モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

鳥海山鶴間池は紅葉してるかな。後編。(2022年10月21日)

2022年11月03日 | 鳥海山/南面

(本頁は「鳥海山鶴間池は紅葉してるかな。前編。」の続きです。)

今回、奥鶴間にはS氏(酒田市在住)の案内で行くことが出来た。

鶴間池から20分くらい歩いただろうか。いざ着いてみると、以前、独りで奥鶴間を探した時とほとんど同じ道だった。
ただし前回は最後の詰め、僅か10m手前くらいのところで引き返していたことが判明した。

奥鶴間から鳥海山山頂部を望む。



奥鶴間の鏡面風景
 



奥鶴間の鏡面風景



奥鶴間の鏡面風景
 

                                          赤い草はミソハギか。


池畔で見たナナカマドの実



オオカメノキの実



再び鶴間池に戻り、避難小屋近くからも池を眺めてみた。

小屋近くから見た鶴間池



のぞき方面を仰ぐ。
 

                                             すると人影が。


マタフリ滝の跡を望む。
 
                                         参考までに初夏のマタフリ滝



最後にまた定番風景を。




ここに来て約一時間経った。さすがに池面にはかすかながら揺らぎが生じていた。


再び勘助坂を。今度は登りだ。坂を登りきると、のぞきの駐車場までの間にへんてこなブナ林が続く。
早朝、通り過ぎた時はうす暗くて見えにくかったが、帰りは明るくなりよく見える。







「へんてこ」の意味は、(1)木の密度がとても高く、枝葉が広がっていない。もやしのような印象。
(2)幹がくねくねと曲がりながら伸びている。
何故こんな姿になったのかはわからない。

のぞき駐車スペースから見た鶴間池



池から這い上がった後、鳥海高原ラインを走り、滝の小屋ルート登山口まで行った。

ここからは雪渓の残りと新雪が同時に見えた。

滝の小屋ルート登山口直下から貝型雪渓を望む。



滝の小屋ルート登山口直下から新雪の山頂部を望む。



新旧の雪を同時に望む。




そして今年の鳥海山にさよならとお礼を呟いて来た。

鳥海高原ライン沿いの紅葉










秋田への帰り道、象潟付近から眺めた鳥海山。鶴間池とはほぼ正反対に位置する。




以上。

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鳥海山鶴間池は紅葉してるかな。前編。(2022年10月21日)

2022年11月02日 | 鳥海山/南面

10月21日は当初、地元秋田市の太平山に紅葉狩りに行くつもりだったが、
前夜になり、降水確率がより低い山形の鶴間池に急遽変更。
未明に出発し、6時ちょっと過ぎにのぞきの駐車スペースに到着した(先行者の車が既に二台有った)。
ちょうどお日様が出たばかりで、鶴間池が見え出していた。

のぞき駐車スペースから見た鶴間池



鶴間池の少し南側を望む。




しかし鳥海山には暗い雲が懸かり、小雨もぱらついていたので、池への降下を躊躇していた。

すると10分くらいして陽気なお年寄り、S氏(酒田市在住)が現れ、
「今日は7時頃から必ず晴れるから一緒に行こう。」とお誘いがあった。
私はいつも単独行ばかりだが、此処はクマさんの気配も濃厚なところだし、
偶にはいいだろうと、S氏の提案に乗っかった。
そして少し時間調整した後、二人で鶴間池へと降下して行った。

勘助坂の上から見た鶴間池



勘助坂を下りようとしたら、S氏の言った通りに鳥海山から雲が取れて来た。

現れた鳥海山は冠雪していた。




勘助坂のブナ林



 
                                               参考マップ



駐車場と鶴間池の標高差は約150m。途中は梯子やロープもある。

勘助坂の梯子
 

                                    勘助坂の坂道。ここはロープ無しでは登りも下りも厳しい。


右上写真は帰り(上り)に撮ったものでモデルはS氏。

鶴間池には、30分もかからずに到着した。

鶴間池の定番風景






池には先客が二名居り、そのうちの一人はfb友のTazawa氏だったのだが、その時は何故かお互い気づかなかった。

早朝の鶴間池は無風で池面にはさざ波も無く、素晴らしい鏡面風景だったが、
鳥海山には薄雲がからみ、なかなか取れてくれなかった。
今年の紅葉は赤みが足りないと皆さん仰っていたが、鳥海山の冠雪が見えたので良しとしよう。

池から見上げた鳥海山
 



池に映る風景



池に映る逆さ鳥海山






S氏から奥鶴間に行こうと誘われ、一旦、鶴間池を離れた。

途中のブナ林はみごとだった。奥鶴間への行きと帰りで見たものをまとめて列挙してみる。

ブナ林



ブナ林



ブナの木
 


ブナ林



ブナ林



ブナの木
 


奇怪なブナの木



これは炭焼き窯の跡だ。




鶴間池のブナ林は原生林と思っていたので驚いた。

昔はこんな山奥にも竈門炭治郎が居たんだと感心する。


後編」へ続く。

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カテゴリー「鳥海山/南面」の目次

2022年02月24日 | 鳥海山/南面

(記事は二地域に分け、二地域ごとに、訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)

