モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

いにしえの表庭(2017年6,7月)

2022年07月26日 | ガーデニング/初夏

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

毎年、6月上中旬にはオープンガーデンをやっているのだが、
この時期は山歩きばかりでイエにほとんど居ないし、庭のメンテもほとんどできていない。

人気のバラも無いし、お客様にお見せするレベルからはとうに陥落しているので、
オープンガーデン企画への参加は今シーズンで終わりにしよう。

例年(昨年はこちら)と何ら変わりのない荒れ庭だが、それでも記録だけは残してみた。 

以下、大多数の写真は2017/06/12撮影。






ツタンカーメンのエンドウ豆とスイートピー 

 
                                   ジギタリスとボリジ他

リクニス・フロスククリ Lychnis flos-cuculi
とサルビア・プラテンシス Salvia pratensis

 
                                         トリフォリウム・ルベンス Trifolium rubens

                                   


ここ二年ほどオープンガーデンにいらっしゃるお客様から一番人気があるのは、何故かハッカクレンだ。

今年もその傾向は変わらなかった。株がでかくなりすぎたので、そろそろ株分けしなきゃ。
  
ハッカクレン Podophyllum pleianthum の花

 
  


ハッカクレンの奥はシェードエリア。


うちのシェードエリアは花ではなく葉の色や形、質感の違いなどをマニアックに愉しむエリアと勝手に位置づけている。



A クジャクシダ  B クルマバハグマ  C アマドコロ(斑入り品種)  D ホスタ `ハルシオン'
E エピメディウム・ベルシコロル `スルフレウム' Epimedium x versicolor `Surphureum'  F キバナイカリソウ
 

ホスタ(ギボウシ)`エルニーニョ'

 
                            
ミズヒキ(白花)とホスタ `シェードファンファーレ'


反対側のシェードエリア。



A 隣家の生垣一部(ツゲ)  B フウチソウ(斑入り)  C ホスタ(ギボウシ)`金星'

D ミズヒキ(斑入り、白花)  E クサヤツデ(キク科の山野草)  F キンミズヒキ(野草、黄葉品種)
G イワヤツデ(タンチョウソウ)(ユキノシタ科の山野草)  H ホスタ(ギボウシ)`デボングリーン'
I ニシキシダ(イヌワラビの変種?)  J ミツバ(銅葉品種、ムラサキミツバとも言う)  K ワタナベソウ(ユキノシタ科の山野草)
L 正体不明のアネモネ属  M アシリウム・ビダリー(シダの一種)  N ホスタ(ギボウシ)`エルニーニョ'


再びサニー・サイドに戻って・・・

  
カンパニュラ・サラストロ Campanula `Sarastro'
(青花ホタルブクロの名で流通)
 
                                    ただのホタルブクロ Campanula punctata 2017/06/23


トリフォリウム・ルベンス Trifolium rubens 2017/06/21


オープンガーデンの際、何度も名前を訊ねられたケモケモ花、
トリフォリウム・ルベンスが6月下旬になってやっと満開(?)になった。

この花は成長すると花穂が重たくなり、雨に打たれると倒伏してしまうため、紐で縛り上げなければならない。
ところがそれではみっともないので、今年は物置に仕舞ってあったボールプランタースタンドを使ってみた。
そしたら花束のようになって咲いてくれた。


同時期に咲いた他の花たち。

  
ペンステモン・ジギタリス Penstemon digitalis 2017/06/21
                                       
                                     モウズイカ Verbascum blattaria 2017/06/21



ペンステモン・ジギタリスの隣に新顔の花が咲き出した。

黄色い地味な花だが、これがモウズイカ 。
家を建てた頃、蒔いたものが十年以上のインターバルを置いてひょっこりと咲いた。

6月も末になると、庭は緑の魔境と化す。

2017/06/30


あまりにも鬱陶しいので、庭花の一部を抜き捨てる。
滝のように汗が流れ、ワッと蚊に喰いつかれる。庭に出るのが一番いやな季節の到来だ。

2017/06/30


いっとき花は疎らになる。
  
スタキス・モンニエリ Stachys monieri
2017/06/30
 
                                     アガパンサスの落葉性品種 2017/07/21



7月も中旬を過ぎると、青紫のアガパンサスが咲き出す。

今年は優しい黄色のオミナエシやウィキョウも一緒に咲き出したので、庭が少しだけ涼しげな雰囲気になった。

2017/07/21


2017/07/30



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雨中の庭花(2022年6月30日)

2022年07月01日 | ガーデニング/初夏

南東北より南では、六月中に梅雨明けし、異常なまでの暑さが続いているようですが、
秋田はまだ梅雨真っ盛り。お日様は一週間前、お隠れになりました。
気温も25℃前後なので、猛暑の関東以西とは10~15℃も違います。
ときおりカミナリ様が鳴ったり、雨脚が強くなったりで、どこにも行けません。(T_T)
雨の中、庭で咲いてる花たちを撮ってみました。

