モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

鳥海山の紅葉はどうだろう。(2014年9月27日)

2021-09-30 | 鳥海山/鉾立・秋

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

前週に月山や秋田駒ヶ岳に行ったら、紅葉が始まっていた。
鳥海山の紅葉もそろそろ見頃かなと思い、9月27日に行ってみた。

天気は好く、眺めもすこぶる良好だったが・・・

紅葉は (´π`; 今ひとつという感じ。
秋に何度も登っているという登山者に聞いても、鳥海山で奇麗な紅葉を見たという話は出なかった。

いつもなら鉾立から歩いて出会った順番に風景を紹介するところだが、今回はいきなり終点に近い御浜、それもお鍋ちゃんから。
(早朝の鳥海山は鉾立から登ると、逆光で景色が見えにくい。今回は太陽高度の上がる御浜まで撮影を我慢した。)

めんこい鳥海山 = 鍋森 1652m



鍋森の右に屏風のように連なる山は笙ヶ岳、二峰、三峰。



お鍋ちゃんと鳥の海との位置関係はこのようになっている。

御浜より見下ろした鳥の海、鍋森。バックは庄内平野、左隅に月山。



今回の非合法マップ




鳥の海の南西側には千畳ヶ原と呼ばれる草原が広がる。

今日は草紅葉がほどよく焼けていた。

御田ヶ原付近から千畳ヶ原を望む。奥の山は月山森(1650m)、その彼方に月山。



庄内平野も草紅葉してるように見えるが、あちらは稲穂の色。




蛇石流(じゃいしながれ)



やがては月光川、吹浦川となる川の始まり付近なのに此処には『蛇石流』とちゃんとした名前がついていた。

最初の仕事は鳥の海(鍋森)と千畳ヶ原を分かつこと。

今日、稜線で出会った草紅葉。

ホソバイワベンケイの草紅葉                           チングルマなどの草紅葉
 


何やらいかつい感じの山が見えた。




北面の武士 = 稲倉岳 1554m



七五三掛(しめかげ)から北の方角を望む。




爆裂カルデラ内の林が色づいている。




七五三掛から新山を望む。




七五三掛より上の紅葉は既に終わったのか、はたまた紅葉しないのか。
よくわからないが、今日はここで引き返すこととする(今回の登山は紅葉の確認が目的だ)。

前回(8月24日、記録はこちら)同様、御田ヶ原分岐から鳥の海方面に向かう。

行く手には笙ヶ岳を控えた鍋森






蛇石流に落ちる斜面の草紅葉はモフモフした感じが心地よい。




鳥の海分岐付近まで降下し、鳥海山本体を振り返る。
左側の山体を刻む渓谷は蛇石流。




あっという間に鳥の海に到着。

前回(記録はこちら)、残っていた雪田は消えてしまっていた。




湖面に草紅葉が映っている。




扇子森



鳥海山本体を望む。



紅葉が不振な理由がひとつわかった。

ご覧の通り、この高さの鳥海山は紅葉する樹木(落葉広葉樹)がとても少ない。
緑の部分は常緑のササやハイマツばっかしなのだ。
これでは紅葉したくても出来ない。

鳥海山、鳥の海、草紅葉を眺めながら昼餉をしたたむる。







斯様に素晴らしい大自然の景色の中で自分はしばし至福のひと時を過ごしていたが・・・

ちょうど同じ頃、長野岐阜県境の御嶽山が噴火していた。
このことは下山後、車のラジオで知った。実は鳥海山も活火山で40年くらい前に噴火している。他人事とは思えなかった。
犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げる。




鳥の海に別れを告げ、帰途につく。
かと思うと、逆にこれから入る人も居る。




鍋森も見る角度によって少し形が変わる。


鍋森



笙ヶ岳の斜面のシェイプはいつ見ても綺麗だなと思う。

なんか美人のえりあしを想像してしまう。




長坂道稜線から河原宿、賽の河原を経て鉾立に向かう。

県境付近から稲倉岳方面(山形県)を望む。



鉾立付近(秋田県)から望んだ稲倉岳(山形県)と奈曽渓谷



鉾立付近(秋田県)から望んだ奈曽渓谷と鳥海山(山形県)



