モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

春の白神山地山麓(2023年4月1日)

2023年04月11日 | 白神山地西部

3月末は南に行った(記録はこちら)ので、4月1日は北に向かった。
最初にめざした大間越は秋田ではなく、青森県になっている。

秋田青森県境から艫作崎方面を望む。






此処はフクジュソウの名所としても知られている。

昔は男鹿やにかほと並んで、春になるといち早く訪ねる場所だったが、
ここ数年はご無沙汰している。
久しぶりに訪ねてみたが、今回はどうだろうか。

(T_T)残念。フクジュソウは終わっていた。

終わり間近のフクジュソウ
 

                                                                                                                             やっと咲き出したばかりのカタクリと終わり間近のフクジュソウ

キクザキイチゲ
 
                                              ヤマアイ

ヤマアイは地味だけれども珍しい植物のようだ。

フクジュソウの後に咲く花たち(ニリンソウなど)はまだ準備中のようで、この日、花にはさっぱり恵まれなかった。

まあ、こういう年もあるんだろう。

大間越は花がさっぱりだったので、秋田に戻り、八峰町の御所の台に寄ってみた。
ここは低山ながらもスプリングエフェメラルやスミレ類、シラネアオイの多いところだが、
この日はまださっぱり咲いてなかった。

御所の台の芝地



登る途中、あちこちでミツバツツジが咲いていたが、これは植栽らしい。




御所の台の上の方から日本海を望む。




沖合にかすかに見える島影は男鹿半島だった。

わずかだが咲いていた花たち。

ミチノクエンゴサク



カタクリ



スミレサイシン



帰り道、能代付近から白神岳を振り返る。




朝は靄でよく見えなかったが、帰り道ではそれが取れ、見えるようになっていた。



以上。

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カテゴリー「白神山地西部」の目次

2023年01月14日 | 白神山地西部

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、
カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)


New 二ツ森から世界遺産のブナを見た。(2019年11月5日)

白神山地・二ッ森の初期紅葉(2020年10月16日)

秋の白神山地・御所の台(2020年10月16日)

New 晩夏の深浦海岸(2014年8月18日)・・・「海辺の花」と共用

初めての白神岳+青池(2017年7月6日)

渚のバルコニー♪で見た花(2013年6月22日)・・・「海辺の花」と共用

初夏の深浦海岸と十二湖。(2015年6月中旬)・・・「海辺の花」と共用

深浦海岸のシーサイドフラワー。(2009年6月上中旬)・・・「海辺の花」と共用

白神山地・二ッ森に絶景を見た。(2020年5月30日)

New 陽春の白神山麓/大間越、御所の台を訪なう。(2019年4月28日)

大間越にフクジュソウを訪ねて。(2017年4月2日)

早春に白神山地山麓を彷徨う。(2018年3月24日、30日)

New 大間越と生態系温室(2022年3月9日)



2017/04/02 秋田青森県境にて。烏賊干し風景。



2020/05/30 二ッ森から岩木山を望む。



以上。


コメント (2)
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二ツ森から世界遺産のブナを見た。(2019年11月5日)

2022年11月14日 | 白神山地西部

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

何で今頃になって・・・と言われそうだが、11月5日、白神山地にある二ツ森を訪ねてみた。
白神山地は周辺部の白神岳や藤里駒ヶ岳には既に登っていたものの、
中心部に近い二ツ森は今回が初めてだった。

目的は世界遺産にも指定されているブナ林の大観。
二ツ森に登るべく青秋林道を走ったところ、舗装されているものの、
前半は急傾斜地のヘアピン続きで、ところどころ道幅が急に狭くなっている。
しかもガードレールが無いので冷や冷やの連続。
夜間や霧の日には絶対走りたくない道だ。

なお沿道のブナは伐採し尽くされたようで、見えるのはスギ林ばかり、
少しは紅葉もあったかもしれないが、うす暗い早朝なのでよくわからなかった。

青秋林道からの眺め。
奥、左側に白神岳(雲をかぶっている)、中ほどに向白神岳、右手前に真瀬岳。



林道途中から見る真瀬岳はかっこいい。白神のマッターホルンとは褒め過ぎか。

真瀬岳(988m)
 
