八塩山では例年四月中下旬になると岩団扇の花が咲き出す。
しかし今年の秋田は異常なまでに雪消えが早かった。
昨年に較べると十日くらいペースが早いように思う。
もしかしたら岩団扇がもう咲いてるかもしれないと思い、4月4日に八塩山へ行ってみた。
八塩山
いつもの鳥居の沢登山口から入山。杉林を抜けたら、雪がびっしりだった。
雪の上に落ちたブナの実
キクザキイチゲ
雪の融けた斜面にキクザキイチゲが一輪だけ咲いていた。
鳥居長根の稜線に取りつく。
稜線はずっと無雪だった。
道の両側にパラパラと岩団扇らしきものが。
オオイワウチワは少ないながらも咲いていた。
こっちを向いとくれ。
この場所は崖っぷち。下に廻って撮るのは危険なので諦め、別株を。
オオイワウチワ
オオイワウチワ。濃いピンクの個体。
イワナシ
稜線の変形ブナ
稜線の変形ブナ
右上のブナが見えて来るとそろそろ急坂も終わる。
山頂台地に到着したら、そこはまだ雪がびっしり残っていた。
ツルアリドオシの実
ツルシキミの実
オオカメノキの芽
山頂台地のブナ林
ブナの根開き
山頂台地の愉しみの一つは鳥海山の眺めだが、今日は霞が有り、よく見えなかった。残念。
一昨年4月23日の鳥海山はこうだった。
以上。
「出羽丘陵に蒼い春を見た。」に続く。
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