/15 ツルシキミ(実)                      
2019/11/10 ヒメモチ(実)
 



草の実も。

キタマムシグサ Arisaema peninsulae subsp. boreale だろうか。

初夏の仏炎苞や茎の模様には思わずドキリとしてしまうが、実もそれ以上にショッキングな存在だ。

ルイヨウショウマ Actaea asiatica
キンポウゲ科。実は黒いが、柄が赤味を帯びているので割とよく目立つ。
開花時の姿は「(3)陽春編」を参考にされたし。

2020/10/11 キタマムシグサ?の実                   2020/09/23 ルイヨウショウマの実
   



ヒヨドリジョウゴ Solanum lyratum の実姿。

2019/11/10



男鹿の紅葉は?

2019/11/10 男鹿三山の紅葉



男鹿三山は海岸に近いため、紅葉はあまり綺麗ではないと言われているが、
海の影響が少ない東斜面には紅葉が綺麗なポイントが有った。

2020/11/15 落葉後のブナ林



最後の残り花。

2020/11/15 デワノタツナミソウ                     2019/12/22 トケンランの芽出し
 



晩秋や初冬の林を歩くと、トケンランやサイハイランの芽出しや葉っぱに遭遇する。

これらのランは初夏の開花時には葉が枯れているものが多い。
いつの間に栄養を蓄えているか。

これらのランは晩秋から早春の林床が明るい期間に葉を広げ、光合成を行ない、
栄養を蓄える戦略をとっているようだ。


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男鹿三山の花図鑑(7)晩夏&初秋編

2021-02-25 | 男鹿の花図鑑

(本頁は「男鹿三山の花図鑑(6)盛夏編」の続きです。)

秋めいてくると男鹿三山では新たな花が次々と咲き出す。
その中には男鹿の固有種も幾つか混じっている。他の低山に較べると、男鹿は花の種類も量も多いなと感じる。

キツネノカミソリ Lycoris sanguinea
早春に出たカミソリのような葉は夏の間に枯れており、何も無いところからニュッと花茎を伸ばし、開花する。
五社堂の下や海岸林に多い。

2019/08/24 五社堂下のキツネノカミソリ群生




2020/08/10 キツネノカミソリ                    2019/08/24 ツリガネニンジン
 



ツリガネニンジン Adenophora triphylla var. japonica
寒風山には多いが、男鹿三山には少ない。ただし五社堂上ではソバナと同じ場所で咲いている。

ソバナ Adenophora remotiflora
ツリガネニンジンに似るが、茎葉は常に互生。男鹿では森林内で見かける。


2019/08/24
 



オトコエシ Patrinia villosa

毛無山の登山道沿いにはオトコエシが多いが、オミナエシは見かけない。
なおオミナエシは寒風山に多く、男鹿三山では東斜面に少し有る程度。

2019/08/24



ミヤマセンキュウ Conioselinum filicinum

秋めいて来ると多く見かけるセリ科。丈は1m前後。

モミジガサ Parasenecio delphiniifolius
シドケの名で山菜として利用される。ただし同じ場所にトリカブトも多いので、採取時は注意されたし。

2019/09/04 ミヤマセンキュウ                      2019/08/24 モミジガサ
 


ヒヨドリジョウゴ Solanum lyratum

ナス科、つる性の多年草。葉は卵形で下部に付いたものは基部が著しくくびれる。

2019/08/24




地味なラン科二種。 

ミヤマウズラ Goodyera schlechtendaliana

コイチヨウラン Ephippianthus schmidtii
山頂近くの遊歩道沿いに多い。7月下旬頃から咲き出し、初秋まで長期間見られる。

2019/08/24 ミヤマウズラ                        2019/08/02 コイチヨウラン
 


コバノフユイチコ(マルバフユイチゴ) Rubus pectinellus

ご覧の通り、冬ではなく晩夏に結実する。

2019/08/24



トチバニンジン(チクセツニンジン) Panax japonicus

初夏に咲く花は極めて地味なのでつい見過ごしてしまうが、花後に花茎を伸ばし、先に赤い実をつける。
これは暗い林の中でもよく目立つ。薬用植物として有名なチョウセンニンジン(オタネニンジン)と同属。
なおトチバニンジンにも薬効が有ると聞く。

2019/09/04
 


トチバニンジンの実の一部が黒くなるタイプを
「ソウシシヨウニンジン(相思子様人参) 」と呼ぶと友人から教えられる。

なんとも味わい深い呼び名だ。男鹿で見たものはほとんどがこのタイプだった。


秋はキク科の草花ばかり。特に五社堂の上の坂道には量が多い。

シラヤマギク Aster scaber


ゴマナ Aster glehnii


2019/09/04 シラヤマギク                         2018/09/15 ゴマナ

 



