モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

カテゴリー「野草/夏・秋」の目次

2024年07月07日 | 野草/夏・秋

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】

ブログを始めて三年目になると、
いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、
カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事の配列は主な花の開花順に並べた。)


秋遅く咲く野草。トリカブトにオオニガナ、ヤマラッキョウ。

ススキとエノコログサ他
(ススキ、ヨシ、エノコログサ、キンエノコロ、チカラシバ)

コシオガマは今、何処で何してるんだろう。

初秋の野草探し/2013年鳥海山麓編・・・カテゴリー「鳥海山麓の景物」と共用。
(オニシオガマ、サラシナショウマ、オクトリカブト、ツリフネソウ、キバナアキギリ、メハジキなど)

初秋の野草探し/2016年・森吉太平山麓編
(オクトリカブト、ツリフネソウ、メハジキ、ヒキオコシ、タイリンヤマハッカなど)

初秋の野草探し/2013年・東成瀬編
(ジャコウソウ、サラシナショウマ、クサボタン、ツユクサ、ママコナなど)

夏草のつわもの二種/オオハンゴンソウとハチミツソウ

New 君はナベナを見たかい。
(ナベナ、ハンゴンソウなど)

晩夏の寒風山と秋田市郊外に咲く野花(2017年8月20,21日)・・・「男鹿半島8~10月」と共用。
(オミナエシ、クズ、キツネノカミソリなど)

北国のキツネノカミソリ

早坂高原でキキョウ、オミナエシを見た。(2011年8月9,11日)・・・・・・カテゴリー「早坂高原」と共用。

真夏の山で見た野草(2013年8月2日)
(オニシモツケ、クロバナロウゲ、ヤマユリ、オカトラノオ、カキラン、オオウバユリなど)

ヤブカンゾウの記憶

早坂高原にアヤメの大洪水を見た。(2011年7月2日)・・・カテゴリー「my 花の絶景」、「早坂高原」と共用。

思いがけなく出会った野草二種。(2020年6月30日)
(ベニバナセンブリ、キバナノマツバニンジン)

大草原の小さな・・・みたいなお花畑。(2020年6月12日)
(アカツメクサ、ブタナ、ヘラオオバコ、ノアザミ)

New 今日はアザミの日だろうか。(2024年6月12日ほか)

意外と奇麗な雑草?(ハルジオンとノアザミ)


ヤマラッキョウ
 
                                          キツネノカミソリ

以上。

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今日はアザミの日だろうか。(2024年6月12日ほか)

2024年06月26日 | 野草/夏・秋

6月12日は今年初めて鳥海山に登った(記録はこちら)が、
その帰り道、鳥海ブルーラインを鉾立から少し下った下鉾立付近の道端に
でかいアザミを見つけた。




このアザミ、実は数年前からその存在に気付いていた。

ただしやたらと駐停車できるような場所ではないので何回もやり過ごしていた。
ちらりと見かけた範囲では、鳥海山の固有種、チョウカイアザミとよく似ていると思った。

しかしチョウカイアザミは鳥海山でも割と高いところに生育し、
鉾立ルートを歩いて目にするのは御浜の稜線に近いところ、
標高1500mより上に行かないと出てこない。
ところが下鉾立の標高は900mくらいだ。
当初はチョウカイアザミが部分的に低所に降下したものと考えていた。
ところがこの日、御浜で見たチョウカイアザミはまだ芽を出したばかりのレベルだった


6月12日、御浜(標高1700m)で見かけたチョウカイアザミの芽出し
 

右上写真は2018年7月20日、御田ヶ原分岐付近(標高1700m)で見たチョウカイアザミ開花個体。



チョウカイアザミが開花するのは早くても七月中旬以降と記憶している。

今回は交通の安全を確かめた上で思い切って車を停め、撮影に及んでみた。

6月12日、下鉾立の道端で見た大型アザミ
 



その結果、わかったことだが、

この大型アザミは東北の他の山でも比較的高所に見られるオニアザミのようだった。


この日は大型アザミに縁のある日のようだ。
今度は下界に下りて日東道(日本海東北道)の
西目パーキング(由利本荘市)に立ち寄ったところ、
パーキングの草藪に次のような棘だらけの大型アザミが咲いていた。




