モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

春の七座山原生林(2022年5月7日)

2022-05-17 | 七座・房住・上小阿仁

(本頁は「春の七座山登山」の続きです。)

七座山の東斜面は杉や広葉樹の巨木に覆われている。
ウィキペディアによると、
これは久保田藩時代に御直山(おじきやま)として保護され、ほとんど伐採されず、残ったものだそうだ。

西斜面は完全な里山だが、西斜面はほとんど原生林のような状態になっている。
林の下草も秋田県内の他の山ではなかなか見られないものが幾つかある。




まずはニリンソウから。
これは県内、どこにでもある草だ。
ここではあちこちでニリンソウが群生しているが、
半月前まではキクザキイチゲやアズマイチゲ、カタクリが咲いていた場所だ(こちら参照)。

ニリンソウの群生






ニリンソウ



ニリンソウに混じって秋田では珍しい花が咲いている。
そのひとつがクルマバツクバネソウ。


クルマバツクバネソウ



クルマバツクバネソウとニリンソウ
 

                                             四葉四弁のエンレイソウ

この山にはエンレイソウも多いが、今回は四葉四弁の個体に遭遇した。

原生林内にはタチカメバソウや猛毒のハシリドコロも多く茂っていた。

タチカメバソウ



タチカメバソウ
 

                                             ルイヨウボタン


ハシリドコロは秋田県内ではあまり見かけないが、ここにはすこぶる多かった。
比較的大型の草なのに、ウィキペディアによると、
「夏先には休眠状態に入るため枯れる。夏から冬までは見ることができない典型的な春植物である。」
とあった。
花は地味な暗色だが、ここでは黄色のタイプも生えている。
今回はもう終わってしまったため、黄色タイプは撮影できなかった。 

ハシリドコロとニリンソウ



ハシリドコロ
 



ハシリドコロの近くにはトリカブトも多く、最強の毒草群落になっている。
そのため、以前はこの場所を私は勝手に『毒ヶ森』と呼んでいた。

一般的なラショウモンカズラは咲き出したばかり。




サワハコベ



林縁の笹薮で割と大型の白いスミレを見つけた。

ヒカゲスミレだった。このスミレ、疎らだが、けっこうな数が生えていた。







七座山は、意外にもスミレの種類が多かった。
前編の権現座(ごんげんくら)への登山中もほとんど切れ目なく何がしかのスミレが咲いていた。

オオタチツボスミレだろうか。
 

                                            オオバキスミレ


スミレサイシン



この山にはスミレサイシンがとても多いが、花はそろそろ終わりころだった。

他にはナガハシスミレやヒナスミレらしきものもあったが、花は終わっていた。
最後に稜線に多かったマキノスミレ。




以上。


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2 コメント

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幼虫は要注意です (迷える羊)
2022-05-23 10:17:16
新緑真っ盛りですね、森林浴を求めて森に出かけて
いますが、油断をすると幼虫が木から下がっている
と背筋がゾクゾクするので要注意です。
植物観察園のラショウモンカズラ、ニリンソウは年々減っています。
迷える羊さんへ。 (モウズイカ)
2022-05-23 13:47:47
コメントありがとうございます。
季節が進み、木の葉が開くと、青虫のようなものが糸を吐いてよくぶら下がっていますね。
取り付かれると確かにいやですよね。
また新葉にびっしりと小さな毛虫が生まれているシーンにも遭遇します。
どちらもいやですが、これらの多くは繁殖期の小鳥の餌になります。
そういつた生態系、食物連鎖のしくみにも思いをはせるシーズンになりました。

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