モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

鳥海山麓で新緑と戯れる。(2014年5月中下旬)

2021年05月18日 | 鳥海山麓の景物

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものです。)

5月中旬のとある日(厳密には5月11日)、萌え萌えの新緑を堪能すべく鳥海山をめざす。

標高450~500mの中島台の新緑は始まったばかりだった。

中島台入口付近から観た鳥海山。

 

新緑とは言っても緑一色ではない。場所によっては赤や黄色、白っぽいものまで見かける。
ここの赤味のある新緑はカエデの仲間だろうか。

こういった現象を「春紅葉」と表現することもある。



次いで、ちょっと変わった芽だしだが、



葉が広がると・・・



その正体は・・・



オオカメノキ(ムシカリ)だった。 

この時期、木の花ならば、主役はタムシバだろうか。



では

ヒラヒラと蝶のように舞うこの若葉は・・・



ブナ以外の何者でもなし。




ここには奇形ブナ(あがりこ系)が多い。それを目当てのハイカーも多い。

あがりこ大王                                        燭台 
 


ブナの梢



趣向を変えて、木の虚(うろ)から新緑を眺めてみた。

 



スプリングエフェメラルは終盤モード。

キクザキイチゲ。照りのある芽だしはオオウバユリ。 



周りの緑葉はキクザキイチゲ。 
 



同じ日、中島台とほぼ同角度、にかほ市上坂付近から見た鳥海山。
「逆さ鳥海」のおまけつき。




5月下旬のとある晴れた日(厳密には5月28日)、
鳥海山の北東側山麓を彷徨ってみた。この場所は先の中島台より少し高く、標高は900mくらい。







ブナが凄いなと思うのは
このように雪がドッサリ残っていても新緑を展開する点。

 

雪の上に落ちた赤い屑はブナの芽鱗。

芽鱗のついた若葉。



ブナ特有の根開き。









以上。


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2 コメント

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春、いいですね! (ふくろう)
2021-05-18 17:44:07
こんばんは、いいものをいつも見られます。
ブナの春は初めて見ます、白神山地のブナの映像
はみますがこれはよくわかります。
モウズイカさん、感謝です。
ありがとうございます。
返信する
ふくろうさんへ。 (モウズイカ)
2021-05-18 19:06:00
いつもコメントありがとうございます。
ブナ林の春は白神や八幡平でも見られますが、秋田市からはちょっと遠い。
私にとっては鳥海山の北麓が近くていいですね。
返信する

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