モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

カテゴリー「鳥海山/南面」の目次

2024年08月31日 | 鳥海山/南面

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、
「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事は二地域に分け、二地域ごとに、訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)

 

【滝の小屋から河原宿経由で鳥海山登山】

鳥海山南面・草紅葉紀行(2018年9月28日)

初秋の鳥海山・滝の小屋から。後編。(2020年9月7日)

初秋の鳥海山・滝の小屋から。前編。(2020年9月7日)

New 2008年8月12日、鳥海山花紀行・後編

New 2008年8月12日、鳥海山花紀行・中編

New 2008年8月12日、鳥海山花紀行・前編

真夏の鳥海山・滝の小屋から。後編(2021年7月31日)

真夏の鳥海山・滝の小屋から。前編(2021年7月31日)

滝の小屋から鳥海山へ。(2019年7月6日)



【鶴間池と二の滝渓谷】

鳥海山鶴間池は紅葉してるかな。後編。(2022年10月21日)

鳥海山鶴間池は紅葉してるかな。前編。(2022年10月21日)

鳥海山鶴間池と二ノ滝渓谷(2017年10月19日)

絶景!紅葉の鶴間池(2008年10月18日)

初夏の二ノ滝渓谷と鶴間池。(2019年6月12日)



2021/07/31 心字雪渓を登る。



2019/07/06 七高山から新山を望む。



2008/10/18 紅葉の鶴間池



以上。

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2008年8月12日、鳥海山花紀行・後編

2024年08月30日 | 鳥海山/南面

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)
(本頁は「2008年8月12日、鳥海山花紀行・中編」の続きである。)


ふだん運動してないものだから、吃驚した足は途中で何十度となく止まったものの、
いよいよ心臓も止まるかと思う頃、やっと河原宿に到着した。




ガイドブックでは1.5時間とあったが (´π`;)ワタシはたっぷり3時間かかった。

風に揺らぐ花を200枚以上も撮影しながらの登山とはいえ、
体力の衰えはいかんともしがたい。

それでもここまで来れたのは、あのご老人の
「(´π`)♪・・・河原宿は今日あたりが最高に花盛りだろう。あそこのニッコウキスゲは凄い!」
の話があったからこそ・・・。

バックの雪渓は「心字雪渓」と呼ばれる。
 

なのに、うぅぅぅぅ(;゚Д゚)なんじゃ。こりは!
河原宿にはササしか生えてないじゃないか!
花はどこへ行った?

ずっと先に着いて、別の山から降りて来た例のご老人(地元の方)が
「イヤーッ。(´π`;)ミゴトに外れましたなー。」と侘びを入れたが、(-_-;)今更遅い。
意地でも花はないものかと(河原宿)小屋周辺を探し回る。
まずはこれ 。

 


8月9日、蔵王でも見かけた赤みがったシロバナトウウチソウだ。

葉まで赤い株もあった。 




それからアザミの仲間。

ウゴアザミ
 


(右上)別種のアザミかと思ったが、ウゴアザミの変異内のようだ。


これはアザミではない。

ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)



世界中で鳥海山だけにしかないアザミ。

チョウカイアザミ
 


(右上)終わり間近のニッコウキスゲと咲かないまま枯れようとしているコバイケイソウ。

ダイモンジソウ



ミヤマセンキュウ
 


(右上)イワショウブ


期待していた河原宿の花はこの程度だった。
最後にもう一度、河原宿、そして雲に包まれた鳥海山を振り返ってみる。




山で会った爺さん曰く、

「たぶん今日あたりが河原宿は最高に花盛りだろう。あそこ・・・」
のニッコウキスゲ群生だが、
今回、私はずっと下の方、滝の小屋の近くで既に出会っている。

本シリーズの冒頭写真がそれだ。

滝の小屋駐車場下のニッコウキスゲ群生









 





