モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

カテゴリー「男鹿半島6,7月」の目次

2024年07月19日 | 男鹿半島6,7月

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。

すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。

もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、
「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。

というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。

ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)

2019年7月11,22日の男鹿三山

久しぶりの男鹿毛無山。(2020年7月18日)

七月初めの男鹿毛無山はどうだろう。(2021年7月3日)

男鹿にデワノタツナミロードを見た。(2020年6月21日)

雲霧の男鹿三山を行く。(2021年6月20日)

New 初夏の男鹿に珍花を見た。(2024年6月19日)

2022年、男鹿ラン紀行(6月13,15日)

2022年初夏の男鹿真山(6月15日)

2022年初夏の男鹿毛無山(6月13日)

男鹿の海辺と花(2022年6月13日) ・・・カテゴリー「海辺の花」と共用。

男鹿で野生ラン探し・後編。(2020年6月13日)

男鹿で野生ラン探し・前編。(2020年6月9,13日)

霧と深緑の男鹿三山へ。2(2023年6月7日)

霧と深緑の男鹿三山へ。1(2023年6月7日)

男鹿のチョウセンキバナアツモリソウ他。(2020年6月1日)


2020/06/13 トケンラン




2020/06/21 出羽ノ立浪ロード


以上。

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初夏の男鹿に珍花を見た。(2024年6月19日)

2024年06月28日 | 男鹿半島6,7月

今日は久々に稀少植物・保護巡視活動(パトロール)で男鹿三山に行った。
男鹿三山は低山ながらも植物の種類が豊富で稀少植物も多い。
初夏になると他の低山では花はとても少なくなるものだが、
男鹿ではランの仲間が数種類咲いているし、
男鹿で発見された花のひとつ、デワノタツナミソウ(シソ科)がちょうど見頃を迎えているはずだ。
門前から五社堂へ駆け上がる。




このあたりの雑木林は春は花の宝庫だが、さすがに今の時期は花が少ない。

ウリノキの花



ミツバウツギの実
 


(右上)ホタルブクロの蕾


他にはヒロハアオヤギソウの地味な緑花とオカトラノオの蕾を見たくらいか。

デワノタツナミソウは中腹より上の道端に現れる。
場所によっては青紫の花筵を拡げたように咲くものだが、
今年は花数がとても少なかった。
今年は暖冬で季節の推移も十日くらい早く進んでいる。
したがってもはや終盤モードだった。

デワノタツナミソウ



デワノタツナミソウ
 


(右上)コケイラン

いつも一緒に咲いてるコケイランはほとんどが終わっていた。
ここから先はクモキリソウ属(Liparis)のランが多くなる。 

ジガバチソウ



ジガバチソウ
 


(右上)クモキリソウ


クモキリソウは例年ならば七月以降に咲くものだが、今回は既に咲いている株も有った。

アキタスズムシソウが盛りを迎えていた。
以前はセイタカスズムシソウと思われていたが、2019年に新種として記載された。




 


スズムシソウは終盤モードだった。



毛無山山頂付近で。

ギンリョウソウ
 


(右上)サンコタケ


ひときわ鮮やかなオレンジの奇妙な物体を一個だけ見つけた。

これはサンコタケ(三鈷茸)というキノコの一種で
ひどい悪臭を放つとも聞くが、私の鼻には感じられなかった。


フタリシズカ



自衛隊道路を歩き、男鹿本山の山頂脇を通る。




そののり面で見た花たち。

ヤマタツナミソウだろうか。

 


(右上)ミヤマトウキ

キリンソウ



今日の保護巡視活動(パトロール)だが、入山者にはひとりも会わなかった。

平日で朝、曇っていたせいなのか、
はたまた登山者は秋田駒ヶ岳や鳥海山など高い山に行ってしまったせいなのか。

下山後、安全寺近くのなまはげ大橋から男鹿三山を眺める。




今日はこのあと寒風山を通って帰った。
寒風山の山上から男鹿三山を振り返る。




今の時期、寒風山は花が少なかった。

ノハナショウブ
 


(右上)スズサイコ


ヤマトキソウ



以上。

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霧と深緑の男鹿三山へ。2(2023年6月7日)

2023年06月27日 | 男鹿半島6,7月

(本頁は「霧と深緑の男鹿三山へ。1」の続きです。)

この日のパトロールを終え、昼飯を食べた後は、
毛無山から最高峰・本山の裾を廻り、真山との鞍部、フタツアイまで歩いてみました。
途中、一瞬でしたが、霧が晴れ、本山の姿が望まれました。




以下、順番はいいかげんですが、この道行で出会った花たちを列挙します。

タニウツギ



マルバフユイチゴ
 

                                            ヒメヘビイチゴ


コケイラン
 

                                            コンロンソウ


天然杉
 


サルメンエビネ
 


フタリシズカ



フタリシズカ
 
                                            ヤグルマソウ


オオウバユリ(生育中)



エンレイソウ(実)
 

                                            マムシグサ

次はクルマムグラ、オククルマムグラ。
どちらだろうか。

 


珍しいワニグチソウ。




 


この植物を初めて見たのは確か大学一年の時なので昭和48年、

山形市のとある低山の神社境内でした。
その後はずっと見ていないので、約50年ぶりとなりますか。


ウワバミソウ



秋田ではこの植物を誰もウワバミソウなどとは呼びません。

「ミズ」で通ってます。
男鹿の山、特に真山側の杉林には多いです。
この山菜は保護地以外の山林ならば採っても構わないのですが、
私は植物保護パトロールをやってる手前、大っぴらに採るわけにも行かず、
じっと我慢しました。