ナツツバキ










スモークツリー実







ウィキョウ葉




ホタルブクロ




以上。

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いにしえの実家庭(2016年と2017年初夏)

2022年06月17日 | ガーデニング/初夏

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである(修正の上、再アップ)。


(2016年)6月上旬、横手にある実家を訪ねたところ、
屋敷畑の花コーナーではオリエンタルポピー(オニゲシ)がまだ咲き残っていた。

花畑の製作者は私の母。主に私が秋田市から持ち込んだ苗やタネを増やして咲かせている。
認知症なのにまだしっかりとメンテナンスしている。




オリエンタルポピー(オニゲシ)
 
                                    ジギタリス


この芥子(ケシ)は元々、私の秋田市の庭に植えてあったものだが、狭い庭には向かないようで気息奄々だった。

それが実家に預けた途端に元気回復、一時期は屋敷中を覆うほどに増え広がった。
今は親戚や近所に分けたり、抜き捨てたりしてほどほどに咲かせているようだ。

6月中旬に訪ねたら、今度は別の花が咲いていた。




実家のアリウム類。
早咲きのマウントエベレストは既に実になっており、今はギガンチウムが開花中だった。

 


スイセンノウ Lychnis coronaria

 


続いて2017年の様子。
6月20日に横手実家を訪ねたら、初夏の花が盛りだった。




昨年と較べると、スイセンノウ(酔仙翁)が更に増えていた。

スイセンノウ(酔仙翁)を少しクローズアップで。
ここのスイセンノウの面白いところは花色が一般的なマゼンタ(濃いピンク)だけではなく、
真っ白や淡いピンク、ほろ酔い状態のものなどいろいろ見られる点だろうか。


マゼンタと純白


  
ほろ酔いタイプ (これこそまさに酔仙翁)                           ピンクの株
 


実はこれ、前世紀末にRHS(英国王立園芸協会)から頂いた白スイセンノウ種子から出たもの。
当時は真っ白のスイセンノウが珍しく、国内では入手が難しかったので、わざわざ取り寄せたものだが、
年代を重ねると、優勢?なマゼンタ系が復活してくるようだ。

いろんなタイプが混じり合っている。




これは母の好みなのか、同じナデシコ科のムシトリナデシコやヒゲナデシコが増えまくっている。



ジギタリスもこぼれだね由来。



マトリカリアもこぼれだね由来。




約一週間後(2017/06/28)。
スイセンノウが優位な点は先週と変わってないが、脇役が少しだけ変化していた。



白のムスクマロウ(ジャコウアオイ)。

 


フェンネル(ウイキョウ)も咲き出した。いずれもこぼれダネ由来。


七月中旬に訪ねたら、彼方此方で黄色いユリが咲き上がっていた。

品種名不明のユリ



さすがにスイセンノウやジギタリスは終わっていた。

 


枯れ花は見苦しかろうと思い、撮影後、刈り取る(しかし根っこは残しておいた)。

その後、母は残っていた根っこをほとんど始末してしまった。
気に入ってた花なのに何故。
これも認知症のなせる業か。
(T_T)来年からは今までのようなフラワーガーデンは見られないだろう。

(翌2018年には症状が進み、庭仕事も何も出来なくなった。現在は施設入所中。)


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いにしえの表庭(2014年5月下旬~6月)

2022年06月16日 | ガーデニング/初夏

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである(修正の上、再アップ)。


今年もオープンガーデンの季節がやって来た。
所属している「オープンガーデン秋田の会」としては6月11日から15日をオープンのコア期間としているが、
うちの庭は5月20日から6月20日までだらだらオープンにした。

ところが平日は本業にて主は不在、土日もこの期間はもののみごとに本業出張や私用が入ってしまい、主は不在。
よって奇特にもご見学の方の大多数は解説も応接も無しでご覧戴くことになった。
なおバラは無い。わけのわからん宿根草や一年草が無秩序に植わっているだけだ。 

まずは5月下旬のメイン花壇。このエリアは日なたを好む種類を植えつけている。



構成種各論

ゲラニウム・ピレネカムとペンステモン・ジギタリス(銅葉)           グラジオラス・ビザンティヌス(鉢植え)
 


ゲラニウム・ピレネカムは十年くらい前、札幌の友人からタネで頂いたもの。
それが増えに増えて今では庭を占領するような勢い。今回の庭オープンにあたってはかなりの数の株を抜き捨てた。
私のガーデニングは新たな花を植えるよりも、「引き算」が多い。

