(本頁は「2025年4月10日、鳥海山と荒倉山・後編」の続きである。)
4月10日は山形県鶴岡市の荒倉山(307m)に登った後、同じ県内のとある山に寄ってみた。
この山には雪割草(ミスミソウ)が生育している。
この花はよく盗掘されるが、それを防ぐ意図なのだろうか、
この花が咲く季節に登った登山者はこの山の名を伏せる傾向がある。
私も一応、それを踏襲させて頂く。
今回は登山口の集落に到着したら、
昨年夏の水害で集落から登山口までの林道が通行止めになっていた。
半ば予想していたものの、林道入口の道端に駐車し、林道をテクテク歩き出した。
すると林道には何ら問題は無かったが、反対側の登山口に土砂崩れがあり、
縦走は出来ないとの案内が出ていた。
林道を歩き終わり、登山道を登り始めたら、
最初に咲いていたのはユキバタツバキ。
このツバキはヤブツバキとユキツバキの雑種と言われる。
(右上)ヒメアオキ
道端にはドングリがいっぱい落ちていた。
それは発芽というよりも発根の真っ最中だった。
ドングリはまずは根を一本伸ばし、それが地に着いたら、殻が割れて子葉を広げるように見えた。
シュンランは既に咲いていた。
キクザキイチゲ
(右上)キクバオウレン
五合目あたりで、シナノキの古木が突き出していた。
この木は上下どちらから見てもトリケラトプスのようだなと思う。
この木の下は屈まないと通れない。
その後、鉄梯子を登り、振り返ると初めて樹林以外の景色が見えた。
近くの大木の根元のくぼみにミスミソウが生えていた。
(右上)ミスミソウをアップで。
ミスミソウは初め白ばかりだが、
上に行くに従い、薄いピンクや青紫のものも現れる。
青紫や紅紫の濃いものも散見するが、花は小ぶりで、個数も1,2個と少ない。
今日見た最も濃いピンク。
(右上)今日見た最も濃い青紫。
濃い青紫の隣に咲くのはキクバオウレン。
今日は朝、鶴岡の荒倉山に登っている。
とある山はこの日、二つ目の山なので、けっこう疲れてしまった。
雲が濃くなってきたので山頂まで行っても展望は期待できない。
今日の目的は雪割草だった。
それをほぼ見たので、今日は八合目までで終わりとした。
以上。
【追記】
今回のgoo blog閉鎖のお知らせはまことにショック、無念でありました。
しかしいつまでも嘆いてばかり居られません。
今日の昼、はてなブログへの移転を決断し、
まずはIDを登録、テスト頁を作成してみました。
新ブログは ⇒「モウズイカの花紀行」です。
きっかけとなったのは↓の頁です。
https://blog.hatenablog.com/entry/import_gooblog2025
これから徐々に中身を充実させて行く所存です。
goo時代同様、ご愛顧賜りますようお願い申し上げます。