下山後、パトロールの事務局長宅にパトロール報告書を出しに寄ったら、
裏山でミズをいっぱい採ったので持って行けと言われました。
その後の私は約一週間、男鹿のミズを食しております。

以上。

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霧と深緑の男鹿三山へ。1(2023年6月7日)

2023年06月25日 | 男鹿半島6,7月

6月7日はどんより曇り空、男鹿三山に至っては雲に包まれていましたが、登ってまいりました。
このお山はチョウセンキバナアツモリソウを始めとした希少植物の宝庫です。
それらの花が盗掘されないように、春~秋は毎日、地元有志がパトロールしております。
曇天なのに私が行ったのは、そのパトロール当番が廻って来たからです。

五社堂に至る999段の石段。



両側の木は深緑となり、参道に覆いかぶさって来ました。

五社堂






最初に現れた花はサイハイランでした。

 



次に見た花。ではなく実はシラネアオイ。




五社堂のあたりはまだ景色が見えていましたが、

登って行くに従い、霧がだんだん濃くなっていきます。

 



やがては道の両側の樹木もこんな感じ。

 



登山者は誰も居ないかなと思っていたら、
ひとりだけ中年の男性が下りて来ました。

霧で何も見えないので、今日は登山を断念しましたと笑っていました。
この日は珍しく、他の登山者にはその後一人も遭いませんでした。
それでも土砂降りの雨が降ってるわけでもないので、パトロール登山は続行しました。

暗い山道に青紫の小さな花を見つけました。
デワノタツナミソウです。




 


全国各地から報告が有りますが、
発見されたのはこの男鹿の山だそうです。
今日は咲き出したばかりでしたが、
少し経つと道の両側がこの花で覆われみごとです(例えばこんな感じ。 ⇒  デワノタツナミロード)。


その後、見た地味な花たち。

光が弱く、撮影には難渋しました。
盲撃ちした中でピントの合っているものを幾つか。

ミヤマナルコユリ



トケンラン
 


その後、霧が晴れて来ました。

スズムシソウ






 
                                           アキタスズムシソウ


霧と深緑の男鹿三山へ。2」へ続く。

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2019年7月11,22日の男鹿三山

2022年08月06日 | 男鹿半島6,7月

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

例年ならば、7月は高山ばかりで、低山を訪ねることは皆無なのだが、
今年は男鹿のお山に毎月、それも二回以上、行くと決めた手前もあり、7月は11日と22日に訪ねている。
まずは7月11日の様子から。
五社堂の登り口はかなり鬱蒼とした感じになっていた。

五社堂の登り口



夏の低山は花がさっぱりの筈なのに、このお山に限ってはそうでもない。

地味なものばかりだが、いろいろ咲いていた。
オカトラノオは五社堂のすぐ上あたりに群生。   
クガイソウは毛無山、オオサクラソウ群生地にて。

オカトラノオ
 

                                          クガイソウ


シュロソウ?  
 
                                             アオヤギソウ?


男鹿の山林にはこのようなシュロソウ科の仲間がいっぱい生えている。

図鑑を見ると、花が紫褐色のものをシュロソウ、黄緑のものをアオヤギソウと呼んでいるが、
ここには両方が混生しており、中には中間的な色合いのものも有る。
何と呼んだらいいものやら。

見慣れぬ木の花を見つけた。

ムラサキシキブ?



何の花かしばらく迷ったが、どうやらムラサキシキブのようだ。秋の実りが愉しみだ。

他には、

ホタルサイコ
 

                                            ホタルブクロ

ホタルサイコは東北では海岸の草原でときどき、
高山では早池峰山で見ている程度だが、五社堂上の低木林林床には比較的多かった。

ホタルブクロは秋田県内では稀にしか見ない。しかし男鹿ではあちこちに咲いている。

ヤマブキショウマ



トリアシショウマ

   
                                                                                                                                                                                ウメガサソウ


樹林帯では地味なラン科が少し。

ジガバチソウ
 

                                          クモキリソウ



7月22日の天気は高曇り、時折小雨がぱらついたが、
朝のうちは視程良好で、海越しに鳥海山が見えた。

男鹿から海越しの鳥海山



男鹿はいつも毛無山ばかりだが、この日は本山、真山も含め、三山掛けをしてみた。

最高峰の本山は、山頂が自衛隊のレーダー基地になっている。
それでも近づいてみたら、道端にイブキジャコウソウやカワラナデシコらしき花が咲いていた。

イブキジャコウソウ
 

                                             キリンソウ


カワラナデシコ



キバナカワラマツバとウツボグサ




山頂部から岩手山、岩木山が見えた。

岩手山は左側の奥。



奥のピラミッド形の山が岩木山。



真山は男鹿三山で唯一、山頂まで行ける山。


真山山頂
   

                                          サワギク(ボロギク)


山頂に至るスギ林の下でサワギクを見つけた。この花、秋田ではなかなかお目にかかれない。

今回、出会った地味なラン科。

コイチヨウラン
 

                                          オオヤマサギソウ 


山麓ではあちこちでヤマユリが咲いていた。

ヤマユリ



以上。

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