【滝の小屋から河原宿経由で鳥海山登山】

鳥海山南面・草紅葉紀行(2018年9月28日)

初秋の鳥海山・滝の小屋から。後編。(2020年9月7日)

初秋の鳥海山・滝の小屋から。前編。(2020年9月7日)

真夏の鳥海山・滝の小屋から。後編(2021年7月31日)

真夏の鳥海山・滝の小屋から。前編(2021年7月31日)

滝の小屋から鳥海山へ。(2019年7月6日)


【鶴間池と二の滝渓谷】

鳥海山鶴間池と二ノ滝渓谷(2017年10月19日)

絶景!紅葉の鶴間池(2008年10月18日)

初夏の二ノ滝渓谷と鶴間池。(2019年6月12日)


2021/07/31 心字雪渓を登る。


2019/07/06 七高山から新山を望む。


2008/10/18 紅葉の鶴間池


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鳥海山鶴間池と二ノ滝渓谷(2017年10月19日)

2021年11月05日 | 鳥海山/南面

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイク、更にレイアウトを変更したものである。

10月も中旬になると、鳥海山の上の方は既に何回か雪を被り、紅葉前線は標高1000m以下まで降りている。
10月19日は紅葉真っ盛りと思われる鶴間池(標高約810m)を約10年ぶりに訪ねてみた(以前訪ねたレポートはこちら)。
この日はわけあって池を二回、訪ねることになったが、一回目は朝7時頃。
空は重苦しく曇っていたが、標高約970mのノゾキ駐車場からは鶴間池がしっかりと見えた。




ここから標高差約150mを一気に下降して行く。

傾斜が急なので鉄梯子やロープの連続

                                  鶴間池名物鉄梯子。                                                                            同じく名物のロープ。
 



だが、30分弱で到着。

平日ということもあり、池には誰も居なかった(念のため、熊除けホイッスルを吹きながら降下)。

鶴間池畔

 


静まり返った湖面には鏡のように紅葉や廻りの景色が映っていたが、

鳥海山の上半分は雲で見えなかった。紅葉の色づきはイマイチ。2008年には敵わなかった。
周囲のブナ林には
獣のような形のブナが有った。

 


鳥海山が見えなかったのは残念だったが、こんな鶴間池もあるさと早々にノゾキに這い上がる。

ここで今回の非合法マップ。

         (二ノ滝渓谷付近)                      (鶴間池付近)
 


鶴間池から這い出した後は鳥海山の登山ルートのひとつ、二の滝登山道を歩いてみる。
一の滝を皮切りに次々と滝や渕が現れる。 

一の滝                                                                                                              二の滝
 

二の滝の上の方



それぞれの滝も立派だったが、
個人的には奥の方にある額絵ノ壺の景観が気に入った。
こちらの本格的な紅葉はもう一週間くらい後だろうか。額絵ノ壺の渕には更に上流の落ち紅葉が流れ着いていた。

額絵ノ壺                                                                                                 額絵ノ壺の落ち紅葉
 


額絵ノ壺



なお二の滝の渓流は地理院地図で確認したら、「南ノコマイ」という名があった。

源流は鳥海山外輪山のひとつ、文珠岳(2005m)にあり、七五三掛付近から始まる蛇石流も源流のひとつ。
 

鳥海湖火山と千畳ヶ原の間を流れる蛇石流。2014/09/27撮影。



蛇石流は鳥海湖火山と千畳ヶ原の間を流れ、南ノコマイとなる。

今回は南ノコマイを仙龍滝まで上り、引き返した。 


この渓流は滝と滝の合間も退屈させなかった。
登山道沿いの樹木や岩がみごとだった。




木の根っこと岩の格闘。




木の根っこと岩の格闘。                                                                         これは「あがりこ」だろうか。

 


此処の不思議な形の樹木(ブナやミズナラ、ヒバ、クロベなど)は見ごたえがあった。
鳥海山北麓の中島台でも同じようなブナが見られ、それは「あがりこ」と呼ばれるが、
かつて炭焼き用に伐採された木の根元から湧き出た萌芽がでかくなったものと聞く。




 


二の滝登山道で見かけた草木の実。どこの山にでもある植物だが・・・ 


ツルアリドオシの実

 