こちらはもう数日したらもっと紅くなるかもしれない。


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初秋の鳥海山・鳥の海編(2021年9月3日)

2021-09-21 | 鳥海山/鉾立・秋

鳥海山千畳ヶ原である花が丁度咲いてる頃なので、9月3日は鳥海山に向かった。
鉾立から入山、賽の河原から踏み跡を辿り、大平ルート・河原宿へ。そこから長坂道稜線に到達。
今日は素晴らしい晴天だったので、鳥海山の姿がよく見えた。
まっすぐ千畳ヶ原に行っても味気ないので、鳥海山本体と鳥の海が同時に見える地点まで、稜線を登り、山岳景観を愉しんだ。

長坂道稜線から見た鳥海山本体と鳥の海



今回の非合法マップ



鳥海山本体



鳥の海(鳥海湖)




稜線の草原



草原のかげに行ったら、北側に稲倉岳が見えた。




西側には笙ヶ岳。




庄内平野の眺め



南に遠く月山



真夏の花たちはほとんど終わっていたが、咲き残りを少し。

オクキタアザミの咲き残り                              遅咲きのヨツバシオガマ
 


ハクサンシャジンの咲き残り




ハクサンイチゲの咲き残り                            
ハクサンフウロの草紅葉
 



リンドウは最盛期で濃いブルーが素晴らしかった。

エゾオヤマリンドウ



ミヤマリンドウ                                   シロバナトウウチソウ
 



ハクサンボウフウ



千畳ヶ原に行くには、鳥の海(鳥海湖)の湖畔を掠めるのが近道だ。
一旦、鳥の海への分岐点まで下がり、木道を進む。

鳥の海に続く道



一度、見えなくなった鳥の海が前方に見えて来る。










孫のような水たまり。                                  扇子森の水鏡
 





この後、千畳ヶ原に向かったが、続きは「千畳ヶ原編」で報告しようと思う。


本編では、この日、帰り道で見た風景も付け加えておく。

鳥海山は朝、晴れていても、日が高くなるにつれて、湧き出した雲に包まれてしまうため、
帰り道にその姿を見ることは極めて稀だ。

しかしこの日は極めて稀に近い日になった。

長坂道稜線から鳥海山本体と鍋森を望む。



長坂道稜線から鍋森を望む。



県境近くからにかほ平野を望む。




県境標。これを越えたら秋田県。

 


奇麗なピンクの木の花
は低地にも多いノリウツギで、本来は白い装飾花が昼夜の寒暖差で赤みを帯びたものと思われる。

ナナカマドの実



鉾立の駐車場。柿の種号の後ろ半分が見えた。



鉾立近くから稲倉岳。



いつも下山時は雲に包まれて見えないが、この日は今年、初めて見えた。


千畳ヶ原編」に続く。


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鳥海山稜線の草紅葉。(2020年10月2日)

2020-10-17 | 鳥海山/鉾立・秋

10月2日、予報では晴れ(てんくらA)の鳥海山に向かった。
早朝、鉾立の駐車場に着いて、山靴を履こうとしたら、どうしたんだろう。
パトカーや消防車が続々と駆け付け、私の両側や近くに停まった。
紅い消防車も一緒なので、 (´π`;)ワタシのスピード違反取り締まりでないのは確かだが、いったい何が有ったのだろう。
鉾立から歩き出したら、鳥海山は出ていた。夜明け間近なので、鳥海山のバックの雲が少し赤くなっていた。





今回の非合法マップ



今回の目的は御浜稜線と千畳ヶ原の草紅葉を見ること(山頂には行く気が無い)。

賽の河原を過ぎたら、行く手の長坂道稜線には朝日が当たっていた。


賽の河原から長坂道稜線を望む。



稜線に辿り着いたら、鳥海山は逆光に輝いていた。




しかし稜線上で鳥海山を見たのは、この日はこれが最後。この後、ただちに雲隠れされた。

稜線上ではガスで景色が見えなくなったので、高山植物の草紅葉を見ることに専念した。


チングルマの草紅葉



紅いのはハクサンフウロ、黄色はハクサンシャジン                                        このチョウカイフスマはまだ緑だった。

 