タムラソウ(タマボウキ) Serratula coronata subsp. insularis

草原性の植物。男鹿では寒風山にも有るが、男鹿三山では五社堂上の坂道で多く見かける。
花はアザミに似るが、別属で葉には棘が無い。

トガヒゴタイ Saussurea muramatsui 
男鹿で発見された花の一つだが、青森、秋田、山形の低山に広く分布している。
丈は20センチ位から1メートル超と幅が有る。花は地味な色合いなので見逃されやすい。

2018/09/15 タムラソウ                           2019/10/02 トガヒゴタイ
 


イヌドウナ Parasenecio aidzuensis

 2020/09/23




秋には男鹿の固有種が咲き出す。

オガアザミ Cirsium horiianum
葉は特徴的だが、花は小さくて冴えない。中腹より上に多い。
なお男鹿には固有のアザミが他にもう二種ある。

アシノクラアザミ Cirsium ashinokuraense、トガアザミ Cirsium togaense だが、私はまだ見ていない。
 

2019/09/04 オガアザミ


 

キク科以外の草花。

サラシナショウマ Cimicifuga simplex

2018/09/15
 



ナンバンハコベ Cucubalus baccifer var. japonicus


ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) Monotropa uniflora

初夏に咲くギンリョウソウによく似るが、果実は朔果(乾燥すると裂けて種子を飛ばすタイプの果実)。
ギンリョウソウの実は液質で裂けない。

ナンバンハコベ 2018/09/15                      ギンリョウソウモドキ 2018/09/15
 


ダイモンジソウ Saxifraga fortunei var. incisolobata

山頂部の斜面に比較的多い。

エゾフユノハナワラビ Botrychium multifidum var. robustum
冬緑性のシダ植物。ハナワラビとは、夏の終わりに出る胞子葉に黄色い胞子嚢が付き、
これが花のように見えることから付いた名前。山頂部の道端に多い。

2018/09/15 ダイモンジソウ                      2019/10/02 エゾフユノハナワラビ
 


次は「(8)秋の残り花と草木の実」。しばしお待ちあれ。

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男鹿三山の花図鑑(6)盛夏編

2021-02-24 | 男鹿の花図鑑

(本頁は「男鹿三山の花図鑑(5)初夏編」の続きです。)

鳥海山や秋田駒ヶ岳ならば、七月に高山性お花畑が最盛期を迎えるが、

標高1000mに満たない男鹿三山にそれを期待するのは無理と言えよう。
それでも他の低山に較べたら、花の種類はやはり多いと思う。

ヤマブキショウマ Aruncus dioicus var. kamtschaticus
次のトリアシショウマとよく似ており、間違えやすいが、こちらはバラ科。

個人的には主に葉で識別している。小葉の葉脈が平行で10本程度と多く、名前のように
ヤマブキの葉に似た印象が有る。男鹿ではヤマブキショウマは山頂部、オオサクラソウ群生地に多い。
開花はトリアシショウマよりもやや早い。したがって毛無山では同時期に山麓でトリアシショウマ、
山頂部でヤマブキショウマの花を見ることが出来る。

2019/07/11
 



トリアシショウマ Astilbe odontophylla
こちらはユキノシタ科。男鹿毛無山では山麓部で多く見かける。

オカトラノオ Lysimachia clethroides

2019/07/11 トリアシショウマ                        2019/07/11 オカトラノオ
 


オオムラサキシキブ Callicarpa japonica var. luxurians
男鹿にはムラサキシキブの仲間が二種類、自生していると聞いたが、
この個体は花や葉の大きさからオオムラサキシキブではないかと思う。

2019/07/11



ホタルブクロ Campanula punctata

ホタルブクロはポピュラーな野草なのに何故か秋田県内ではほとんど見かけない。
しかし男鹿三山では山麓から山頂部にかけてちらほら見かける。

ホタルサイコ Bupleurum longiradiatum var. elatius
黄色い小花をつけるセリ科。東北ではあまり見かけないが、五社堂の上の道端には比較的多い。

2019/07/22 ホタルブクロ                         2019/08/02 ホタルサイコ
 
 


盛夏の山頂部に咲く花たち。

キバナカワラマツバ Galium verum subsp. asiaticum

ウツボグサ Prunella vulgaris subsp. asiatica

キバナカワラマツバとウツボグサ 2019/07/22

 