 


こちらはアメリカオニアザミ(セイヨウオニアザミ)という帰化植物だ。

我が国の生態系に被害を及ぼすおそれのある外来種(生態系被害防止外来種)に指定されている。
早急に駆除すべきではあるが、危険な棘があるため、素手で扱ってはいけない。
少なくとも皮手袋や厚手のゴム手袋を着用すべきと思う。


高速道を下りて、由利本荘市の田園地帯を走っていたら、
今度は一般的なノアザミが咲いていた。

ただし今日のノアザミの花は終盤モードにさしかかっており、しょぼいものばかりだった。
そのため写真は昨年(2023年6月1日)、由利本荘市の国道端で見た最盛期のもので代替しようと思う。
どうかご寛容頂きたい。




 





以上。

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秋遅く咲く野草。トリカブトにオオニガナ、ヤマラッキョウ。

2023年11月01日 | 野草/夏・秋

秋田は北国のせいか、秋が深まると新しく咲く野草はめっきりと少なくなる。
比較的多く見かけるのはセイタカアワダチソウくらいだろうか。
これは有名な帰化植物だが、秋田では平成時代に入ってから、急に多く見かけるようになった。
日本在来種ではどうだろうか。

比較的遅くまで咲いているのはトリカブトだ。
里山でも沢沿いの湿った日陰地などで散見する。
添付はたぶんオクトリカブトだろう。2011年9月28日、八峰町の里山で見た。
この日は珍しく白花にも巡り合っている。







次にあまり知られていない花だが、二種類取り上げてみる。

以前、10月に由利本荘市大内町の国道105号線を走っていたら、
放棄された水田の奥に黄色い花を見かけた。
今頃、何の花だろう。正体を確かめてみようと、近くのパーキングに車を停めた。
車に積んでいたゴム長に履き替え、放棄水田のあぜ道に入る。

入り口のあたりでは薄紫色のノコンギクと混生していたが、
黄色い花が多く生育している場所はじゅわっと水が浸み出す湿地になっていた。










近づいてみると、この花、頭花はキク科のニガナやジシバリに似て、
けっこうでかく、草
丈は1m前後あった。
オオニガナ Nabalus tanakae だった。

名前はニガナだが、所属する属は、フクオウソウ属という聞き慣れない属名だった。
改訂新版・日本の野生植物(平凡社)によると、
「本州(近畿地方以北)に分布し、山中の湿地にまれにある」とあった。
しかし秋田県内ではあちこちの山あいの湿地で割と多く見かけるようだ。
茎葉は独特の形をしており、
図鑑によると、狭い翼のある葉柄を持ち、頭大羽裂するとの解説。

撮影日は2012年10月9日。

 


続いてもう一種。

こちらは花火で有名な大曲、現在は大仙市のとある湿地で見かけた。




丈は40センチ前後。近づいてみると、花は野草にしては勿体ないくらい奇麗な紫色だった。
ヤマラッキョウ Allium thunbergii だった。

 


改訂新版・日本の野生植物(平凡社)によると、
「本州(秋田県以南)~九州、朝鮮半島、中国、台湾に分布する」とあった。
たぶん今回の生育地は分布の北限ではないかと思われる。
球根(鱗茎)はラッキョウ同様、食用になるとも言われるが、
少なくとも秋田のものは絶滅寸前であり、絶対に食べないで保護して欲しい。
撮影日は2013年10月18日。同じ場所に咲いていたエゾリンドウも添えておく。

 



以上。

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ススキとエノコログサ他

2023年10月10日 | 野草/夏・秋

イネ科植物は風媒花ばかりなので花は地味だし、分類も難しい。
単にグラースとかイネ科雑草としてひとまとめにしてしまえばハイそれまでだが、
トータルボリュームも多く、景観を形づくる点でも重要な存在だ。
中にはススキやエノコログサの仲間のように誰でも知っている顕著なものもある。
せめてそういったイネ科くらいは取り上げてみようかなと思う。

