モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2024年5月19日、栗駒山山開き・前編

2024年05月29日 | 栗駒山

5月19日は空き家になっている実家のメンテナンスで十文字町まで来た。
ところが屋敷の雑草はまだサッパリ伸びてなかったので、
近くに有る栗駒山に登ることにした。
確か今日はこのお山、山開きなのだった。

須川高原入り口付近から栗駒山と展望岩頭を眺める。




朝6時半頃に須川温泉に到着。
秋田側の登山口駐車場には先行車が一台止まっているのみ。

山開きの神事は9時からと聞いていたが、それに関係なく7時少し前から登り始めた。
歩き出して数分で須川温泉を振り返る。今日は西にぼんやりと鳥海山が見えた。




西に連なる支峰の秣岳。




北側に大薊山の山塊や焼石岳が見えた。




名残ヶ原に到着。ここでやっと栗駒山の本峰が現れる。





湿原はまだ枯れたまま。枯草の間から顔を出したのはタテヤマリンドウだった。

この花、朝は花を閉じていたので目立たなかったが、
帰り道では満開になって自己主張していた(写真は下山時撮ったもの)。







小山なれどみごとな岩山の剣岳を横目に樹林帯に入る。




ナナカマドは新葉を展開中。




樹下には、小低木のイワナシが開花中。




アキタブキ
 


(右上)この芽出しの正体はノギラン(キンコウカ科)だった。

花は地味で話題にもならないが、芽出しはバラの花のように美しい。

あちこちでミズバショウが群生していた。




コバイケイソウ(シュロソウ科)の芽出し
 


(右上)エンレイソウ(こちらもシュロソウ科)は開花中。

苔花台より先、三途の川渡渉点までの間、
多く咲いていたのはショウジョウバカマ(シュロソウ科)だった。
ここではサンカヨウも群生しているが、花はまだだった。




それでも辛抱強く探していたら、少しだけ咲いていた。




とても可愛いサンカヨウの芽出しを見つけた。

 


(右上)ショウジョウバカマ


樹下ではミヤマスミレも咲き出していた。




ミヤマスミレの白花
 


(右上)ツバメオモト


樹木の花はミネザクラやオオカメノキが多かった。
代表してミネザクラ。




樹下の地味花ふたつ。

タケシマラン



ヒメイチゲ



栗駒山山開き・後編」へ続く。

コメント
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