モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初秋の八塩山と東光山。(2019年9月13日)

2020年09月17日 | 東光山・八塩山

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

八塩山は出羽丘陵にある低山で標高713m、地元では山麓は黄桜(植栽)、
山頂部はブナ林が綺麗な山として知られている。

春は草花が豊富だし、秋の紅葉時も含め、何度も訪ねているが、
初夏から初秋にかけての時期には未訪問だった。

今回は初秋にどんな花が咲くのか確認のため登ってみた。
結論から言えば、今の時期、花はさっぱり無かったが、それはそれとして一応記録にとどめておく。

山麓の東由利から八塩山を望む。右に突き出したのは鳥海山。



今回の非合法マップ

 


今回、登りは鳥居長根の痩せ尾根を歩いたが、
花はホツツジが僅かに咲いている程度、
キノコも少なかった。
タマゴタケは今頃の時期、他の山でもよく遭遇するが、ここでは新鮮なものに会えて嬉しい。



鳥居長根の根っこ道                                                                                  新鮮なタマゴタケ

 



山頂台地の端っこに到着。ここから道は平らになる。




山頂台地のブナ林はいつ来ても美しい。




今日は鳥海山がよく見える。今まで登ったうちでは最高かもしれない。


鳥海山
 



北東方向の眺め。左奥の小ピークは保呂羽山。
 



今日は岩手山も見えていた。

左奥は秋田駒ヶ岳、右奥に岩手山。

 


下りは風ぴらコースを歩く。

こちらは沢が近づくにつれ、花が現われて来た。


オオカニコウモリ                                                                                 オクモミジハグマ

 


ジャコウソウ(咲き残り)                                                                            キバナアキギリ
 



風ぴらの沢筋は、春にはサンカヨウやアズマシロカネソウがいっぱいだった(こちら参照)。

今の時期はシソ科の花が多い。ジャコウソウは終わる寸前だったが、キバナアキギリは丁度盛りだった。


キバナアキギリ
 



ミヤマセンキュウだろうか。                                                                        ミズタマソウ
 



この日は八塩山登山が昼前に終わったので、昼からは近くの低山、東光山(594m)にも寄ってみた。

下界から見た東光山



今回の非合法マップ



毘沙門堂の上の雑木林


 


八塩山でも咲いていたキバナアキギリがここではすこぶる多く、全山に群生していた。


キバナアキギリ




他は・・・地味な花ばかり。


オオカニコウモリ                            このトウヒレン属はトガヒゴタイだろうか。

 



花後のシライトソウ                                                                                   ツルリンドウ
 


シライトソウはおそらくこの山が北限だろうと思われる。 

東光山稜線の巨大ブナ。分枝が多いのはあがりこの影響か。

 



タイリンヤマハッカかはたまたカメバヒキオコシか。                              
  オクトリカブト
 

トリカブトの葉は多く見かけたが、咲いてるものはごく僅かだった。 

やはり今頃の時期の低山、八塩山と東光山に限って言えば、花は少ないことがわかった。

山頂からの眺めを三枚。

東光山山頂から鳥海山

 

東光山山頂から日本海と飛島
 


由利本荘市大内町方面の眺め





以上。



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