 



林道も上の方に行き、稜線が近づいて来たら、白い幹と枝の樹木が現れた。

ゾクッとするほどの美しさだったが、これはブナではなく、ダケカンバだった。

林道終点近くのダケカンバ林



その後、標高900m辺りから道の両側がうっすらと白くなり、
二ツ森登山口(の駐車場)に着いたら・・・




ここで雪に遭うとは予想していなかったが、さいわいタイヤは交換済みだった。

個人的には今シーズン初めて見る積雪。

非合法マップ。駐車場から二ツ森までの標高差はわずか150m、歩いて一時間弱。



本格的なブナ林は駐車場から歩き出してやっと見ることが出来た。




稜線を歩くと、青森県側の世界遺産核心エリア、ブナの大樹海の大展望が。

奥で雲を被っているのは左が白神岳、右が向白神岳。



核心エリア、ブナの大樹海



一時間もかからず、二ツ森山頂へ。

二ツ森山頂
 

                                            アカミノイヌツゲ


二ツ森山頂から南東側の眺め。
逆光で見えにくいが、藤里駒ヶ岳。左奥には田代岳。



二ッ森山頂は低木林に覆われていた。葉の繁る夏場はそれほど展望は良くないようだ。

白神の山岳やブナ聖地を眺めるには、今回のように落葉後の方が良いかもしれない。
下山はブナの大樹海を眺めながらゆっくりと・・・。

核心エリア、ブナの大樹海



核心エリア、ブナの大樹海



核心エリア、ブナの大樹海。
奥に雲をかぶっているのは岩木山。



核心エリア、ブナの大樹海。
手前にダケカンバの梢。



ダケカンバ
 
                                            ブナ


秋の淡雪だったようで、下山時にはササに積もった雪も融けだしていた。

ブナ林



二ツ森をバックに見たブナ林



帰り道の青秋林道では、
白神岳、向白神岳の雲は取れていたが、
数多の雲の影が山肌にくっきりと映り、まだらな山岳風景になっていた。

奥、左側に白神岳、中ほどに向白神岳、右手前に真瀬岳。



白神岳と向白神岳



向白神岳方面をアップで。



杉林と紅葉



今回、白神山地の紅葉は標高800m以上では完全に終わっていた。
紅葉のピークは標高100~500mあたりまで降下していたが、
いかんせん真瀬川流域ではその大部分がスギの植林地となっており、
紅葉が愉しめる場所はかなり限られていた。と報告しておく。

二ツ森の入り口、一ノ又沢の標高100m付近の紅葉。
 



今日はこの後、三種町の低山、房住山に登った(⇒ こちら)。


以上。

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陽春の白神山麓/大間越、御所の台を訪なう。(2019年4月28日)

2022年05月05日 | 白神山地西部

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

4月28日は、白神山地の山麓を訪ねてみた。

能代市郊外から白神岳(左)と向白神岳を望む。



県境付近から艫作崎方面を望む。大間越海岸はこの少し先。




今日は大間越の少し北まで行き、折り返す。

いきなり地味な植物から始めるが、道端の山林にはこんな花が。

ヤマアイ
 
                                           ウラシマソウ



ヤマアイは地味だが、東北ではかなり珍しい。ウラシマソウはたぶん北限かなと思う。

白神橋から間近に白神岳を望む。



大間越(青森県深浦町)はフクジュソウを観に三月下旬にはよく行く場所(こちら)だが、

フクジュソウの咲いた後はさっぱり行ってなかった。
その後、どうなっているのか、ちょっと気になっていたので、今回、訪ねてみた。

大間越、フクジュソウ群生地の森



フクジュソウの終わった林の下はニリンソウの花の海になっていた。

ニリンソウ



他にはシラネアオイやミヤマキケマンが少々。

シラネアオイ
 

                                         ミヤマキケマン

花はまだ咲いてないが、トリカブトも多かった。

撮影中、山菜取りの方が近くに大勢居たが、皆さんは何を採っていたのだろう。


この日は大間越の後で秋田県側にある御所の台に寄ってみた。
ここは下の方は桜が植えられ、公園として整備されているが、
上の方は明るい雑木林が続き、花の種類も多い処。