イブキジャコウソウ Thymus quinquecostatus

秋田県では稀少な植物で、男鹿と和賀山塊だけとのこと。本山山頂部の限られた場所に生育。
 
キリンソウ Phedimus aizoon var. floribundus
ベンケイソウ科。山頂部や岩場に多い。

2019/07/22 イブキジャコウソウ                      2019/07/22 キリンソウ
 



エゾカワラナデシコ Dianthus superbus var. superbus 

山頂部に見られるものは、高山性のタカネナデシコとの説も有るが、
写真の株は自衛隊道路の脇に咲いていたものなので、低地性のエゾカワラナデシコとした。

2019/07/22
 



7月下旬、本山毛無山の山頂部ではトウゲブキやミヤマトウキなど高山性の要素も見られるが、
立ち入り禁止エリアと重なるので割愛させて頂く。

クガイソウ Veronicastrum japonicum
山頂部で少しだけ見かける。よく似たヤマルリトラノオは山ではなく海岸近くで咲いている。

2020/07/18



エゾアジサイ Hydrangea serrata var. megacarpa

2019/07/22
 


再び、中腹樹林下に咲く地味な花たち。

ウメガサソウ Chimaphila japonica

イチヤクソウ Pyrola japonica


2019/07/11 ウメガサソウ                         2020/07/28 イチヤクソウ
 


ランの仲間

クモキリソウ Liparis kumokiri

オオヤマサギソウ Platanthera sachalinensis

2019/07/22 クモキリソウ                        2019/07/22 オオヤマサギソウ
 
 


ヤマユリ Lilium auratum

男鹿三山では東山麓の人里近くに多い。

2019/07/22
 



サワギク(ボロギク) Nemosenecio nikoensis

秋田では珍しいキク科植物。男鹿では真山や本山のスギ林の中に少数見かける。

ヤマジノホトトギス Tricyrtis affinis

2019/07/22 サワギク                          2019/08/02 ヤマジノホトトギス
 



ダイコンソウ Geum japonicum
バラ科。山の道端に多い。果実の先が鉤のように曲がり、ひっつき虫になって運ばれ、増えるのだろう。

2020/08/10
 


クルマユリ Lilium medeoloides
全山の林中に疎らに分布する。登山道脇で見るものは登山道の草刈り時、意識的に刈り残したものと聞く。

オオウバユリ Cardiocrinum cordatum var. glehnii

2019/08/02 クルマユリ                         2019/08/02 オオウバユリ
 


 
(7)晩夏&初秋編へ続く。

 

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男鹿三山の花図鑑(5)初夏編

2021-02-23 | 男鹿の花図鑑

(本頁は「男鹿三山の花図鑑(4)晩春編」の続きです。)

男鹿の山では、オオサクラソウの花が終わると、樹木の若葉が茂り、林は少し暗くなる。
この時期、秋田の他の山では花がめっきり少なくなるが、男鹿では必ずしもそうではない。
ランの仲間やデワノタツナミソウが最盛期を迎えるせいだろうか。
なお表題は「初夏編」としたが、本項では五月下旬以降、六月いっぱいに咲く花を扱ってみた。
空梅雨の年を除けば、この時期の男鹿は雨に祟られることが多い。
特に山頂部はいつも霧に包まれている印象がある。


ムラサキヤシオ Rhododendron albrechtii
中腹では五月連休明け頃から散発的に咲いているが、本山山頂近く南東斜面の大群生地では、
開花が五月下旬以降なので、初夏の花とした。


2020/05/28 ムラサキヤシオ



2019/05/14 ムラサキヤシオ                      
2020/05/28 サワハコベ
 


サワハコベ  Stellaria diversiflora

ウゴツクバネウツギ Abelia spathulata var. stenophylla


2019/05/29 ウゴツクバネウツギ



2019/05/29 キンランとウゴツクバネウツギ




キンラン Cephalanthera falcata

数は少ないが、運が良ければ道端で出会える。
よく似た白いタイプも見かけ、ササバギンランかと思ったら、工藤茂美先生によると、
ユウシュンランとのこと(写真は省略)。

ミヤマカラマツ Thalictrum filamentosum var. tenurum

山頂部や渓谷沿いの林中に生育している。

2020/06/01 キンラン                         2020/05/28 ミヤマカラマツ
 


エビネ Calanthe discolor

2020/05/28 エビネ                           2020/05/28 ヤマシャクヤクの群生
 



ヤマシャクヤク Paeonia japonica

よく目立つ花だが、雨の多い時期に咲き、しかも開花している(蘂が覗いて見える)のは僅か二、三日と短命なので、
開花シーン遭遇は運次第。
男鹿の山には比較的多いが、山盗りは厳に慎むこと。

