(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)
New 高館山で青い宝石探し・他の花編(2022年4月6日)
New 高館山で青い宝石探し・雪割草編(2022年4月6日)
三度目の高館山(2017年4月6日)
再び、鶴岡の高館山へ。 (2020年3月30日)
New 雪割草を探して高館山・後編(2022年3月29日)
New 雪割草を探して高館山・前編(2022年3月29日)
鳥海山に誘われ、二度目の高館山。(2017年3月26日)
2018年3月20日の高館山
2021年も3月19日は高館山だった。(2021年3月19日)
春の花を見に高館山へ。2 (2020年3月19日)
春の花を見に高館山へ。1 (2020年3月19日)
初めての高館山(2017年3月19日)
庄内でユキワリソウとオウレンを見た。(2019年3月10日)
2022/04/06 シュンラン(左手前はカタクリ)
2017/03/26 シロキツネノサカズキモドキ
2021/03/19 オオミスミソウ
以上。
(本頁は「春の花を見に高館山へ。1」の続きです。
2020/03/22 初回アップ。2023/03/26 修正の上、再アップ。)
明るい雑木林の中をあちこち彷徨い、別の花を探す。
ショウジョウバカマとカタクリ蕾
今の時期はカタクリやイチゲ類などスプリングエフェメラルが盛りだが、今年はどうしたんだろう。
カタクリは丈が小さく、花も小ぶりだった。積雪が少なかったのが影響しているのだろうか。
カタクリ カタクリとキクザキイチゲ
ここのキクザキイチゲはおおむね三色だ。
カタクリとキクザキイチゲ キクザキイチゲ濃色タイプ
スミレ類は目覚めたばかり。
スミレサイシン ナガハシスミレ
湿った場所に行くと・・・
チャルメルソウ ニリンソウ
ミヤマカタバミ
行儀の悪い誰かがミカンや柿の皮を投げ捨てて行ったのか。けしからんな。と思ったら、
早春キノコのベニチャワンタケだった。
ベニチャワンタケ
こちらもキノコの一種、シロキツネノサカズキモドキ。
早春の限られた時期にだけ現れるスプリングエフェメラルのようなキノコだ。
樹木は、何故かマルバマンサクの花を見なかった。
オオカメノキは蕾が見え出していた。
木や草の実。
ヒメアオキ ジャノヒゲ
昼頃、下山したら、月山が見えるようになっていた。
大山公園から月山を望む。
大山町郊外から望んだ月山。
庄内からの鳥海山は相変わらず舫っていたが、帰り道、秋田県側に入ったら見えるようになった。
にかほ市小滝付近から見た鳥海山。
( 2020/03/21 初回アップ、2023/03/25 修正の上、再アップ)
今年(2020年)の冬は異常に雪が少なく、春の進行も早かった。
鶴岡の高館山は雪割草で有名だ。ここには本来ならもっと早く行く筈だったが、
二月中旬以降、コロナではなく、体調不良(原因不明の鼻出血)や天候不順ですっかり出遅れてしまった。
3月19日は体調も良く、珍しく一日、天気が持ちそうだったので出かけてみた。
秋田市を5時半に出発。7時半頃、登山口の大山公園に到着。
公園手前の民家庭先では白梅が満開だった。
秋田に較べたら、さすがに南国だ。一足早く春の気分に浸る。
大山公園から高館山を望む。
大山公園から八森山に登り始めると、月山は靄で見えなかったが、
大山の街並みや南側の山なみが望めた。
山なみは左から金峰山、母狩山、湯ノ沢岳だろうか。
山道を歩き出してすぐコシノカンアオイの花に遭遇。
コシノカンアオイは秋田では珍しい花なので、もう一枚。
更に登ると、岩団扇や春蘭が多くなったが、咲いていたのはごく僅かだった。
オオイワウチワ シュンラン
シュンラン。左手前にカタクリ。
あっと言う間に八森山山頂。