この地の高さは1200mにも満たない。こんな低い場所で、しかも今頃(八月中旬)になって、

何故ニッコウキスゲが咲き出しているのだろう。
此処はたぶん地形や風向の関係で積雪が異常に多く、雪消えが遅いので、
今頃、開花しているものと推察。
それにしても、高山帯の景観がこんな低い場所にも現れるなんて、鳥海山は不思議な山だ。

貝型雪渓とマタフリ沢。黄色い点々はニッコウキスゲ。手前の薄紫はコバギボウシと思われる。



今回のトライアルで私は体力、特に脚力の衰えを痛感した。

が、花を求めて山を歩く気力はまだまだ衰えていないことも解った。
このまま温暖化が進めば、早晩、日本の高山のお花畑は壊滅するかもしれない。
その前に体力を回復し、もう一度、この目で見て歩きたいものだ。

最後に
かつてリバーサルフィルムで撮った鳥海山のニッコウキスゲを三枚。
撮影年月日は失念してしまったが、1980年代の終わり頃~1990年代の初め頃の7月下旬~8月上旬と思われる。
撮影場所はいずれも御浜周辺。

バックは稲倉岳。






右上の隅に写っているのは幼稚園時代の倅と家内。


以上。

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2008年8月12日、鳥海山花紀行・中編

2024年08月28日 | 鳥海山/南面

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)
(本頁は「2008年8月12日、鳥海山花紀行・前編」の続きである。)


花紀行と銘打ったのに、地味な花や名前のわからないものばかり続いてしまった。
そろそろちゃんとした(?)花に行ってみる。







まずはよく目立つ黄色のキク科トウゲブキ 。

 


葉はフキのようだが、
フキ Petasites の仲間ではない。
ツワブキ Farfugium とも違う。

マルバダケブキやオタカラコウと同じメタカラコウ属 Ligularia だ。
東北では月山より北の高山、亜高山帯で見られる。更に北海道から千島、サハリンに分布するとも聞く。

花は残念ながら終盤モードだ。
もう少し早く来てたら、此処は黄色の帯に見えたかもしれない。




続いてハクサンシャジン。







此方はちょうど盛りと言ったところか。
タカネツリガネニンジンとも言う。
低地に多いツリガネニンジンの高山型と言うが、両者の識別は困難。
東北地方の高い山には物凄く多いのでタクサンシャジンと呼ばれる(嘘)。
八月のお花畑の主役だ。
これだけ個体数が多いと、花色もいろいろ有る。

白花タイプ
 


(右上)濃色タイプ


岩場に咲くと更にカッコいい。







もうシャジンはタクサン!と言われそうなので、少しずつ別の花にスライドして行く。

こちら手前はミヤマトウキだろうか。 

 

(右上)中ほどの黄色い小花はミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)。

山母子も捨てたもんじゃない。




次は
だんだんヤマハハコになる。




エーデルワイスのようなミヤマウスユキソウならともかく、

ヤマハハコはふだんならあまり目もくれない花なのだが、
今日はとてもキレイに見える。何故だろう。







お花畑に枯れて立っているのは・・・

ヨツバシオガマ
 


(右上)ハクサンフウロ


クルマユリのある風景。

 


ハクサンフウロとクルマユリにはぎりぎり間に合った。 

此処のお花畑だが、もう十日くらい早く来ていれば、主役はハクサンシャジン(青紫~白)のまま、
トウゲブキ(黄)はもっと若々しく、ハクサンフウロ(ピンク)やクルマユリ(赤)などの味付けも宜しく、
絶妙なカラーハーモニーを奏でていたかもしれない。




この辺で長~い八丁坂の登りは終わりとする。


以上。

鳥海山花紀行・後編」へ続く。

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2008年8月12日、鳥海山花紀行・前編

2024年08月27日 | 鳥海山/南面

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)


(本頁は「 浄土平&怪人はまうつぼさんとの邂逅(2008年8月10日)」の続きである。)