今回、歩いたのはオレンジの点線。




上のマップ①から歩き出したら、まず目についたのはヒトリシズカ。

ヒトリシズカ



そのうちラショウモンカズラも混ざって賑やかになってきた。

ヒトリシズカとラショウモンカズラの群生。



ラショウモンカズラ 

 

                                             オドリコソウ

遊歩道沿いにはスミレの仲間が多かった。

ニオイタチツボスミレ



タチツボスミレ
 

                                             ヒナスミレ


アカネスミレ



途中、ニリンソウやシラネアオイも散見したが、既に出ているので省略。

カタクリの咲き残り
 

                                             コキンバイ

オオバクロモジ
 
                                           ナツトウダイ


今回はこの木に魅了された。




合体しそうな木
 

                                          ハタハタで有名な八森漁港。

山の上の方からの眺め。

南側、日本海越しに男鹿半島を望む。左は寒風山、右は男鹿本山。



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早春に白神山地山麓を彷徨う。(2018年3月24日、30日)

2021年03月31日 | 白神山地西部

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

今年(2018年)の三月は白神山地の山麓を二回訪ねている。
初回は3月24日。

白神岳はもろ山麓からはなかなか見えにくい。

県境を越え、JR白神岳登山口駅の近く、白神橋から一瞬だけ見える。
まだ雪で真っ白だった。

2018/03/24 白神橋から見た白神岳。



次いで大間越まで戻り、フクジュソウを観に行く。
昔は斜面が黄色に染まるほど咲いていたと聞くが、今は乱獲ですっかり減ってしまい、この通りパラパラだった。 

2018/03/24 フクジュソウの群生地

 






フクジュソウ                               これはトリカブトの芽出し。
 



この日はフクジュソウ以外に咲いてる花は無かった。

まだ春が浅すぎたようだ。


6日後の3月30日に再び訪ねてみた。この日は晴天で白神山地の山々もよく見えた。
 

2018/03/30 能代市郊外から白神岳と向白神岳(右)を眺める。
 



八森漁港手前から白神山地を眺めると、段丘地形がみごとだ。
 

八森漁港入り口付近から。左の小山は糠森山。
 



八森漁港を過ぎる時、一瞬だが白神のマッターホルン?、真瀬岳がちらりと。 


真瀬岳(988m)
  



県境を越えると海岸風景が素晴らしい。
ここは前年、4月2日、烏賊干しを見た場所だ(こちら)。今日は干してなかった。
 

県境付近から青森県側を眺める。奥の半島先端は艫作崎。
 



大間越のフクジュソウ群生地に到着。

 



この日のフクジュソウはすっかり成熟モードになっていた。
この花の旬の時期っていったいいつなんだろう。
 

フクジュソウ                                                                                                    ヤマアイ(トウダイグサ科)
 


ヤマアイは地味な植物だが、北東北では珍しい。大間越付近の限られた場所で見られる。

こんなキノコも有った。
 

シロキツネノサカズキモドキ                     エゾエンゴサク
 



エゾエンゴサクは男鹿のものと較べると花付きがしょぼかった。

エリアによっては、白花ばかりだった。 

エゾエンゴサク(白花) 



秋田側に戻り、あきた白神駅の近くにある御所の台という低山に登ってみる。 

2018/03/30 御所の台から八森漁港を見下ろす。

  


この山にフクジュソウは無いが、早く咲き出した花たちを少し。
 

カタクリ                                    キクザキイチゲ
 



アズマイチゲ                                
ミチノクエンゴサク
   



このところ山に行ったら草花だけでなく樹木も見るようにしている。
晩秋や早春の季節は、広葉樹が葉を落としているので樹形がわかりやすい。 







とは言ってもこの木は凄まじい生え方だった。 

昔の怪獣ビオランテを想像した。



  

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