今回は高館山には登らず、南隣の八森山に終始した。
山頂を過ぎると、そろそろ雪割草(オオミスミソウ)のお出ましだ。
この山のオオミスミソウは花がでかい。この株は4センチ近くあった。
花のサイズ、弁の形、花色も、同じ種類とは思えないほどバラエティーに富んでいる。
別場所のコロニーも確認。
こちらのコロニーはカタクリやキクザキイチゲなどが適度に混じっていた。
今回は濃いピンクや青紫の株には遭遇しなかった。
近くで黄連も咲いていた。秋田や庄内ではキクバオウレンが多い。
「2」へ続く。
(本頁は「高館山で青い宝石を探し・雪割草編」の続きです。)
今回、高館山では、雪割草だけでなく、岩団扇の花も愉しみだった。
前回は固い蕾だったが、今回はどうだろう。
八森山の樹林を歩く。
これはオオカメノキの花芽。
ブナの多い雑木林をしばらく進むと・・・
岩団扇は林床に咲き出していた。
オオイワウチワ
ただし今回、花の量はあまり多くなかった。はずれ年なのか。
オオイワウチワ
オオイワウチワ
オオイワウチワの白花
ショウジョウバカマ
シュンランは緑花で見過ごしやすいのだが、けっこういっぱい咲いていた。
シュンラン
シュンランとカタクリ
カタクリやキクザキイチゲなどのスプリングエフェメラルは前回も少し咲いていたが、
今回は量が多くなっていた。
キクザキイチゲとカタクリの混生。
カタクリ
キクザキイチゲ青紫とカタクリ
ところで青い宝石のような花はオオミスミソウ以外にも有った。
キクザキイチゲ青紫タイプ
オトメエンゴサク?
スミレサイシン
ジャノヒゲの青い実
この山には青いものがもう一種、ルリソウも有ったはずだが、今回はまだ咲いていなかった。
他に見たもの。
ミヤマカタバミ
カンアオイの仲間はコシノカンアオイとトウゴクサイシンの二種が見られた。
トウゴクサイシン
コシノカンアオイ
ヒオドシチョウ
今回、ギフチョウを一匹見かけたが、写真には撮れなかった。
ヒオドシチョウは昼飯を食べるために腰かけていた枯れ木に停まり、しばらく逃げなかった。
以上。
この日は青い雪割草を見たくて、山形のとある山に向かった。
高館山のオオミスミソウ
ところが登山口に続く林道に残雪が多く、
その手前に適当な駐車場も見つからなかったため、とある山の登山は断念した。
かわりに先月末行ったばかりの高館山(記録はこちら)に変更した。
この山の名物、雪割草はまだ健在だった。
今回は、前回ほとんど見られなかった青い株を探してみようと思う。
その前に今朝、移動中に見た山岳風景を。
由利本荘市大内インター付近から見た鳥海山。夜明け直前の様子。
にかほ市小滝から見た鳥海山。
庄内平野から見た月山。
この日は高曇りで山は見えたが、空とのメリハリは好くなかった。
高館山に登り始め、城山公園から北の方を望むと、鳥海山は雲をかぶってしまった。
城山公園から八森山の稜線に向かう。
それ(青い宝石)は少し笹薮を掻き分けた日陰の斜面に有った。
最初に見たのが冒頭写真の株だ。
次いで見た株。
オオミスミソウ
日陰ゆえに青が強調された感はぬぐえないが、青い株を見ると言う所期の目的はほぼ達成出来た。
折角来たので、他の雪割草も眺めて行くとしよう。
下池の湖畔沿いにはオオミスミソウの密な群生地があるが、
ここは立ち入り禁止エリアなので遠目に眺めるだけ。
同じ八森山で近くから眺められる場所に行ってみる。
ここは白系ばかりだった。
高館山のオオミスミソウは花の径が比較的大きい。
カタクリやキクザキイチゲの花と比較するとそれがよくわかる。
オオミスミソウとカタクリ
上にキクザキイチゲ、下にカタクリ。
オオミスミソウとカタクリ
ナニワズ
ここではオオミスミソウの隣で早春の小低木、ナニワズが咲いていた。
「高館山で青い宝石探し・他の花編」へ続く。