ヤマシャクヤク 2020/06/01



イチヨウラン Dactylostalix ringens

中腹より上に多い。意外に地味なので見過ごしやすい。

ギンリョウソウ Monotropastrum humile
ツツジ科、腐生植物。男鹿には無いものと思っていたら、2020年、山頂部で見つけた。

2020/05/28 イチヨウラン                      2020/06/13 ギンリョウソウ
 



ホウチャクソウ Disporum sessile

かつてユリ科だったが、現在はイヌサフラン科、前頁のチゴユリと同じ属。
次のナルコユリ類に似た雰囲気だが、分類学上は離れ離れになってしまった。

2020/06/01



ミヤマナルコユリ Polygonatum lasianthum

かつてユリ科だったが、現在はキジカクシ科、アマドコロ属。

2020/06/09



ユキザサ Maianthemum japonicum

かつてユリ科だったが、現在はキジカクシ科、マイヅルソウ属。
なお写真は割愛するが、男鹿三山にはマイヅルソウも多い。

ギョウジャニンニク Allium victorialis subsp. platyphyllum
かつてユリ科だったが、現在はネギ科。
かつて男鹿三山には多いとされたが、乱獲が祟り、最近はさっぱり見かけない。

2020/06/01 ユキザサ                         2020/06/13 ギョウジャニンニクの花
 



トケンラン Cremastra unguiculata

次のサイハイランと同属。「杜鵑蘭」と書くが、
これは花につく紫色の斑点を鳥類のホトトギス(杜鵑)の胸から腹部にある斑紋に喩えたとされる。

分布域は限られ、開花は一週間程度と短命なので見過ごされることが多い。
秋に出葉して越冬。葉は花の頃に枯れだすという変わった生活史を持つ。

2020/06/13 トケンランの群生

 


2020/06/13 トケンラン                        2020/06/21 サイハイラン

 



サイハイラン Cremastra appendiculata

林の中に比較的多いラン。一見、枯れたような形と色合いだが、近づいて下から見ると意外に綺麗だ。
トケンランよりも少し遅れて咲く。

コケイラン Oreorchis patens
毛無山では中腹より上で多く見かける。

場所によってはデワノタツナミソウの花カーペットの中から咲くと言う珍しい花風景を呈する。

コケイラン 2019/06/15                                                                             デワノタツナミソウ 2019/06/15
 



デワノタツナミソウ Scutellaria muramatsui

分布域は新潟以北の本州日本海側の山地だが、最初に発見されたのは男鹿と聞く。
毛無山や真山の登山道沿いでは、青紫の絨毯を敷き詰めたように咲き、
これはオオサクラソウと並び、男鹿を代表する花風景と思われるが話題になることは無い。
初夏に一斉開花した後、秋遅くまで残り花を見かける。

2020/06/21 デワノタツナミソウ群生



スズムシソウ Liparis makinoana
希少種なので、生育場所は内緒。もし見かけても採取は言語道断(盗っても庭での栽培維持は困難)。
そっとしておいて欲しい。


2020/06/13




ジガバチソウ Liparis krameri

コバノフユイチコ(マルバフユイチゴ) Rubus pectinellus
地べたを這うように生えるが、一応、低木。実は冬ではなく、真夏に成熟する。
フユイチゴの名は、実に関係なく、常緑葉で冬に枯れないことによる。

2020/06/21 ジガバチソウ                        2019/06/15 コバノフユイチゴ
 



アオヤギソウ Veratrum maackii var. parviflorum
シュロソウ Veratrum maackii var. japonicum ? 
男鹿の山林には、山麓から山頂まで、↓のようなシュロソウ科の仲間がいっぱい生えている。

図鑑を見ると、花が紫褐色のものをシュロソウ、黄緑のものをアオヤギソウと呼んでいるが、
ここには両方が混生しており、中間的な色合いのものも有る。何と呼んだらいいものやら。
 

アオヤギソウ? 2020/06/21                      シュロソウ? 2020/06/21
 


この時期、咲く花としては他にニッコウキスゲ(一説ではトビシマカンゾウ)がある。
毛無山の海に近い斜面に有り、道路から辛うじて見えるものの、場所が急傾斜の岩場なので近寄れず、
いまだに確認できていない。


(6)盛夏編へ続く。
 

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コメント
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