ミヤマホツツジやハクサンシャジン、ミヤマキンバイなど。



チングルマを主役とした草紅葉はみごとだった。







細かく裂けた黄色っぽい葉はハクサンイチゲだが、咲き残りも有った。

ハクサンイチゲの残り花



もう鳥海山は見えないものと思っていたら、一瞬だけ見えた。鳥の海も一緒だった。
この後は全く見えなくなった。


鳥海山と鳥の海



鳥の海



チングルマの草紅葉と鳥の海
                                                                      ミヤマキンバイの草紅葉
 


キンコウカの草紅葉




ハクサンフウロ



御浜に到着したらガスが濃くなり、鳥の海もほとんど見えなくなった。

今日の御浜



ミヤマウスユキソウの枯れ花ほか                    ネバリノギランとチングルマほか
 


よって御浜や御田ヶ原はさっさと通過し、今日のメイン、千畳ヶ原に下りて行くことにした。




鳥の海分岐手前から鍋森を望む。




ところが途中からガスが雨に変わり、いよいよ何も見えなくなった。

すれ違った他の登山者も今日の予報は晴れと聞いたのになんたることかと不満を露わにしていた。
雨ガッパを着るのは今年初めて。
雨ガッパを着て歩き出したら、雨は小やみになり、千畳ヶ原が再び見えて来た。


鳥の海分岐手前から千畳ヶ原方面を望む。



蛇石(じゃいし)流れを渡ると千畳ヶ原が始まる。




千畳ヶ原はこんがり草紅葉。」へ続く。


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紅葉と初冠雪の鳥海山へ(2017年10月5日)。

2020-10-07 | 鳥海山/鉾立・秋

今しがた、鳥海山の山頂部は雪が降ってるとの情報が入った。
このところ下界は晴れか曇りなのに鳥海山には重苦しい雲がかかっていたので、もしやと思っていたが、やはり・・・
早い年ならば九月中に降る。今年は例年並みのペースだろうか。
たまたま初冠雪の鳥海山にアプローチした記事があったので、再アップさせて頂く。


10月5日は晴れたので、毎日が日曜の特権を行使し、昼から急に鳥海山に行ってみた。
山頂まで行くのは時間的にも体調(膝故障中)からも無理なので、途中七合目の御浜までだったが、
初雪と一緒に紅葉も愉しめた。何か得したような気分の山行きだった。

まずは五合目、鉾立からの大観。




稲倉岳と御浜との連結部の辺り。

 


鳥海山本体をクローズアップ。

 


この日の紅葉の神様は奈曽谷より上、標高1500m付近にご滞在のようだ。




20分ほど登ったら、紅葉の上から真っ白な鳥海山本体が顔を覗かせるポイントに到達した。




その後、雲が湧き出して、本体は見えなくなってしまったので、黙々と高度を稼ぐ。

紅葉を前面に稲倉岳。

 


六合目・賽の河原から来し方を振り返る。
仁賀保平野の稲田がよく見える。




賽の河原からまっすぐ御浜には向かわず、吹浦口の河原宿に向かう踏み跡に入り込む。
そこで振り返ったら、ちょっと不思議な水路のようなものを見つけた。




吹浦口の河原宿から先、今度は鳥海湖に向かう道に変更。
ここから先は昨日降り積もった雪が残っていて冬の様相。




長坂道の稜線に到着。




いつもなら此処で庄内側の景色がパーッと開け、鳥海山本体がドーンと現れるのだが、
残念、山頂部は雲に包まれていた。 

お鍋ちゃんこと鍋森。これは溶岩ドームだ。




更に・・・ {{{゚◇゚;}}}ガクガク 稜線は風が冷たい!!

こちらは早速、重ね着で凌いだものの、指がかじかんでしまい、シャッターを押すのも一苦労。
手袋を忘れたことを悔やむ。

稜線を少し進むと鳥の海(鳥海湖)が見え出した。




雲が無ければこんな眺めなのだが・・・ 
↓写真は
2015年10月18日の眺め。詳細はこちら。 




来し方を振り返ると、笙ヶ岳や庄内平野が。
右から三峰、二峰、笙ヶ岳の連なり。左奥に庄内平野。

 