うちの庭はバラに限らず、豪華で派手な花はほとんど無いが、コクリコ(ヒナゲシ、虞美人草)だけは例外。

 



こちらは一見、こぼれダネから咲いたように見えるかもしれないが、
自家採りのタネを秋、ポットに蒔き、風除室で越冬、4月に定植したもの。
よって秋田の他の庭よりは少し早く咲く。
最近はタネから育てるガーデニングは流行らないようだが、
私は花色へのこだわりもあり、この花のほか数種類の一年草は毎年タネから咲かせるようにしている。




日なた庭の次はシェード(日陰)ガーデン。

日本の混み合った住宅庭は日なたよりも日陰の方が多いかもしれない。
ここでは花よりも葉ものを多く使っている。
時期的に今は展開したばかりのホスタ(ギボウシ)やシダの葉が新鮮でキレイ。

メインはホスタ `サガエ'。


 

広島の友人宅から輿入れしたハッカクレンに今年は花が付いた。 

ハッカクレンの花アップ。
 


ハッカクレンのバックはホスタ `グレートエクスペーションズ'。ともに鉢植え。
 

上右はクジャクシダ、ちょろっと見える暗い緑はホスタ `デボングリーン'。 

シェードガーデンの深部。植物名は省略。




6月になり、秋田では暑く乾燥した風が吹くようになった。今年は5月以降、まとまった雨の記憶が無いが、

このような旱続きは開花期に乾燥を好むヨーロッパ方面原産植物にはとても好いようだ。
まずは6月アタマのどんじゃらフラワーメドウの様子を。







パーツの紹介。 

サルビア・プラテンシス(元祖メドゥ・セージ)                       ヤグルマギク
 
 

ヤグルマギクとオルラヤ・グランディフロラ。                 ヒナゲシとオルラヤ・グランディフロラ。
 


いずれもタネから咲かせた。  


今日6月15日(日曜日)は秋田オープンガーデンのマックス日なので、朝一の便で東京から帰って来た。

行く前もそうだったが、帰ってきてからも秋田の天気はひどい。それ以上に庭はひどい状況。
常ならば今頃が盛りの筈の一年草や宿根花が異常な暑さ続きで咲き過ぎてしまい、枯れだしたところに、
週末の強雨で地に伏してしまい、惨憺たる有様だった。
おまけに今年はいまだかつて経験したことがないほど
 >≡((((((((((( ̄π ̄; 毛虫が大発生し、今日だけでも軽く五十匹潰した。

風も強く、撮影もままならない。
そんな悪状況にもかかわらずこんな荒れ庭にお出で頂いた皆様に感謝申し上げる。

2014/06/15 惨憺たるフラワーメドウ


 


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初夏に咲く庭木(2022年6月1日)

2022年06月15日 | ガーデニング/初夏

園芸ガーデニングから遠ざかって、早や五年。
庭で咲く草花はめっきり減ったが、

庭木はそのまま。いや以前よりも花付きが良くなったかもしれない。撮影は6月1日。

タニウツギの園芸改良品種。品種名は失念。花は紅色、葉は黄色。










こちらは野生のタニウツギ(2022/06/08 森吉山にて)。




タニウツギ(スイカズラ科)は秋田では山あいの道路端などにごく普通に見かける低木。
田植えの頃に咲くピンクの花はよく目立ち、美しいが、庭には植えるものではないと言われてきた。
何故だろう。
ウィキペディアの該当箇所を抜粋引用させて頂く。
『タニウツギは・・・タウエバナなどの農作の目安にされる異名がある一方、

材木を葬儀の際に骨を拾う箸に利用したことや、花が燃えるように美しく、
花の時季には辺り一面が山火事になったように見えることからかカジバナ(火事花)、
シビトバナ(死人花)、ソウシキバナ(葬式花)などの異名があり、忌み嫌われている地方もある。 』

ツキヌキニンドウ。品種名は失念。




 


こちらはスイカズラ科のつる低木。
以前、十勝の紫竹ガーデンで一目ぼれし(記録はこちら)、自庭にも導入した。
うちでは隣家との境のフェンスに絡ませているが、もっぱら隣家を向いて咲く。
隣家の駐車場から撮影した。

フィソカルパス(アメリカテマリシモツケ)。




元はディアポロと言う銅葉の品種を通販で購入。
ところが三年目で突然、普通の緑葉に戻ってしまった。
どうやらディアポロは緑の親木に挿し木した一枝のようだった。
ディアポロが枯れたので、親木が復活して茂るようになった。極めて生育旺盛な暴れん坊庭木だ。

最後はエゴノキ。

エゴノキなれど花はピンク。しかも枝垂れ性品種。

 


極めて生長が遅く、横に張り出さない。
狭い庭に植える樹木としては優等生かもしれない。


以上。

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