キンエノコロの群生



ススキはどこにでもある植物だが、ありすぎるものだから、

いつでも写せると高をくくってしまい、(野生種の)手持ち写真は今までさっぱり無かった。
もしかしたらまともに撮影したのは今回が初めてかもしれない。

9月下旬、鳥海山麓にて。ススキの群生。









ススキの穂は新鮮な頃は赤みを帯び、光の具合によってドキッとするほど美しいものもあるが、

今回は撮り逃がしてしまった。来シーズン以降の課題としよう。

下左に、
ススキの初々しい穂花の一例(
2010年8月下旬、岩手県で撮影)。

   



右上はヨシの穂花。

ヨシもススキと同様、知名度の高いイネ科だが、穂花はやや薄汚れた感じで、美しさではススキに敵わない。
下写真では手前に群生しているのがヨシ。後ろがススキ。




続いてエノコログサ。

ネコジャラシの愛称でも親しまれているが、
「エノコロ」自体、「犬ころ」の意味なので、ヒトに最も近しいペット両方に通じるイネ科である。

キンエノコロ






ここではただのエノコログサも混じっていた。




 


エノコロのコーナーは全て9月下旬、鳥海山麓で写したものだが、

キンエノコロが異常に密な場所があった。







 





ここは採草地の隅なので特に栄養状態がよいのか。

イヌやネコといっしょに駆け回りたくなる風景だった。

チカラシバはブラシのような穂花を立てて咲かせる。
個人的には、エノコログサと同様、親しみのあるグラースだが、
いざ探すとなかなか巡り合えなかった。

 






以上。

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コシオガマは今、何処で何してるんだろう。

2023年10月01日 | 野草/夏・秋

昔はあちこちで見かけたのに、近頃さっぱり見かけなくなった花がある。
その代表取締役(横綱?)はオキナグサだ。
この花については、拙ブログでも既に複数回取り上げている。
例えば、「われ幻のオキナグサを見たり。岩手ウブウブ編。(2011年5月28日)」、
オキナグサは今何処。」など。

オキナグサがこの方面の植物の横綱?だとしたら、
本頁で扱うコシオガマは大関か関脇クラスに相当するだろうか。

こちらは旧ゴマノハグサ部屋、現在はハマウツボ部屋、
いやハマウツボ科に所属している。

私が子供時代(今から60年近く前)は横手実家から1キロくらい離れた畑に行く途中の道端に生えていた。
この場所は全くの平地、周りは水田や果樹園ばかりの場所だった(現在は国道13号線バイパスに変貌)。
長じて、社会人となってからは、
仕事でよく行っていた大館市の郊外、野球場グランドの隅っこの草原などで見かけていた(約30年前の記憶)。

ところがその後、21世紀になってからはさっぱり見かけなくなった。
何故だろう。
ハードデスクの中を探してみたら、最近では、2009年の秋に出会っていた。
今回はその日に撮った写真を幾つか報告してみる。




 




 





場所は南秋田郡の山間部。撮影日は9月18日となっていた。

この場所(広域農道の道端)はその後も訪ねているが、コシオガマは消滅していた。
跡地はススキやオオブタクサなどの草藪と化していた。
ほぼ同時期、秋田空港のすぐ近くを走る道路の法面でも群生を見かけた。
こちらは道路の構造上、近くに停車できないため、近づいて撮影することは出来なかった。
一、二年後にまた掠めたら、やはり丈の高い草にすっかり覆われてしまっていた。

この植物は他の強壮な草木との競争にはとみに弱く、日当たりが悪くなるとサッサと姿を消してしまうようだ。
秋田県のかつてこの花が生育していたような道端は、
ほぼ100%、ススキやオオハンゴンソウ、オオブタクサ、セイタカアワダチソウなどの

強壮な草に占領されてしまった。
コシオガマは今何処で何をしてるんだろうか。

以上。

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