個人的には笙ヶ岳のうなじと言うか足元の辺りが好きだ。檜ノ沢(ひのそ)の源流部 。




さらに稜線を進み、御浜に到着。

ここから北側を眺めると、稲倉岳は筋骨隆々、仁賀保平野もまだ黄金色だ。
御浜から稲倉岳を望む。







南側は御浜定番の風景。鳥の海(鳥海湖)と鍋森 。




今回、稜線付近で遭遇した草紅葉や残り花。

ミヤマキンバイの草紅葉                         ネバリノギランの草紅葉
 


ハクサンイチゲの残り花                                 ミヤマリンドウの残り花
 


チングルマの草紅葉



シロバナトウウチソウの草紅葉                       下山途中、またまた謎の水路。
 


例の不思議な水路だが、鳥海山麓に住む友人、S氏によると、
「小砂川堰」と言って、昔、作られた人工の堰でこの水は奈曽谷の方には向かわず、西の方に流れていることが判明した。

以下、S氏のコメントを引用させて頂く。

賽の河原の水路の末端を探索したことはありませんが、この水が地下に潜って、小砂川地区田んぼのどっかに出てくるんだと思ひます。この辺は、元滝もさうですけど、本滝の上には、石から・カラコと言つて、途中から表面には出て来づ潜っていて、出口につながってます。同じやうに、田んぼに水が最高に必要な4月から8月初めまでの期間、賽の河原の豊富な雪解け水を水路にして、その末端に放流することで、田んぼの水路の水源に繫がってるひとつの水源なのではないかと思ひます。
現在のやうにヘリもないときに、現地に石垣の間知石を背負って行つたか、あのあたりの石を割って石垣を積んだのかは分かりませんが、近年でも、崩れた個所を積み直し、コンクリとかモルタルで補修した後もありますよね。
詳しいことは、小砂川地区の長老たちにでも聞かないと分かりませんが、、、
いづれにしても、小砂川地区は灌漑用水が不足気味の所ですので、1リットルの水でも欲しんだと思ひます。
それにしても、先人たちの水源発見の調査力といふか、それを管理、利用してきたことに頭が下がりますね。 



下山途中、鉾立手前近くまで降りたら、
稜線上では雲を被っていた鳥海山本体が姿を現わしていた。



 
御浜小屋に資材を運搬中のヘリコプターも写っている。 

白糸の滝が見えた。




この滝は賽の河原の水の大多数を集め、奈曽谷に落下する。夏場はほとんど枯れてしまうので、
見過ごすことが多いが、今回は初冠雪とその後の急速な雪解けで復活したような感じだった。 

最後になったが、今回歩いたルートを、非合法マップで。




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初秋の鳥海山。時には山頂まで。後編。(2016年9月3日)

2020-09-06 | 鳥海山/鉾立・秋

(本頁は「初秋の鳥海山。時には山頂まで。前編。」の続きです。)

鳥海山本体の核心に迫る。

外輪山から新山と七高山を望む。
 



新山
 



七高山

 


虫穴付近から今登ってきた外輪山を振り返る。

 



虫穴から大物忌神社への下り                                                                           新山
 



新山との鞍部まで降りたら、新鮮なイワブクロに遭遇。

イワブクロ


チョウカイフスマも有るじゃないか。


チョウカイフスマ



チョウカイフスマ                                                                                             ホソバイワベンケイ
 



神社付近には新鮮なチョウカイアザミも有った。



チョウカイアザミ                                                                                          オンタデ
 

ところで鳥海山の山頂だが、七高山の方は踏んでいるが、新山には行ってない。
理由は花がさっぱり無い点、というよりもばててしまったせいだ。

帰りは千蛇ヶ谷を下ってみよう。

雪渓は消失していた




と思ったら、少しだけまだ残っていた。
やっと雪渓に辿り着いた。


新山方面を振り返る。                                                                              七五三掛方面の登りを望む。
 
 


こんなにちっこくなった千蛇は初めてだ。


 


付近はやたらとアザミが多かった。


ウゴアザミ



オクキタアザミ                                                                                         ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)

 

ヤマハハコ



千蛇ヶ谷から稜線へと這い上がり、再び扇子森の小祠へ。


 


長坂道稜線からの鳥海本体と鳥の海、午後姿。 






鉾立間近から稲倉岳。




翌9月4日もよく晴れ、秋田市からも鳥海山が見えた。

朝の鳥海山とこまち6号三態。











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