モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

真夏の八塩山には何が咲いてるだろう。(2020年8月5日)

2020年08月11日 | 東光山・八塩山

8月5日は家内から登山の許可が出たのに、天気はイマイチ。
雨の心配は無いけれどとても蒸し暑く、しかも靄で視界不良。
こういう日はちゃんとした高山に登っても、景色は見えないし、その前に熱中症でダウンするかもしれない。
よって一時間程度で登れる近場の低山、八塩山(713m)に行くことにした。
この山には春と秋によく登っているが、夏には一度も来たことがなかった。
当然、今頃咲く花に関する情報も無い。ちょうどいい機会なので調べてみることにした。

朝、山麓にある八塩ダム湖から見た八塩山はご覧の通り、もやっていた。




花は何も無いだろうと思っていたら、さにあらず。
八塩山を撮ったダム湖の反対側の斜面にはヤマユリがいっぱい咲いていた。

それも半端な数ではない。いったいどうしたことか。この付近は春に黄桜の名所としても知られている。
ヤマユリは元々有ったものに、観光目的で人工的に植え足したものではないかと推測。




ヤマユリ

 


この斜面には他にヒキヨモギやスズサイコ、ヨツバヒヨドリ、オミナエシ、
カセンソウ、ツリガネニンジンなど草原性の草花も見られた。
取り合えず咲いていたヒキヨモギ、スズサイコを載せておく。


ヒキヨモギ(半寄生植物)                                                                           
スズサイコの花と実
 


次いで杉林に入ると、あちこちでオオウバユリが不気味なとうを立てていた。

オオウバユリ
 


今回の非合法マップ


いつも使う鳥居沢の登山口から登る。




風ぴらコースとの分岐点




風ぴらコースとの分岐点から先は鳥居長根の稜線を直登する。





鳥居長根の稜線の登りはつらい。




この後にロープが現れる。
今日は特にしんどい。一歩進むたびに、( ̄π ̄;息はハーハー、ドッと汗が噴き出す。
(後で分かったことだが、この日、この山の有る東由利町の気温は秋田県内最高で32.5℃だった。
気温以上に湿度が高く、身体には堪えた。)

八塩山本体に花はさっぱりだった。登る途中、出会ったのは変な枯れた花とキノコが数種類だけ。

枯れた花は割といっぱい有った。初めギンリョウソウの枯れた実かなと思ったが、
手持ち図鑑で確認したところ、同じツツジ科の腐生植物、シャクジョウソウと知る。
ただし実になっており、咲いていたのは半月かひと月前くらいのようだ。
この時期に登っていれば花が見られたことだろう(来年以降の課題)。


シャクジョウソウ(実)                                                                              カステラパンのようなキノコ(10センチくらい)
 


赤茶色のキノコ(3~8センチくらい)


初めのカステラパンのようなキノコは昨年9月、女神山でも見ており、アカヤマドリ(食菌)のようだ。

後の赤茶色のキノコは、詳しい友人によると、こちらも食用。
何故か栃木県民に大人気のチチタケ(チタケ)ではないかとのこと。

その後も必死の登りが続く。

 



目の前に上左のような景色が見えてくると、山頂台地に到着。
ここから先は道が急に平らになる。

ふだんなら50分程度で登れる山だが、今日は暑さに負けて休憩が多くなり、東屋まで一時間と少しかかってしまった。

このお山の山頂台地にはブナ林が広がっている。
春や秋はとても気持ちのいい場所だが、真夏のブナ林も割と好かった。

山頂台地のブナ林






                                                                                                                           下山途中、風ぴらの瘤ブナ
 


モヤで山頂からの展望もご覧の通りだった(もちろん鳥海山も見えなかった)。




今回、花はさっぱり。地味なランが少し有ったくらいだ。


山頂に有ったコイチヨウラン
                      ミヤマウズラはまだ蕾
 




以上。



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