今年(2008年)の夏休みは、蔵王や裏磐梯、吾妻山など南東北の有名な山や観光地を訪ねているが、
花にはあまり会えていない。
クルマで単に通り過ぎただけで、自らの脚で汗して登ったわけでもない。
この一連の小旅行の帰り道、鶴岡や酒田あたりで鳥海山がとてもキレイに見えた。
12日の早朝には南側の登山口、滝の小屋をめざしていた。

滝の小屋駐車場下のニッコウキスゲ群生 



今日は晴れているが、一昨日(8月10日)のように澄み切った晴天とは言えない。

だが登山して花を愉しむには十分だろう。問題なのは(-_-;)自らの気力と体力。

酒田市升田地区から望む鳥海山 



何故なら私は1994年8月を最後にまともな山歩きをしていない。

園芸ガーデニングの方は、15年以上、続けているが、
ほとんど歩かなくなったので、脚力は衰える一方だ。
おまけにここ数年は高血圧&高脂血症を患っている上に
不整脈がバンバンと出たりして、薬漬けになっている。

平らな木道の上を一時間くらい歩くことはあるが、それは脚力アップには繋がらない。

何故か無性に高山のお花畑を見たくなった。
近場なら秋田駒や鳥海、月山があるが、一昨日の印象があまりにも良かったので、鳥海山に決めた。
登山ルートは今まで使ったことの無い湯ノ台口(山形県酒田市の旧・八幡町)を選ぶ。
このルートは現在、滝の小屋のすぐ近く、1200mくらいの高さまでクルマが入れる。
歩き出してほどなくお花畑が始まり、途中の河原宿(約1550m)は鳥海山域で花が最も豊富な場所だと聞く。
今回、それより上は望まない。河原宿でお花畑を見たら、さっさと降りよう。
とは言っても、河原宿までの比高は400m近くある。
ガイドブックでは1.5時間くらいの登りとあるが、脚力の衰えたモウズイカは果たして・・・
クルマで滝の小屋への道を登っていく。




ナラの木の葉が赤みがかっているのが、少し気になる。

日照りのせいならいいけれど、ナラ枯れ病だとしたら(-_-;)タイヘンだ。
鳥海山は雲に包まれ、山頂部は見えなくなってしまった。
脚下に鶴間池を望む。




しし神様が住まうような雰囲気の池。まだ足を踏み入れたことは無い。

秋か新緑の頃、チャレンジしてみよう。 
朝8時。滝の小屋入り口の駐車場は既にクルマでいっぱいだった。




此処の標高は約1200m、鳥海山頂(新山)は2236mだから、
だいたい1000mくらいの登りということになる。
登り始めの登山道はほどよい高さの樹木が直射日光を遮ってくれるので、歩きやすい。




ツルアリドオシ



一緒に歩き出したご老人(地元の方)の話では、毎年、この登山道脇の笹の刈り取りを行っているとのこと。

そのおかげで私のような足弱ハイカーも安心して山歩きが出来るのだ。
謝意を表したところ、
「(´π`)♪たぶん河原宿は今日あたりが最高に花盛りだろう。あそこのニッコウキスゲは凄い!」
との嬉しい情報を頂く。
滝の小屋を境に風景が変わった。




