モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

釣瓶落峠は絶景だった。岳岱もなかなか。(2020年10月27日)

2020年11月12日 | 秋田県北の山

(本頁は「男鹿で見た紅葉、人面蜘蛛、薊畑。」の続きです。)

10月27日の朝、男鹿の隠れたる紅葉ポイントで偶然会った友人から、

「男鹿の紅葉を見たら、次は騙されたと思って釣瓶落峠へ行きなさい。今日明日が勝負です。」と言われ、

半信半疑のまま、その日のうちに行ってみたら凄いのなんのって。

の場所はこうだった。




此処は秋田県北の藤里町と青森県西目屋村との県境。
地図で見ると、白神山地でもかなり奥まった場所という感じ。

それでも男鹿から一時間半も走ったら行けるとたかをくくっていたものの、実際は二時間以上かかった。
理由は太良(だいら)峡谷沿いに走る道路の狭さ。
一応、舗装してあるものの、一車線なのだ。

この日は何故か対向車がやたらと多く、お互いに待避所までバックして譲ったり譲ってもらったり。
これを少なくとも十回以上繰り返し、到着したら正午になっていた。
途中の渓谷沿いの紅葉も素晴らしかった。しかし・・・
いかんせん道が狭くてやたらと停めるわけにも行かず、今回は撮影を見送った。

峠が近づいたら道幅が広がり、やっと停めて撮影出来るようになった。
しかし紅葉としては凡庸な感じ。







そしていよいよ峠の一番高いかなと思うあたりに差し掛かった途端、
見えたのが、冒頭写真と以下の風景。




 





 


これは200年以上昔の謎のトラベラー・菅江真澄も見たとか見ないとか。

ワっ( ̄π ̄;ワタシ自身としてはここ40年くらいの間で見た中では最も壮絶な紅葉だった。

県境トンネル付近の斜面も壮絶だった。




 


県境のトンネルを抜け、青森県側に抜けたら、凡庸な紅葉風景に戻っていたので、
一キロくらい下ったところで引き返した。

紅葉を見終わったら、青空なのに雨がパラパラと降って来た。


その後、雨脚は強くなる一方だった。
次に予定していた岳岱(だけだい)に行くかどうか迷ったが、折角来たのだからと向かってみる。
するとラッキー!!
岳岱(だけだい)到着とほぼ同時に雨は止んでくれた。

ここには藤里駒ヶ岳の登山の帰りに三回ほど立ち寄っている(こちら)が、紅葉時期に来るのは今回が初めて。
なおこちらの紅葉はブナonly、傾斜の緩い斜面なので先ほどの釣瓶落峠のそれとは全く雰囲気が違う。







400年ブナ。どなたかが何年経ってもこの木は名前が変わらないと仰っていたが、

言われてみればその通り。400年ブナの名がついてから、既に40年以上経っているようだ。

400年ブナ                               指揮者のようなブナ
 


上右のブナの木を私はいつもオーケストラの指揮者に見立てている。
ベートーベンの田園交響曲が流れて来るような雰囲気だ。




 


ブナと羊歯




ブナと岩石の共同生命体



 


柿の種号はブナ紅葉に擬態してるようだ。


釣瓶落峠、岳岱の帰りに道路端にある滝に寄ってみた。

滝入口の鳥居                              峨瓏の滝

 


峨瓏の滝と書いて、「がろうのたき」と読むそうだ。




今日(10月27日)は登山はしてないが、
随分といろんな素晴らしいものを見た一日だった。



以上。



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