ツルアリドオシの実は二つ目小僧だった。
これは二つの花が融合して実になったからと教えて頂く。


奇妙な樹木や渓谷を堪能しつつ、二の滝ルートを下山したら、
ありゃりゃ。 (´π`;)青空になり、鳥海山が一糸まとわぬ姿になっていた。




折角来たのにこれは勿体ない。

14時近くになったが、(鳥海山の見えるうちに)鶴間池にもう一度下りてみようと決断。
再び、ノゾキに立つ。

14時半頃の鶴間池(ノゾキ付近から) 



なお池は地形の関係で午後から日陰になるので (´π`;)少し焦って降下、

(コースタイムでは30分のところ)二回目は15分だった。

15時頃の鶴間池と鳥海山



下りたら、鳥海山の上の方に新たに雲が被さり、全貌はなかなか拝めなかった。

おまけに池の水面にはさざ波が。
残念だが、こんな鶴間池もあるさ!と妥協。

さざ波の無い箇所を探し、クローズアップしてみる。







 


15時頃、鶴間池から見た鳥海山山頂付近



鳥海山中腹の紅葉。
上の方の落葉した樹木はたぶんダケカンバ。 


ブナ林から池を覗き見る。



今回の鶴間池の紅葉は赤味が少し足りなかった(他の皆さんも同意見だった)。

それでも此処は私にとって絶景であることに変わりは無い。



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真夏の鳥海山・滝の小屋から。後編(2021年7月31日)

2021年08月14日 | 鳥海山/南面

(本頁は「真夏の鳥海山・滝の小屋から。前編」の続きです。)

雪渓登りが終わった後は、薊坂の本格的な地面登りが始まる。
坂の取りつきの標高は約1870m、めざす伏拝岳山頂が約2120mなので、

標高差はわずか250mほどだが、これが (´π`;)年寄りにはけっこう厳しい。
今日のような下界猛暑日には地獄の坂道を這いあがるようなものだった。

二度目の上陸地点には新鮮なチングルマが。



ハクサンオオバコ                                 鳥海山固有種チョウカイアザミ
 


少し登ると、コバイケイソウの群生が現れた。




コバイケイソウの群生。



コバイケイソウは鳥海山の多くの場所では七月の中旬頃までに花が終わっていた(例えばこちら)が、
この場所は雪消えが遅かったようで今が盛りだった。

この斜面にはセリ科も多かった。同定の難しい群だが、いつまでもほにゃららら~では済まされない。
今回、少し気合いを入れて、名前を調べてみた。

ハクサンボウフウ                                    イブキゼリモドキ
 



花だけ見ていると、全く見分けがつかない。上の二枚は隣り合って咲いていたものだ。

なお今回、特に多く咲いていたのはイブキゼリモドキだった。
花は地味だが、まだ未開花が多かったミヤマセンキュウやハクサンボウフウなど同じセリ科の葉っぱの間から、
巧妙に花茎を伸ばして咲いており、識別がとても面倒だった。

イブキゼリモドキをもう一枚                          イブキゼリモドキの葉だけ
 


ミヤマセンキュウも多かったが、花の咲いているものはまだ少なかった。
葉は羊歯のような細かく裂け、ふわふわした感触だ。この種類は秋田では低山にも多い。

ミヤマセンキュウ                                ミヤマセンキュウの葉と蕾
 



薊坂のアザミはチョウカイアザミではなく、ウゴアザミが多かった。

チョウカイアザミ(写真は本ページ冒頭二列目)は坂には少なく、もっぱらその下の雪渓の縁で生育の真っ最中だった。

ウゴアザミに集るアサギマダラ。



ミヤマダイモンジソウ                              オンタデとハクサンフウロ
 


ハクサンフウロ単独で。                             ミヤマアキノキリンソウ
 


さっき登ってきた雪渓を振り返る。




御浜方面を望む。
雲間からちらっと鍋森と鳥の海(右)が見えた。




伏拝岳の稜線が近くなったら、シラネニンジンが多くなってきた。




シラネニンジン                                   オクキタアザミの蕾
 



シラネニンジンもセリ科なので花は他のセリ科と同じ。パセリやニンジンのように細かく裂けた葉で識別する。
オクキタアザミの群生も有った。もうすぐ咲きそうだ。この花が咲くと、鳥海山も秋だ。

今回の鳥海山登山は、はなから山頂(七高山、新山)に行くつもりはなかった。
山頂部に特有の三種類の花を撮ったら、個人的な花のノルマは一応達成とし、下山しようと思った。

行者岳から新山、七高山を望む。



チョウカイフスマ



イワブクロ




ノルマ花の一つ、イワギキョウは今回、花付きがイマイチだった。
時期的なものなのか、日照り続きのせいなのかよくわからない。

イワギキョウ                                     このトンボはオニヤンマのようだ。
 



ミヤマコウゾリナとヨツバシオガマ古花。バックはシラネニンジン。




最後に下山時の雪渓を4シーン。
登る時とはまた別の表情を見せていたので敢えて報告を。













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