樹木が低くなって、廻りの景色が良く見渡せるようになる。

沢を渡ると植物の種類も変わる。

カラマツソウ
   


(右上)シロバナトウウチソウの芽だし


ハクサンオオバコも有った。

奥の白い花はヒナザクラ、右の丸い葉はイワイチョウ。 




湿り気を好む種類が多いのは、
すぐそこに雪渓と滝があるせいだと思う。




これなら夏の間中、水には困らないだろう。

滝の名前は白糸の滝 。此処は今、春になったばかりだ。
数は少ないが、チングルマが咲き残っていた。

チングルマ 



ベニバナイチゴにも残り花が。




ちなみにこの場所の高度はおよそ1300m程度。

日本アルプスあたりなら亜高山帯にも達しない高度。
こんな低い場所に高山帯や亜高山帯の草木があるということは、鳥海山の気候がそれだけ厳しいと言うことなのか。

雪渓を離れると、しばらく単調な登りが続く。




地図には八丁坂とある。
見晴らしは良いが、足弱心弱には実にしんどい坂だった(上りも下りも)。




キレイな花が咲き出しているのが、せめてもの慰め。
だがここでは心を鬼にして地味な植物にも目を向けてみる。
丈が1mにも満たないナラの木が斜面をびっしりと覆っている。
ミヤマナラはミズナラの変種で上越国境以北の日本海側高山の亜高山帯にだけ見られると言う。
本来ならこの高さはアオモリトドマツ(オオシラビソ)やコメツガなどの針葉樹林になるところなのだが、
この山では極端な多雪や強風のせいで成立出来ない。
かわりにブナ帯の構成種ミズナラが矮性化して斜面を覆っている。
パット見には高山帯のように見えることから、「偽高山帯」とも呼ばれる。

 

(右上)ミヤマホッッジ



ミヤマホツツジはツツジ科。高山にはこの科の低木、矮性低木が非常に多い。

コケモモやツガザクラ、シャクナゲの仲間はポピュラーだが、こんな地味な種類があることも知って欲しい。

次はミヤマヘビノネゴザだろうか。




この斜面にはやたらとこの羊歯が多かった。

日照り続きのせいか葉が縮れている。
羊歯の上に載っている珍妙な実はミヤマハンショウヅルだろうか。




イネ科はさっぱりわからんのだが、これはキレイだった。

ノガリヤス属の何かだろうか。




このスゲは何だろうか。




以上。

鳥海山花紀行・中編」へ続く。

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鳥海山鶴間池は紅葉してるかな。後編。(2022年10月21日)

2022年11月03日 | 鳥海山/南面

(本頁は「鳥海山鶴間池は紅葉してるかな。前編。」の続きです。)

今回、奥鶴間にはS氏(酒田市在住)の案内で行くことが出来た。

鶴間池から20分くらい歩いただろうか。いざ着いてみると、以前、独りで奥鶴間を探した時とほとんど同じ道だった。
ただし前回は最後の詰め、僅か10m手前くらいのところで引き返していたことが判明した。

奥鶴間から鳥海山山頂部を望む。



奥鶴間の鏡面風景
 



奥鶴間の鏡面風景



奥鶴間の鏡面風景
 

                                          赤い草はミソハギか。


池畔で見たナナカマドの実



オオカメノキの実



再び鶴間池に戻り、避難小屋近くからも池を眺めてみた。

小屋近くから見た鶴間池



のぞき方面を仰ぐ。
 

                                             すると人影が。


マタフリ滝の跡を望む。
 
                                         参考までに初夏のマタフリ滝



最後にまた定番風景を。




ここに来て約一時間経った。さすがに池面にはかすかながら揺らぎが生じていた。


再び勘助坂を。今度は登りだ。坂を登りきると、のぞきの駐車場までの間にへんてこなブナ林が続く。
早朝、通り過ぎた時はうす暗くて見えにくかったが、帰りは明るくなりよく見える。







「へんてこ」の意味は、(1)木の密度がとても高く、枝葉が広がっていない。もやしのような印象。
(2)幹がくねくねと曲がりながら伸びている。
何故こんな姿になったのかはわからない。

のぞき駐車スペースから見た鶴間池



池から這い上がった後、鳥海高原ラインを走り、滝の小屋ルート登山口まで行った。

ここからは雪渓の残りと新雪が同時に見えた。

滝の小屋ルート登山口直下から貝型雪渓を望む。



滝の小屋ルート登山口直下から新雪の山頂部を望む。



新旧の雪を同時に望む。




そして今年の鳥海山にさよならとお礼を呟いて来た。

鳥海高原ライン沿いの紅葉










秋田への帰り道、象潟付近から眺めた鳥海山。鶴間池とはほぼ正反対に位置する。




以上。

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