(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものです。)
5月中旬のとある日(厳密には5月11日)、萌え萌えの新緑を堪能すべく鳥海山をめざす。
標高450~500mの中島台の新緑は始まったばかりだった。
中島台入口付近から観た鳥海山。
新緑とは言っても緑一色ではない。場所によっては赤や黄色、白っぽいものまで見かける。
ここの赤味のある新緑はカエデの仲間だろうか。
こういった現象を「春紅葉」と表現することもある。
次いで、ちょっと変わった芽だしだが、
葉が広がると・・・
その正体は・・・
オオカメノキ(ムシカリ)だった。
この時期、木の花ならば、主役はタムシバだろうか。
では
ヒラヒラと蝶のように舞うこの若葉は・・・
ブナ以外の何者でもなし。
ここには奇形ブナ(あがりこ系)が多い。それを目当てのハイカーも多い。
あがりこ大王 燭台
ブナの梢
趣向を変えて、木の虚(うろ)から新緑を眺めてみた。
スプリングエフェメラルは終盤モード。
キクザキイチゲ。照りのある芽だしはオオウバユリ。
周りの緑葉はキクザキイチゲ。
同じ日、中島台とほぼ同角度、にかほ市上坂付近から見た鳥海山。
「逆さ鳥海」のおまけつき。
5月下旬のとある晴れた日(厳密には5月28日)、
鳥海山の北東側山麓を彷徨ってみた。この場所は先の中島台より少し高く、標高は900mくらい。
ブナが凄いなと思うのは
このように雪がドッサリ残っていても新緑を展開する点。
雪の上に落ちた赤い屑はブナの芽鱗。
芽鱗のついた若葉。
ブナ特有の根開き。
以上。
ブナの春は初めて見ます、白神山地のブナの映像
はみますがこれはよくわかります。
モウズイカさん、感謝です。
ありがとうございます。
ブナ林の春は白神や八幡平でも見られますが、秋田市からはちょっと遠い。
私にとっては鳥海山の北麓が近くていいですね。